山裾に点在する集落を結ぶ、川に沿った路上にて - 常陸太田市 旧里美周辺
使用レンズのご紹介リンク
常陸太田市の東金砂神社に行った午後、神社がある山の裾に点在する集落を、東染から折橋にかけてめぐった。
集落と集落とを結ぶ道はとても狭い。地元の人しか使わないような道なのだ。
道の両側に茂る木々は、しばしば緑のトンネルであるかのように連なり、そうして通り過ぎてゆく。
それぞれの集落には、日本全国どこでもそうであるように、鎮守様としての神社が祀られている。
宮司さんが常駐しない比較的小規模な神社が多いのだが、木立の中の参道や古びた石組みの階段、そうして拝殿や本殿を見ると、人の営為を見つめてきた言葉なき存在というものが、そこにあると感じてしまうのだ。
夏と秋との境界にある日、川に沿った路上で何度も停車しては歩いた。
そんなエリアの空気を吸い、そうしてふたたびスロットルを開ければ、エンジンはそこからまた灼熱するのだ。
なお、同じ日の午前にめぐった、東金砂神社の風景はこちら。
いにしえの時代から対にある聖域 - 常陸太田市 東金砂神社およびその周辺