Purple Jelly

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芝居やってるんで、出演情報お知らせとか、稽古日記とか。

あと、文章書くの好きなので、思いついたこと書きたい。好きなものについてダラダラ語りたい。

先日、栗JET Vol.12 のカーテンコールミニライブゲストとして遊びに行ってきました。


この公演は『栗JET A-Garageラストスパート公演』の第二弾で、第一弾は5月から6月にかけて僕も出演したVol.4です。

今年の7月でA-Garageが入っているマウンテンビルが無くなるため、栗JETとしての最新作のVol.12と、Vol.12に深く関わりのあるVol.4をセットでやろうという企画です。


現時点での栗JETの集大成とも言えるこの公演に、過去出演者を中心に30名近いミニライブゲストが集まり、僕は3ステージでゲストを務めました。




7月8日のA班公演ゲストは、福島泉樹と波田地綾奈とあたくし山下雷舞。

福島くんは前回のVol.4でJET役を、綾奈は僕と一緒に7年前の栗JET Vol.1からずっとメグ役を演じています。


Vol.12では、死んでしまったマスターとの結婚記念日に1人で食事に行き、まだマスターの死をハッキリと受け入れられずに泣けない秋絵のために、早紀が『Save the last dance for me』を歌います。この曲はVol.4で、マスターが早紀に頼まれて初めて人前で歌った、みんなにとっての思い出の曲です。


なのでこの日はその『Save the last dance for me』を歌いました。僕がVol.12のゲストで歌うならこの選曲以外は許されない気がしまして笑。

しかも早紀と秋絵による豪華コーラス付きです。早紀役のなっちゃんと秋絵役の栗さんも、栗JET立ち上げからずっと一緒にやってきた2人です。





泣いちゃってしっかり歌えなかったなー。ゲスト3人は本編を客席から観させてもらったんですが、特に僕と綾奈はクライマックスでグヒグヒに泣いてしまいました。

綾奈と、5年前から栗JETに参加した竹原名央の両ベテラン女優は、イントロからずっと泣いてました。




7月14日のB班千秋楽とC班千秋楽には、瀬名悠月、橘栞可と一緒にゲスト出演しました。悠月は早紀を、かんかは美月を、Vol.1からずっと僕のマスターと一緒にやってきました。

先月のA-Garageラストスパート公演第一弾のVol.4は、栗JETで上演するのは2度目で、1度目は6年前でした。その時のマスターが僕で、早紀と美月はこの2人でした。


B班千秋楽では、Vol.12のゲストとしてこの3人が揃ったなら久し振りにやろうかと、GOJET Vol.4 スペシャルとして、クライマックスの3曲である、


栞可 『There's no stopping us now』

雷舞 『Save the last dance for me』

悠月 『The end of the world』


をぶっ続けで歌おうと。


今回早紀役のらむむや、先月Vol.4をやったメンバーの大半は、1曲目からずっと泣いてました。最終的にはティッシュ箱を抱えてました。








C班の千秋楽、ゲスト3人にとってもこのA-Garageで歌うのは最後です。さんざん歌ってきたこの劇場で、最後はそれぞれがどうしても歌いたい、そして聴きたい、思い入れのある曲を思いっきり歌おうと。


僕はVol.9より『Clouds』を。

Vol.9でマスターは死にます。あの世に連れて行かれる直前、蓋をしていた自分の気持ちに正直になり、早紀に告白すると決心して歌った曲です。



悠月は Vol.8より『Eternal flame』を。

Vol.8はJETの元恋人「里奈」がsamasamaに現れるラブストーリー。悠月が唯一早紀以外の役を演じた話です。昔の思い出を懐かしむ2人でしたが、JETにはもう家族がいます。里奈が最後にJETに歌ったのがこの曲です。当時JETを演じた箕浦ちひろが悠月にシャツを羽織らせた時はグッときてしまった。



かんかは Vol.7より『Only you』を。

ガールズが死んだ昭和35年、美月が恋をしていたのがヒロシ。そのヒロシとデュエットしたのがこの曲。

GOJETシリーズでもとりわけ人気の高いVol.7で、僕たちにとっても大事な作品です。イントロがかかった瞬間にもう僕はダメでした。涙腺崩壊。

ヒロシを思い出し、詰まって歌えなくなってしまったかんかさんのために、Vol.7経験者がみんなで歌いました。この合唱、僕は舞台上でこんなに心揺さぶられた事はありません。一生忘れられない思い出になりました。







大千秋楽のシャッフル公演&アフターライブは、ゲスト3人で客席から楽しみました。ちょっともう、めちゃめちゃ面白かった。アフターライブも大盛り上がり。

栗JETはまだまだ続くけど、一区切りとして言わせてもらうと、今までみんなで積み重ねてきたモノが上昇気流で天高く舞い上がるような「到達点」だと思いました。みんなで目指してきた事を全部やってくれた。7年間の集大成。やっぱうちら、間違ってなかった。




先月のVol.4と合わせて、しっかりとA-Garageとのお別れができました。一片の悔いもありません。この気持ちは何に近いのかなと考えた結果、わかりました。この気持ちは「成仏」ですね。


みなさん、また新しいA-Garageでお会いしましょう。