らいまるのデータ分析記

らいまるのデータ分析記

穴馬を中心に重賞を読み解く穴馬発掘術や、騎手や種牡馬の買いデータ、消しデータなど馬券に繋がる情報を共有していきたいと思います!

【安田記念】穴馬発掘術~穴馬の共通点から今年の好走馬を考察【過去データから分析】  

 今年は香港の実績馬が参戦する、安田記念です。本ブログでは過去、好走した穴馬に共通する条件から今年期待できる馬を考察していきます。

 

競走名について(JRAホームページより)

 本競走は、1951年に『安田賞』として創設された重賞競走。競馬法制定や『東京優駿(日本ダービー)』の創設などに尽力した、日本中央競馬会の初代理事長である安田伊左衛門翁に由来する。1958年、同氏の死去ののち『安田記念』に改称され、1984年にGⅠ競走として格付けされた。春のマイラーのチャンピオンを決める一戦として、秋の『マイルチャンピオンシップ』と並び大きな目標となっている。

 

 

直近の推奨好走馬

4月27日 青葉賞(GⅡ)

ショウナンラプンタ 7番人気 2

<推奨理由>

前走上がり最速の2勝馬

4月21日 フローラS(GⅡ)

カニキュル 4番人気 3

<推奨理由>

重賞経験&同舞台での唯一の勝ち馬

4月14日 皐月賞(GⅠ)

コスモキュランダ  7番人気 2

<推奨理由>

外枠の重賞勝ち馬

 

 

目次

  • 過去に好走した穴馬
  • 穴馬に共通する条件

①GⅠ馬券内経験

②前走4番人気以内

  • 今回期待したい馬
  • まとめ
  • おまけ

 

 

 

過去に好走した穴馬

 過去5年の安田記念で馬券になった4番人気以下の馬たちは以下の通りです。

 

 

この馬たちに共通する条件を探っていきましょう。

 

 

①G1馬券内経験

 4番人気以下で好走した5頭中4頭はGⅠで3着以内に入着した経験がありました。やはり、日本トップクラスのマイラーが集まるGⅠですので、GⅠでの実績がある馬でないと好走は難しいようです。
 
 
 
※該当馬を色付きで表示

 

 
 

②前走4番人気以内

 4番人気以下で好走した6頭全頭は前走の人気が4番人気以内でした。より詳しく見てみるとソングライン、シュネルマイスターは前走が同じく東京マイルで好走したものの安田記念でそこまで人気が上がりませんでした。一方でその他は前走の異なるコースで人気を背負いながら凡走したものの安田記念では好走しています。したがって、人気薄を狙う場合は前走の東京実績があるものの評価の低い馬か、他コースの凡走で人気を落としているどちらかのパターンに該当する馬を狙いたいですね。
 

 

※該当馬を色付きで表示

 

 

 
 

 

 

 

今回期待したい馬

以上を踏まえて今年の安田記念で期待したい馬を2頭挙げたいと思います。
 
フィアスプライド
 1頭目はディープインパクト産駒のフィアスプライドです。前走のヴィクトリアマイルでは4番人気2着ですので両方の好走データに該当しています。昨年秋の中山マイル、ターコイズSが唯一の勝ちです。しかし、関屋記念、府中牝馬Sで4着、前走のヴィクトリアマイルで2着と左回りでも良い結果を収めています。特に近走ではスタートの力がついてきたのか先行する競馬ができるようになり、成績が良くなった印象です。ルメール騎手からの乗り替わりや実績が他馬と比べると見劣りする分、人気を落とすのであれば狙いたい1頭です。
 
 

セリフォス

 2頭目はダイワメジャー産駒のセリフォスです。マイルCSの勝ち馬、前走のマイラーズカップでは2番人気ですので両方の好走データに該当しています。デビューから重賞2勝を含む3連勝、続く朝日杯FSではドウデュースに次ぐ2着と世代トップクラスのマイラーでした。その後のNHKマイル、安田記念で4着に惜敗しますが、3歳秋にマイルCSで古馬を打ち破りGⅠ初制覇を果たします。しかし、翌年は安田記念で2着入線したものの安定感のない成績で終わりました。ピークが過ぎた馬とも思われましたが、前走のマイラーズCでは休み明けながら2着、今回は叩いた上澄みが期待されます。過去10年で人気薄を含む3勝を挙げている川田騎手とのコンビにも期待です。
 
 
 

まとめ

 皆さんの推奨馬が居りましたらコメントいただけると嬉しいです。
 

 

 

 

おまけ

 皆さん普段から読書はしていますか?競馬好きの皆さんにおすすめの本を紹介します。コントレイルやラヴズオンリーユーを管理された矢作芳人調教師が書かれた本です。これらの名馬たちはもちろんGⅡ、GⅢクラスで渋い活躍をした馬たちの苦悩と矢作調教師の工夫、裏話が盛り込まれた競馬ファン必読の本です。また、馬券的な目線で矢作調教師が自身の厩舎をどうみているのかが書かれており、個人的には馬券のヒントになる内容でした。名伯楽の仕事術が詰まったビジネス書的な観点からもおもしろい1冊ですので是非ご覧ください。

 

 

 

 

 

 

【東京優駿】穴馬発掘術~穴馬の共通点から今年の好走馬を考察【過去データから分析】  

 世代の”最も運が良い馬”が勝つレース、東京優駿(日本ダービー)です。本ブログでは過去、好走した穴馬に共通する条件から今年期待できる馬を考察していきます。

 

競走名について(JRAホームページより)

 本競走は、1932年にイギリスの『ダービー』に相当する 3 歳馬の大レースとして、東京競馬倶楽部により『東京優駿大競走』の名を冠して創設された競走。『皐月賞』、『菊花賞』と共に3歳クラシック3冠競走を構成している。1780年、第12代ダービー卿エドワード・スミス・スタンレーらにより、イギリスのエプソム競馬場で彼の名を称した3歳牡牝混合競走の『ダービー』が創設され、現在では3歳馬の頂点を決める競走として、揺るぎない地位を確立している。長い歴史を持つ前述の『ダービー』に範をとって、現在、世界各国でもダービーが行われている。サラブレッド生産を伴う競馬先進国には、必ずダービーにあたる競走があり、その中でもヨーロッパにおける『愛ダービー』や『仏ダービー』、北米の『ケンタッキーダービー』などが国際的にも重要な競走とされている。今日では“競馬の最大の祭典”として、競馬ファン以外の人々にも広くその名を知られている。

 

 

直近の推奨好走馬

4月27日 青葉賞(GⅡ)

ショウナンラプンタ 7番人気 2

<推奨理由>

前走上がり最速の2勝馬

4月21日 フローラS(GⅡ)

カニキュル 4番人気 3

<推奨理由>

重賞経験&同舞台での唯一の勝ち馬

4月14日 皐月賞(GⅠ)

コスモキュランダ  7番人気 2

<推奨理由>

外枠の重賞勝ち馬

 

 

目次

  • 過去に好走した穴馬
  • 穴馬に共通する条件

①継続騎乗

②ディープインパクト

  • 今回期待したい馬
  • まとめ
  • おまけ

 

 

 

過去に好走した穴馬

 過去5年の日本ダービーで馬券になった6番人気以下の馬たちは以下の通りです。

 

 

この馬たちに共通する条件を探っていきましょう。

 

 

①継続騎乗

 7番人気以下で好走した5頭全頭は継続騎乗でした。やはり、その馬の長所や癖を理解しているジョッキーとのコンビでの好走が見られます。
 
 
※該当馬を橙色で表示

 

 
 

②ディープインパクト

 7番人気以下で好走した5頭中3頭は父または母父がディープインパクトでした。皆さんもご存じの通りダービーで最多の勝利を挙げている種牡馬がディープインパクトです。この馬の血統とダービーとの相性が抜群ですが、今年この条件に該当する馬は1頭のみですので期待したいです。
 

※該当馬を色付きで表示

 

 

 
 

 

 

 

今回期待したい馬

以上を踏まえて今年の東京優駿で期待したい馬を2頭挙げたいと思います。
 
ショウナンラプンタ
 1頭目はキズナ産駒のショウナンラプンタです。デビューからの全レースで鮫島克駿騎手が騎乗しておりますので1番目の好走データに該当しています。また、父の父がディープインパクト、キズナ自身もダービーの勝ち馬ですので相性が良さそうな血統であると考えることができます。2歳時は1800~2000mの重賞に出走しましたが、惜敗が続いていました。しかし、3歳初戦のゆきやなぎ賞では2400mへの距離延長が功を奏し勝利、続く青葉賞でも勝ち馬に差のない2着と長距離で結果を残しています。8枠に入ってしまったのが痛恨ではありますが、前走も8枠から好走していますので、得意の距離での好走に期待したいです。
 
 

ゴンバデカーブース

 2頭目はブリックスアンドモルタル産駒のゴンバデカーブースです。メンバー唯一の母父ディープインパクトで好走データに該当しました。また、好走データに該当していませんが、前走を除いた全てのレースに松山弘平騎手が騎乗していますので相性の面では問題なさそうです。新馬戦では逃げ切り勝ち、次走のサウジアラビアロイヤルカップでは追い込んでの勝利と脚質の幅が広い馬です。年末のホープフルステークスでは感冒のため出走取消、その後手術と順調さを欠いてしまいました。5か月ほどの休養を経てNHKマイルカップで復帰、上がり2位の脚で4着と休み明けとしては十分なレースとなりました。今回はマイルから2400mへの大幅な距離延長となりますが、2歳GⅠとしてホープフルSを選択した馬ですので距離はそれほど心配ないと思います。松山騎手との再コンビで好走に期待したいです。
 
 
 

まとめ

 皆さんの推奨馬が居りましたらコメントいただけると嬉しいです。
 

 

 

 

おまけ

 皆さん普段から読書はしていますか?競馬好きの皆さんにおすすめの本を紹介します。コントレイルやラヴズオンリーユーを管理された矢作芳人調教師が書かれた本です。これらの名馬たちはもちろんGⅡ、GⅢクラスで渋い活躍をした馬たちの苦悩と矢作調教師の工夫、裏話が盛り込まれた競馬ファン必読の本です。また、馬券的な目線で矢作調教師が自身の厩舎をどうみているのかが書かれており、個人的には馬券のヒントになる内容でした。名伯楽の仕事術が詰まったビジネス書的な観点からもおもしろい1冊ですので是非ご覧ください。

 

 

 

 

 

 

【優駿牝馬】穴馬発掘術~穴馬の共通点から今年の好走馬を考察【過去データから分析】  

 世代の女王を決めるクラシックレース、優駿牝馬(オークス)です。本ブログでは過去、好走した穴馬に共通する条件から今年期待できる馬を考察していきます。

 

競走名について(JRAホームページより)

 本競走は、イギリスの『オークス』に範をとり、1938年に『阪神優駿牝馬』の名称で創設された重賞競走。当時は、我が国と競馬先進国で、3歳牝馬の成長度に半年程度の差があると考えられていたため、秋に実施されていた。1946年に開催場を東京競馬場に変更したことを機に、現在の『優駿牝馬』に改称。1953 年には実施時期を諸外国と同様の春に変更し、現在に至る。オーク(Oak)は、樫を意味する英語。『英ダービー』の創設者である第 12 代ダービー卿エドワード・スミス・スタンレーは、樫の森が茂るオークスと呼ばれる土地を所有していた。1779年、彼はエリザベス・ハミルトンと結婚した際に、その記念として競馬を開催することを思い立ち、その中に夫人の希望を入れ、3歳牝馬のレースを行い、これを『オークス』と名付けたと言われている。

 

 

直近の推奨好走馬

4月27日 青葉賞(GⅡ)

ショウナンラプンタ 7番人気 2

<推奨理由>

前走上がり最速の2勝馬

4月21日 フローラS(GⅡ)

カニキュル 4番人気 3

<推奨理由>

重賞経験&同舞台での唯一の勝ち馬

4月14日 皐月賞(GⅠ)

コスモキュランダ  7番人気 2

<推奨理由>

外枠の重賞勝ち馬

 

 

目次

  • 過去に好走した穴馬
  • 穴馬に共通する条件

①ミスタープロスペクター系

②連勝馬

  • 今回期待したい馬
  • まとめ
  • おまけ

 

 

 

過去に好走した穴馬

 過去5年のオークスで馬券になった7番人気以下の馬たちは以下の通りです。

 

 

この馬たちに共通する条件を探っていきましょう。

 

 

①ミスタープロスペクター系

 7番人気以下で好走した6頭中5頭は父または母父がミスタープロスペクター系でした。3歳牝馬にとっては過酷な2400mをこなすスタミナがキングカメハメハを始めとするミスタープロスペクター系に秘められているのかもしれません。
 
※ミスタープロスペクター系を水色、該当馬を橙色で表示

 

 
 

②連勝馬

 7番人気以下で好走した6頭中5頭は連勝の経験がある馬でした。3歳馬は勝利を収めると基本的に上のクラスへの挑戦となります。メンバーレベルが上がるのをものともせず勝利を収めるだけの強さがオークスでは重要なようです。
 

※該当馬を色付きで表示

 

 

 
 

 

 

 

今回期待したい馬

以上を踏まえて今年の優駿牝馬で期待したい馬を2頭挙げたいと思います。
 
タガノエルピーダ
 1頭目はキズナ産駒のタガノエルピーダです。母父がキングカメハメハですので1つ目の好走データに該当しています。デビュー2戦目で挑んだ朝日杯FSでは牝馬ながらジャンタルマンタルに0.2秒差の3着と善戦しました。次走のチューリップ賞ではハイペースを外々回りながら追走したことも影響し、4着に敗れてしまいました。前走の忘れな草賞ではまくり気味にコーナで加速し2着馬に0.4秒差をつける快勝となりました。半兄のタガノエスプレッソは京都ハイジャンプ優勝馬、タガノディアマンテはステイヤーズS2着などスタミナを生かして好走している印象です。オークスに必須なスタミナを兼ね備えている可能性が血統面では高そうですので好走に期待したいです。
 
 

コガネノソラ

 2頭目はゴールドシップ産駒のコガネノソラです。未勝利戦から目下3戦連勝中ですので2番目の好走データに該当しました。初勝までは4戦を要したもののその後は3連勝中と底を見せていない馬です。また、東京競馬場で2勝を挙げている馬はメンバー唯一です。ゴールドシップ産駒は2021年の勝ち馬ユーバーレーベンや13番人気から3着入線のウインマイティーなど好走馬を排出しています。得意の東京で血統的相性も良さそうですので積極的に狙いたい1頭です。
 
 

まとめ

 皆さんの推奨馬が居りましたらコメントいただけると嬉しいです。
 

 

 

 

おまけ

 皆さん普段から読書はしていますか?競馬好きの皆さんにおすすめの本を紹介します。コントレイルやラヴズオンリーユーを管理された矢作芳人調教師が書かれた本です。これらの名馬たちはもちろんGⅡ、GⅢクラスで渋い活躍をした馬たちの苦悩と矢作調教師の工夫、裏話が盛り込まれた競馬ファン必読の本です。また、馬券的な目線で矢作調教師が自身の厩舎をどうみているのかが書かれており、個人的には馬券のヒントになる内容でした。名伯楽の仕事術が詰まったビジネス書的な観点からもおもしろい1冊ですので是非ご覧ください。

 

 

 

 

 

 

【平安S】穴馬発掘術~穴馬の共通点から今年の好走馬を考察【過去データから分析】  

 秋のチャンピオンズカップを狙える好メンバーが揃う平安Sです。本ブログでは過去、好走した穴馬に共通する条件から今年期待できる馬を考察していきます。

 

競走名について(JRAホームページより)

 本競走は、1994年に創設された重賞競走。2013年に距離が1800mから1900mに延伸され、時期も1月から5月に移設して実施されている。平安(へいあん)は、平安京の略称。平安京は、794 年に長岡京より遷都された都で、大きさは東西4.5km、南北5.2km。平安遷都1100年を記念して1895年に建立された平安神宮は、大極殿と応天門を模造し、平安京大内裏の朝堂院を3分の2に縮小し復元している。祭神は桓武天皇で、1940年に孝明天皇が併せ祀られた。秋には京都三大祭のひとつである「時代祭」が行われる。

 

 

直近の推奨好走馬

4月27日 青葉賞(GⅡ)

ショウナンラプンタ 7番人気 2

<推奨理由>

前走上がり最速の2勝馬

4月21日 フローラS(GⅡ)

カニキュル 4番人気 3

<推奨理由>

重賞経験&同舞台での唯一の勝ち馬

4月14日 皐月賞(GⅠ)

コスモキュランダ  7番人気 2

<推奨理由>

外枠の重賞勝ち馬

 

 

目次

  • 過去に好走した穴馬
  • 穴馬に共通する条件

①重賞馬

②継続騎乗

  • 今回期待したい馬
  • まとめ
  • おまけ

 

 

 

過去に好走した穴馬

 過去7年の平安Sで馬券になった5番人気以下の馬たちは以下の通りです。(21、22年の中京開催は除く)

 

 

この馬たちに共通する条件を探っていきましょう。

 

 

①重賞

 5番人気以下で好走した6頭中3頭は地方交流重賞を含む重賞馬でした。中央のダート重賞はご存じの通り数少ないですので、JRAの実力上位の馬が多数出走します。このレースでは重賞勝利経験がある実績のある馬であることが重賞です。
 
※該当馬を色付きで表示

 

 
 

②継続騎乗

 5番人気以下で好走した6頭中5頭は継続騎乗でした。その馬の特性や癖を理解しているジョッキーが騎乗することで穴馬としての好走に繋がるようです。
 

※該当馬を色付きで表示

 

 

 
 

 

 

 

今回期待したい馬

以上を踏まえて今年の平安Sで期待したい馬を2頭挙げたいと思います。
 
ミッキーヌチバナ
 1頭目はダノンレジェンド産駒のミッキーヌチバナです。前走のアンタレスSで重賞初勝利、引き続き太宰啓介騎手が騎乗しますので両方の好走データに該当しています。5歳秋の16戦目にようやく条件戦を突破した馬です。一方で安定感は非常に高くデビューからの全成績は5-2-6-6とクラスを問わず大敗をしないのが特徴です。前走は太宰啓介騎手に8年ぶりの重賞勝利をもたらしました。父のダノンレジェンドが短距離馬ですので100mの延長で初挑戦となる1900mに若干の不安は残りますが、安定感のある中央重賞馬が軽視されるのであれば積極的に狙いたい1頭です。
 
 

ヴィクティファルス

 2頭目はハーツクライ産駒のヴィクティファルスです。芝重賞ですがスプリングSの勝ち馬、また、引き続き池添謙一騎手が騎乗しますので両方の好走データに該当しています。5歳秋にダートへ転向し、いきなりオープン勝ちを収めます。次走の東海ステークスでも3着とダートで才能が開花したことが分かります。前走のアンタレスSでは14着と大敗しましたが、池添謙一騎手は気性的に難しいところが出たとコメントしています。このようなタイプの馬は人気馬としては狙いにくいですが、大敗後の人気落ちの穴馬として絶好のねらい目だと思います。
 
 

まとめ

 皆さんの推奨馬が居りましたらコメントいただけると嬉しいです。
 

 

 

 

おまけ

 皆さん普段から読書はしていますか?競馬好きの皆さんにおすすめの本を紹介します。コントレイルやラヴズオンリーユーを管理された矢作芳人調教師が書かれた本です。これらの名馬たちはもちろんGⅡ、GⅢクラスで渋い活躍をした馬たちの苦悩と矢作調教師の工夫、裏話が盛り込まれた競馬ファン必読の本です。また、馬券的な目線で矢作調教師が自身の厩舎をどうみているのかが書かれており、個人的には馬券のヒントになる内容でした。名伯楽の仕事術が詰まったビジネス書的な観点からもおもしろい1冊ですので是非ご覧ください。

 

 

 

 

 

 

【ヴィクトリアマイル】穴馬発掘術~穴馬の共通点から今年の好走馬を考察【過去データから分析】  

 春の牝馬の頂上決戦、ヴィクトリアマイルです。本ブログでは過去、好走した穴馬に共通する条件から今年期待できる馬を考察していきます。

 

競走名について(JRAホームページより)

 本競走は、2006年に創設されたGI競走。従来、生産の原点である牝馬は、早期に生産界へ還元することが望ましいと考えられていたため、古馬牝馬の目標となる競走の編成は長らく見送られていた。しかし、1996年以降、『エリザベス女王杯』の古馬牝馬への開放や古馬牝馬重賞競走の増設およびローテーションの整備によって、競走馬として長く活躍する牝馬が多くなった。また、そうした牝馬からも優良な産駒が誕生するようになったことから、生産界における考え方にも変化が生じてきたため、春に古馬牝馬の目標となる競走として、本競走が創設された。ヴィクトリア(Victoria)は、ローマ神話に登場する勝利の女神のこと。

 

 

直近の推奨好走馬

4月27日 青葉賞(GⅡ)

ショウナンラプンタ 7番人気 2

<推奨理由>

前走上がり最速の2勝馬

4月21日 フローラS(GⅡ)

カニキュル 4番人気 3

<推奨理由>

重賞経験&同舞台での唯一の勝ち馬

4月14日 皐月賞(GⅠ)

コスモキュランダ  7番人気 2

<推奨理由>

外枠の重賞勝ち馬

 

 

目次

  • 過去に好走した穴馬
  • 穴馬に共通する条件

①前走重賞0.3秒差以内

②東京重賞3着以内

  • 今回期待したい馬
  • まとめ
  • おまけ

 

 

 

過去に好走した穴馬

 過去5年のヴィクトリアマイルで馬券になった5番人気以下の馬たちは以下の通りです。

 

 

この馬たちに共通する条件を探っていきましょう。

 

 

前走重賞0.3秒差以内

 5番人気以下で好走した6頭中5頭は前走の重賞で0.3秒差以内の負けでした。やはりGⅠレースですので重賞でいい勝負ができる馬でなければ好走は難しいです。また、前走から好走できている勢いのある牝馬が相性が良いレースのようです。
 
※該当馬を色付きで表示

 

 
 

②東京重賞3着以内

 5番人気以下で好走した5頭中4頭は東京重賞で3着以内の経験がありました。直線が長くスピード対応力が求められる東京競馬場に適性のある馬がヴィクトリアマイルでも好走しています。
 

※該当馬を色付きで表示

 

 

 
 

 

 

 

今回期待したい馬

以上を踏まえて今年のヴィクトリアマイルで期待したい馬を2頭挙げたいと思います。
 
モリアーナ
 1頭目はエピファネイア産駒のモリアーナです。前走の阪神牝馬Sでは0.3秒差の3着、クイーンCの3着馬ですので両方の好走データに該当しています。デビューから2連勝で迎えた阪神ジュベナイルフィリーズでは2番人気に支持されるも12着に大敗、その後はもマイル路線で挑み続けましたが、クイーンCの3着が最高と一線級の馬とは実力差が明確に現れてしまいました。しかし、3歳秋初戦の距離を伸ばして挑んだ紫苑Sで重賞初勝利、秋華賞では5着と健闘しました。更に距離を伸ばして古馬初戦のAJCCでは4着と善戦、前走は再び1600mに距離を短縮し3着とこの距離でも結果を残しました。まだ、適性面が明らかではない馬ですがどの距離・場所でも堅実に走ることが強みです。阪神JFを除けば全て勝ち馬に0.6秒差以内です。これで6戦連続の継続騎乗となる横山典弘騎手とのコンビにも注目したいですね。
 
 

ライラック

 2頭目はオルフェーヴル産駒のライラックです。府中牝馬Sで3着の経験があるため、2番目の好走データに該当しました。牝馬3冠レースでは目立った活躍ができなかったものの3歳時のエリザベス女王杯(阪神開催)で2着、翌年のエリザベス女王杯(京都開催)で4着と牝馬の中ではトップクラスの実力を持ち合わせています。また、1800mではありますが東京競馬場のスピード勝負にも対応し、0.1秒差の3着と幅広い適性を示しています。3歳春以来となるマイル戦に対応できるかがカギとなってきそうですが、今シーズン絶好調、東京マイルで好成績の戸崎圭太騎手とのコンビで好走に期待したいです。
 
 

まとめ

 皆さんの推奨馬が居りましたらコメントいただけると嬉しいです。
 

 

 

 

おまけ

 皆さん普段から読書はしていますか?競馬好きの皆さんにおすすめの本を紹介します。コントレイルやラヴズオンリーユーを管理された矢作芳人調教師が書かれた本です。これらの名馬たちはもちろんGⅡ、GⅢクラスで渋い活躍をした馬たちの苦悩と矢作調教師の工夫、裏話が盛り込まれた競馬ファン必読の本です。また、馬券的な目線で矢作調教師が自身の厩舎をどうみているのかが書かれており、個人的には馬券のヒントになる内容でした。名伯楽の仕事術が詰まったビジネス書的な観点からもおもしろい1冊ですので是非ご覧ください。