放置しすぎた・・・。


世界は、ファンタジーなんだけど、人の内面を描いている作品です。

正直、中途半端な小説より断然面白い作品です。

「キノの旅」


まず、ライトノベルに偏見のある人は、改めましょう。

確かに、現実世界に近い設定が少ないので子供向けのような感覚に陥るのは分かる。

でも、小説でも稚拙なものもあるように、ライトノベルでも重厚なものもあるんです。

この作品はそんな一本です。


基本になるのは、短髪で若い旅人「キノ」とモトラドの「エルメス」が旅をする物語。

物語が進むにつれて、さらに基軸となる旅人が増えたりします。

現在の世界状況とは違った世界設定のなかで進みます。

まず、国は基本的に城壁に囲まれた隔離された土地であり、RPGのような設定です。

モンスターは出ませんが、旅には危険がつきまといます。

なぜなら、旅の途中には「人」がいるからです。

この意味は、読むとすごく分かります。

とは言え、物語の大半は国を訪れて体験したことになります。

この作品の中で、国は文化、文明レベル、倫理観などがそれぞれ独自になっています。

その設定が、絶妙に人の裏側を刺激するようになっているのが良い。


また、「キノ」は決して各国について否定も肯定もせず、自分に利益があるか否かで反応を決めます。

それは、たとえ倫理的に問題があることであっても、自らになんら関りのないことを否定しません。

そんな「キノ」の感情がたまに見え隠れするのが作品に厚みをもたせてもいます。


最後に、この作品を語るためには「あとがき」の存在を無視できません。

とにかく、趣向を凝らしまくっています。

最後に載ってるかどうかするら分からないほどに・・・。

これも、読んで実感してください。

楽しいです。


「好きだ」が言えないもどかしさ・・・。


リアリティのある、恋愛映画です。


物語は、大きく2つに分かれてます。


①高校生時代

②30代になってから


主人公は、2人の男女。

その二人が、1度離れ離れになって、もう一度偶然再会して・・・。


はっきり言って、とても穏やかに話が流れます。

テンポ重視の人は、きっと退屈。

穏やかな恋愛映画が好きな人には、たまらない。


舞台は、①田舎、②都会になっていて、主人公達の成長を物語っているような設定になっています。

変わらないものと、なくしたもの、手に入れたもの、が分かる映画。

主人公も、役者さんだから当然見た目はとても良いんだけど、設定としては特別美人でも不細工でもなく、

成功しているわけでもなく、堕落しているわけでもない。

所謂、普通の人。

だから、多くの人が感じる恋愛をそのまま描けているじゃないかなと感じる作品です。


余談

劇場では、自分の好きだエピソードを書くメモ用紙と掲示板がありました。

それも、作品を引き立ててたと思います。

結局、放置してしまった・・・ガーン


漫画「working!」です。


なんと言ったらいいか・・・ファミレス漫画?バイト漫画?なはず。

1回くらい興味本位で行って後悔するようなファミレスの漫画です。


読めば分かるけど、とにかくキャラが多彩!!!

いきなり、子供(見た目)に勧誘されてバイトはじめちゃう主人公は、「小さいものが好き」とか。

元ヤン、帯刀、最強の男性恐怖症、探偵、空気などなど、他にもいっぱい変な人がいます爆弾

ちゃんと調和が取れてるところがすごい。


思いっきり笑える、脱力系漫画です。


こんな話を読んでみたいなと思っていたときに出会ったのが

短編「失われる物語」


乙一の話を読んだのは、この作品と同じ表題の短編集でした。

そこで、何て美しい表現をする人なんだと感動しましたひらめき電球


この作品では、主人公は視覚、聴覚をはじめ一部の触覚を残して、ほとんど全ての感覚を失う。

これは、一般的に言うとこの情報伝達手段の全てを失ったことになる。

こんなとき、人はどのように考え、どうやって表現するんだろうと、思ってた。

そして、フィクションでいいから、見てみたかった。

それを描いたのがまさしくこの作品だった。


主人公は、時の流れの中で様々なことを思う。

昔、昏睡状態でも意識はあると聞いたことが会ったけれどまさしくそんな感じ。

表現できないだけで、何かを感じているし、決して思考が止まるわけではない。

本当かどうかは分からないが、きっと似たような状態になるんじゃないかなと思わされる流れ星


深々と進む物語の中には、単純さと難解さを織り交ぜたような表現が続く。

その絶妙なバランスにどんどん引き込まれてしまった。



この夏最高の感動作です音譜


いきなりハイテンションですが、いろいろ観た中で一番好きだと思えた作品でした。


映画「サマーウォーズ」


とにかく演出が良かった。

アニメーションとしてのクオリティなら、他にももっと良いものがあるかもしれないけど、それをカヴァーするものがあった。


世界観は、ネット内のOZというシステムで、公共手続きから、ネットゲームまでなんだってできてしまうと言うところ以外は、現代と変わらない。


この「OZ」と言うシステムが一つのポイントになっている。

作者も語っているけど、ここで採用されているアバター(アメブロ)にもあるあの独自キャラクターが、もう一人のその人になって動いてくれる。

デザインも、自由に決められるから、登場人物の内面を反映したものになっている。

これがとってもユカイに動いてくれるのと、内面と外見のリンクを弱められるから、登場人物の現実のデザインの自由度が高くなっている。


もう一つのポイントが、家システムを色濃く残す旧家の面々。

いまどき、はとこなんて会ったことすらほとんどないだろうに、この作品に出てくる家では、一族大集合的なことになる。

やっぱり「おばぁちゃん」には、かなわない空気感が包むのが面白い。

この家族がすごいのは、ほとんどの人が公共の利益に関する職に就いてる。

理由は、武家だから、人のためになるようなことをしろと言う教えかららしい。


そして、この二つのポイントに現れるのは、つながりというものである。

ネットの普及は、コミュニケーション能力の退化に繋がっているという指摘がたまにある。

確かに、面と向かったコミュニケーションは少なくなっている。

面と向かったコミュニケーションを行っていくことで、振り込め詐欺なんかも撃退できるらしい。

そういう意味では、ここの「おばぁちゃん」は最強である。

目を見れば、相手の全てを見通せると言わんばかりの自信を持っている。

相手の本質を眼を見てしっかりと、見極めるのだ。

そして、偉い人とも、長い人生の中でしっかりつながりを持ち、それを維持している。

まさしく伝統的なつながりを絵に描いたような人である。


ただし、ネットをコミュニケーションのツールと観れば、これは明らかな進化である。

たとえ距離がどんなに離れていても、それこそwebカメラなんかを駆使すれば、面と向かって話せる。

全く知らない人と、共通の目的のため協力したり、趣味思考で共感しあったりできる。

自分の言いたいことを、好き勝手書いて、世界中の人に発信できるのだ。

これは、一つのツールである。

この作品でも、OZを通して、普通の男の子が英雄になっていたりする。

これは、ネットというツールにより拡大したコミュニケーションだと思う。


これが上手に絡み合うのがこの作品の素晴らしさだと思う。


作品の中では、OZの世界はある悪意のあるアバターによって、混乱に陥れられる。

これが、現実の世界にも影響を及ぼすことになる。

おばあちゃんと公共関係に勤める家族たち、そして数学オリンピック日本代表になり損ねた主人公である。

このとき、大人たちがゲーム暦の長さを自慢するが、自分を含めて今の大人ってそうだよなと思ってしまった。

それはさておき、おばあちゃんの喝のもと、みんなができることを懸命にやって、危機を救う。

その端々で、家族の中のちょっとした人間関係が見え隠れする。

そして、またつながりを強めていくストーリーになってます。


ちょっと外れるけど、この作品で個人的につぼだったのが、小指を握るシーンアップ

なぜなら、自分の中で幼いころのつながりの象徴として小指を握るというのがあるから。

小さな子供だと、大人の手が大きくて、小指くらいがちょうどいいサイズだから。

だから、なんとなく心細いときに小指を握るとホッとできるって演出が良い。

そして、それを繋がりの象徴の一つとして使ってるのが最高だったニコニコ


CMでも言ってるけど、つながりを確かめたくなる映画です!!