グスタフ・クリムト | いつも優しいきもちで。

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レインディの日記です。

グスタフ・クリムト

──────愛と官能の画家

 

 

 

女の三世代

 1905年 コレクション: ローマ国立近代美術館
 
幼少期、若年期、老齢期にある3人の女性を通じて「女の人生」を表している。
若年期である女性が幼少期である女の子供を抱き、背後に老齢期である女の子供を描いている。
 
私はこの作品を初めて見た時、この老婆が、イエス・キリスト なのかと思いました。
 
裸で、胸は垂れ下がっていて、腹は膨らみ、顔を描かれず、項垂れていて、苦しそう。手もしわしわで血管が浮きでている。(顔を長い髪と手で隠している。)
あまりの無様さに、十字架に掛けられる前のイエスの様子と重ねてしまったのだと思います。
一方で、聖母マリアのような若年期の女性と幼少期の赤ん坊は、装飾的に描かれており、美しい。
 
時の流れは、平等。
誰もが経験する「老化」(女の一生)。
とても、サイケデリック・リアリティだなぁ。

 

 

 

この作品は、わが家のリビング・ダイニングに飾ってある作品でもあります。
2019年の秋に家族で行った東京都美術館で行われた「クリムト展 ウィーンと日本 1900」にて購入した、女の三世代のスカーフを額屋さんに頼んで額装しました。
(2019年コロナ前に描いていた当時のレポ・イラストコラージュ↑↑)。
 

タブーを描いた画家とも云われるクリムト

 

 

ダナエ

クリムトが45歳〜46歳頃に描いた作品です。
ギリシャ神話をテーマに描かれた作品
美しい娘ダナエ
ダナエの父はアルゴス王アクリシオス。
ゼウス(=神) は、ダナエに恋をします
しかし、彼女の産む子供は
彼のお爺さんを殺すであろうと神託が出てしまったのですね。
子供を産んでしまうとお爺さんを殺されてしまうという話に彼の父は
ダナエを青銅の塔に閉じ込めてしまいます。
 
それでもダナエを愛していたゼウスは
黄金の雨に成り代わって彼女に降り注ごうと思ったのですね。
 
(ダナエの左上)黄金がパラパラと舞っている→精子、と云われている。
 
クリムトは聖骨を表した画家で、絵も綺麗なので、女性のファンも多いけれど、描いているもののテーマは生々しいものもあり
エロティックですね(^_^;)
背景を知ると、見方が180度変わります。

 

 

 

水蛇ⅰ 

 

髪質が二人で違う(さらさらストレート・パーマヘア) 同性愛を描いた作品
女性同士の恋愛は世紀末の画家は好んで描いたテーマ
 
クリムトは生涯を通して結婚は一度もしていない。ただ、結婚はしていないが女性の絵ばかり描いている。(アトリエに通う女性が沢山いて、ハーレム状態だった)
クリムトの死後女性たちが遺産を求めて集まっていた。 その時わかったのは、婚外子が分かっているだけで14人もいた?
クリムトのアトリエに通っていたモデルの一人がある日アトリエに来なくなった(無断欠勤)→そのモデルは妊娠していた。→彼女が描かれているのが水蛇に出てくる女性。
 
 
やっぱり一番大好きな The Kiss ♡

 

 

接吻

1907-1908年 コレクション ベルヴェデーレ宮殿オーストリア絵画館

 
正方形キャンバス上に抱き合う男女が描かれている。
 
男女は色彩豊かな花畑に立っているが、花畑のふちに立っており崖のように見え、見る者に不安を与える。
崖のふちに足をかけてキスをしていることから「幸せは不幸があるから感じられる。逆も然り。」とのこと。
 
接吻(せっぷん、ドイツ語: Der Kuss, 英語: The Kiss) 
この、The Kiss を「接吻」と訳す日本人に感服する。他の言葉だったら何だったのだろう。代わりは無い気がする。すごいなぁ。
 
金色。しゃんしゃんしゃんとキラキラとした音に包まれる♡
本当にドキドキする。ぐぐっとひきこまれる。

 

今日はクリムトの世界に浸りました♡

こちらのマグネットは大塚美術館で購入しました。(美術館に行く度にマグネットを買うのが習慣なのですが、冷蔵庫に貼っているのだけどいつの間にかいつも幾つか無くなっているのは何故……?TT)
 
又、時間があったら勉強・まとめてみたいと思います。
 
 
 
金色が好き。
銀より 金が好き。
きらきら・きらきら・金の粉
金箔に憧れる。
この世とはかけ離れた、金の色。
このよでみられます
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