亡くなれた藤田まことさんの冥福をお祈りしつつ、彼が一生のほとんどを掛けて携わった
時代劇「必殺仕事人」
を取り上げたいと思います。
まず、この作品について内容を知らない人はいないと思います。
しかし、これが「必殺シリーズ」の一つとしてはじめ作られたことを知らない人は多いのでは?
しかも、必殺シリーズの別の作品では中村主水は主役ではなく、出てすらいないものも多いのです。
この必殺シリーズが、人気にかげりが見え始め、奇抜な作戦として行ったのが、当時は若手だった藤田まことの起用だったのです。
なぜ奇抜な作戦なのかというと、藤田まことは当時喜劇人として有名だったらしい。
今のように、芸人が市民権を得ておらず、落語がお笑いの中心だった時代なのだから、喜劇人とはいえ今で言えば芸人。
若手芸人が月9のような本気ドラマ枠で主演を果たしたようなもの。
当然、みんな期待していなかった。
しかし、時代劇なのにフンダンに笑いの要素を組み込んだことで人気を博すことになりました。
誰もが知っている有名時代劇となり、長い間愛され続ける作品となったのです。
さて、この作品にはいろんな魅力があります。
それらを一つ一つつづっていきたいと思います。
1.人を殺すというテーマ付け
必殺仕事人が他の時代劇と大きく違う点は、悪いやつらを懲らしめるのでは闇から闇に葬り去るということです。
これは、批判を受けやすいテーマ付けだと思います。
普通の時代劇は、悪事を働こうとする悪いやつらに良い人たちが攻撃されるまさにそのときに主人公が現れ、救ってしかもとても偉い人でしたという展開がほとんど。
でも、仕事の依頼人は大半が死んでいます。
その無念を晴らすために、仕事人も殺すのです。
救うのではなく、復讐する。
全てをお見通しではないことが、より世の中の闇を顕にしていると思えます。
2.笑のまざる部分
有名なのは、婿殿と家族の場面です。
それ以外にも、さすが喜劇俳優というだけの演技を藤田まことが挟みます。
思いテーマを払拭するこの部分も、全体を魅力的にさせているのだと思います。
3.みんな普通に戦っても強い
たとえば、中村主水は昼行灯なんて呼ばれてますが、実は剣の達人です。
古い作品だと、切りあいも演じています。
このギャップも中村主水の魅力です。
その他も、素手で十手倒したりできます。
人を殺すことが可能になるには自分自身も強い必要があるのは頷けます。
4.笑っちゃうほど多彩な武器
剣など切るや頚椎を刺す、吊るす系は有名です。
しかし、大砲みたいなものや、背骨折ったり、多彩なものも利用します。
紙ふぶき飛ばして上向いたら、死んでたり・・・。
とにかく奇抜です。。。
一度、全話見てみたいですが、時間がないのでやめときます。
終わりに、名役者藤田まことさんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。