デニス・ロッドマン | Purple Jelly

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芝居やってるんで、出演情報お知らせとか、稽古日記とか。

あと、文章書くの好きなので、思いついたこと書きたい。好きなものについてダラダラ語りたい。

好きなNBA選手を語ろうのコーナー!

僕らの世代のバスケ好きにとって絶対に忘れられない選手が、みんな大好きこの男。

デニス・ロッドマン
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203cm。パワーフォワード。
奇抜で色鮮やかな髪型、全身のピアスにタトゥー、自由な言動、女装大好きと、恐らくNBA史上、いやスポーツ史上最もインパクトの強い選手。
プレースタイルもインパクト抜群で、とにかくリバウンドとディフェンスに全てを賭けている。得点などには興味無し。203cmはゴール下では小さい方なのに、10cm以上大きい選手相手に取って取って取りまくり、ピストンズ、スパーズ、ブルズの3チームに渡って7年連続リバウンド王、ディフェンスでも2年連続最優秀守備選手と実績も物凄い。

常に両方のゴール間を走り続け、大きな選手ひしめくゴール下で身体をぶつけ合いながら何度も何度もジャンプする体力もさることながら、シュートの距離や選手のクセなどでどこにボールが落ちてくるかを瞬時に判断できるほど研究熱心だった。
マジで凄いですよ。シュートが放たれ大男達がゴール下でリバウンドに備える中、ロッドマンだけちょっと離れた所にいて、外れて跳ね返ったボールは吸い込まれるようにロッドマンの元に行くんですから。

僕が大好きなロッドマンのプレーがあります。それは『ド派手にリバウンドをキャッチする事』です。リバウンドを取る選手がロッドマンだけのフリーの時、思いっきり足を広げてガバッと取るんです。
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リバウンド一つをここまでショーアップする選手なんて過去にも現在にもいません。リバウンドを代名詞にしたロッドマンだからこそ許される唯一無二のプレーだと思ってます。

ロッドマンが頭角を現した当時のピストンズは荒くれ者揃いで『バッドボーイズ』と呼ばれ、特に同じ地区のブルズに対しては敵意を超えて憎悪に近かった。ジョーダンがボールを持つと5人がかりて潰しにかかり、悪童ロッドマンもピッペンをコートの外まで突き飛ばし顎を縫う怪我を負わせてます。

トレードでスパーズに移ってからは毎試合のように髪を染め変え、チームリーダーへの不信感を露わにし、数々の奇行を積み重ね、異端児、問題児の地位を確固たる物にしました。

一方ブルズはジョーダンがメジャーリーグ挑戦から本格復帰し、もう一度優勝するためのピースを探していました。そこで白羽の矢を立てたのが、奇人変人怪人ロッドマン。
絶対失敗だと思いましたね。世界中のバスケファンがそう思ったでしょう。あれだけブルズを敵視し、スポーツ界で1番わけわからん奴が加入して上手くいくわけがない。
だってこんなんですから。
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しかし、奇跡が起きました。なんとロッドマンはブルズに完っ璧に順応してしまったのです!
ブルズの複雑なオフェンスシステムをすぐに理解し、チームが苦手なビッグマンの相手を一手に引き受け、チームもロッドマンを尊重し、『奇行』はいつしか『名物』としてファンに愛されるようになりました。

ここに『最高の得点王』『最高のオールラウンダー』『最高のリバウンド王』の奇跡のトリオが完成したのです。
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ブルズは96、97、98年の三連覇を果たし、このトリオは三連覇達成の直後に、衰えや不協和音などでは無くジョーダンの引退という形で、王者のまま美しい終焉を迎えました。
この3年間を、僕はマジで奇跡だと思っています。

俺、ロッドマン好きすぎる!続く!