この夏最高の感動作です![]()
いきなりハイテンションですが、いろいろ観た中で一番好きだと思えた作品でした。
映画「サマーウォーズ」
とにかく演出が良かった。
アニメーションとしてのクオリティなら、他にももっと良いものがあるかもしれないけど、それをカヴァーするものがあった。
世界観は、ネット内のOZというシステムで、公共手続きから、ネットゲームまでなんだってできてしまうと言うところ以外は、現代と変わらない。
この「OZ」と言うシステムが一つのポイントになっている。
作者も語っているけど、ここで採用されているアバター(アメブロ)にもあるあの独自キャラクターが、もう一人のその人になって動いてくれる。
デザインも、自由に決められるから、登場人物の内面を反映したものになっている。
これがとってもユカイに動いてくれるのと、内面と外見のリンクを弱められるから、登場人物の現実のデザインの自由度が高くなっている。
もう一つのポイントが、家システムを色濃く残す旧家の面々。
いまどき、はとこなんて会ったことすらほとんどないだろうに、この作品に出てくる家では、一族大集合的なことになる。
やっぱり「おばぁちゃん」には、かなわない空気感が包むのが面白い。
この家族がすごいのは、ほとんどの人が公共の利益に関する職に就いてる。
理由は、武家だから、人のためになるようなことをしろと言う教えかららしい。
そして、この二つのポイントに現れるのは、つながりというものである。
ネットの普及は、コミュニケーション能力の退化に繋がっているという指摘がたまにある。
確かに、面と向かったコミュニケーションは少なくなっている。
面と向かったコミュニケーションを行っていくことで、振り込め詐欺なんかも撃退できるらしい。
そういう意味では、ここの「おばぁちゃん」は最強である。
目を見れば、相手の全てを見通せると言わんばかりの自信を持っている。
相手の本質を眼を見てしっかりと、見極めるのだ。
そして、偉い人とも、長い人生の中でしっかりつながりを持ち、それを維持している。
まさしく伝統的なつながりを絵に描いたような人である。
ただし、ネットをコミュニケーションのツールと観れば、これは明らかな進化である。
たとえ距離がどんなに離れていても、それこそwebカメラなんかを駆使すれば、面と向かって話せる。
全く知らない人と、共通の目的のため協力したり、趣味思考で共感しあったりできる。
自分の言いたいことを、好き勝手書いて、世界中の人に発信できるのだ。
これは、一つのツールである。
この作品でも、OZを通して、普通の男の子が英雄になっていたりする。
これは、ネットというツールにより拡大したコミュニケーションだと思う。
これが上手に絡み合うのがこの作品の素晴らしさだと思う。
作品の中では、OZの世界はある悪意のあるアバターによって、混乱に陥れられる。
これが、現実の世界にも影響を及ぼすことになる。
おばあちゃんと公共関係に勤める家族たち、そして数学オリンピック日本代表になり損ねた主人公である。
このとき、大人たちがゲーム暦の長さを自慢するが、自分を含めて今の大人ってそうだよなと思ってしまった。
それはさておき、おばあちゃんの喝のもと、みんなができることを懸命にやって、危機を救う。
その端々で、家族の中のちょっとした人間関係が見え隠れする。
そして、またつながりを強めていくストーリーになってます。
ちょっと外れるけど、この作品で個人的につぼだったのが、小指を握るシーン![]()
なぜなら、自分の中で幼いころのつながりの象徴として小指を握るというのがあるから。
小さな子供だと、大人の手が大きくて、小指くらいがちょうどいいサイズだから。
だから、なんとなく心細いときに小指を握るとホッとできるって演出が良い。
そして、それを繋がりの象徴の一つとして使ってるのが最高だった![]()
CMでも言ってるけど、つながりを確かめたくなる映画です![]()