【ヴィクトリアマイル】穴馬発掘術~穴馬の共通点から今年の好走馬を考察【過去データから分析】
春の牝馬の頂上決戦、ヴィクトリアマイルです。本ブログでは過去、好走した穴馬に共通する条件から今年期待できる馬を考察していきます。
競走名について(JRAホームページより)
本競走は、2006年に創設されたGI競走。従来、生産の原点である牝馬は、早期に生産界へ還元することが望ましいと考えられていたため、古馬牝馬の目標となる競走の編成は長らく見送られていた。しかし、1996年以降、『エリザベス女王杯』の古馬牝馬への開放や古馬牝馬重賞競走の増設およびローテーションの整備によって、競走馬として長く活躍する牝馬が多くなった。また、そうした牝馬からも優良な産駒が誕生するようになったことから、生産界における考え方にも変化が生じてきたため、春に古馬牝馬の目標となる競走として、本競走が創設された。ヴィクトリア(Victoria)は、ローマ神話に登場する勝利の女神のこと。
直近の推奨好走馬
4月27日 青葉賞(GⅡ)
ショウナンラプンタ 7番人気 2着
<推奨理由>
前走上がり最速の2勝馬
4月21日 フローラS(GⅡ)
カニキュル 4番人気 3着
<推奨理由>
重賞経験&同舞台での唯一の勝ち馬
4月14日 皐月賞(GⅠ)
コスモキュランダ 7番人気 2着
<推奨理由>
外枠の重賞勝ち馬
目次
- 過去に好走した穴馬
- 穴馬に共通する条件
①前走重賞0.3秒差以内
②東京重賞3着以内
- 今回期待したい馬
- まとめ
- おまけ
過去に好走した穴馬
過去5年のヴィクトリアマイルで馬券になった5番人気以下の馬たちは以下の通りです。
この馬たちに共通する条件を探っていきましょう。
①前走重賞0.3秒差以内
5番人気以下で好走した6頭中5頭は前走の重賞で0.3秒差以内の負けでした。やはりGⅠレースですので重賞でいい勝負ができる馬でなければ好走は難しいです。また、前走から好走できている勢いのある牝馬が相性が良いレースのようです。
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②東京重賞3着以内
5番人気以下で好走した5頭中4頭は東京重賞で3着以内の経験がありました。直線が長くスピード対応力が求められる東京競馬場に適性のある馬がヴィクトリアマイルでも好走しています。
※該当馬を色付きで表示
今回期待したい馬
以上を踏まえて今年のヴィクトリアマイルで期待したい馬を2頭挙げたいと思います。
モリアーナ
1頭目はエピファネイア産駒のモリアーナです。前走の阪神牝馬Sでは0.3秒差の3着、クイーンCの3着馬ですので両方の好走データに該当しています。デビューから2連勝で迎えた阪神ジュベナイルフィリーズでは2番人気に支持されるも12着に大敗、その後はもマイル路線で挑み続けましたが、クイーンCの3着が最高と一線級の馬とは実力差が明確に現れてしまいました。しかし、3歳秋初戦の距離を伸ばして挑んだ紫苑Sで重賞初勝利、秋華賞では5着と健闘しました。更に距離を伸ばして古馬初戦のAJCCでは4着と善戦、前走は再び1600mに距離を短縮し3着とこの距離でも結果を残しました。まだ、適性面が明らかではない馬ですがどの距離・場所でも堅実に走ることが強みです。阪神JFを除けば全て勝ち馬に0.6秒差以内です。これで6戦連続の継続騎乗となる横山典弘騎手とのコンビにも注目したいですね。
ライラック
2頭目はオルフェーヴル産駒のライラックです。府中牝馬Sで3着の経験があるため、2番目の好走データに該当しました。牝馬3冠レースでは目立った活躍ができなかったものの3歳時のエリザベス女王杯(阪神開催)で2着、翌年のエリザベス女王杯(京都開催)で4着と牝馬の中ではトップクラスの実力を持ち合わせています。また、1800mではありますが東京競馬場のスピード勝負にも対応し、0.1秒差の3着と幅広い適性を示しています。3歳春以来となるマイル戦に対応できるかがカギとなってきそうですが、今シーズン絶好調、東京マイルで好成績の戸崎圭太騎手とのコンビで好走に期待したいです。
まとめ
皆さんの推奨馬が居りましたらコメントいただけると嬉しいです。