韓国ドラマ「 五月の青春 」 | ああいえBAR 旧館・支那竹銀座より

ああいえBAR 旧館・支那竹銀座より

「支那竹銀座」はラーメンズ小林賢太郎さんに名付けてもらいました。
負け犬というよりバカ犬。飼い主には従順素直。
悪そうなヤツや知らない人には、吠えたり噛み付いたり。
エサくれたら恩は忘れません。面白いエンタメを求めて日々彷徨っています。

日本題: 五月の青春
韓国題: 오월의 청춘

英題: Youth of May

 

脚本: イ・ガン 
演出: ソン・ミニョプ 

原作: 「5月の走り」キム・ヘウォン、ホン・ジョンソン

2021年5月3日から2021年6月8日までKBS2で放送。

全12話。私はスカパーで放送されていたのを視聴しました。

【 あらすじ ストーリー 】
2021年のある日、光州の外郭道路工事現場で

身元不明の遺骨が発掘される。

 

それから41年前の1980年春のソウル。

大学街に渦巻く民主化の熱気とは関係なく、

お金の準備で忙しい医大生のヒテは「家に帰りたい」という

誰かの一言を聞き、故郷の光州に向かう。

そこでヒテは無理やりお見合いの場に参加させられて、

そこで、裕福な家庭の娘スリョンの代理でフラれるために

お見合いにやってきたミョンヒと出会う…。

 

1話 それぞれの疾走

2話 自分に合う靴

3話 あなたの1か月  

4話 線を越えるということ

5話 いい女

6話 咳 愛 そして…

7話  断ち切れない…

8話 閉じられた扉

9話 災難の前兆

10話 善 偽善 最善

11話 無等競技場

12話 最初の5月

 

以下、キャスト一覧、超個人的感想ありますが、

ネタバレを含んでいますので

未視聴の方は飛ばしてください。

 

 

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【 登場人物 キャスト 】

ネタバレがいっぱいあります!ご注意ください!


ソウル大学医学部学生 ファン・ヒテ:  イ・ドヒョン    
光州平和病院救急室の看護師 キム・ミョンヒ:  コ・ミンシ

ミョンヒの親友/法学部学生 イ・スリョン:  クム・セロク    

製薬会社社長/スリョンの兄 イ・スチャン:   イ・サンイ
スリョンの父/事業家 イ・チャングン:   オム・ヒョソプ
スリョンの叔母/チャングンの妹:   キム・ヒョン    

ヒテの父/保安課長 ファン・ギナム:   オ・マンソク    
ヒテの継母 ソン・ヘリョン:   シム・イヨン    
ヒテの異母弟 ファン・ジョンテ:   チェ・スンフン    
ヒテの実母:   ユ・ジヨン(特別出演)

ミョンヒの父 キム・ヒョンチョル:  キム・ウォネ    
ミョンヒの弟/ジョンテの友人 キム・ミョンス:  チョ・イヒョン
ミョンヒの母 チェ・スンニョ:  ファン・ヨンヒ    
ミョンヒの祖母/認知症:  パク・ヘジン

 

ミョンヒが暮らす下宿屋主人 イ・ギョンピル:  ホ・ジョンド
ギョンピルの娘/高校生 イ・ジナ:  パク・セヒョン

ヒテの大学の友人/二等兵 キム・ギョンス:   クォン・ヨンチャン    
ギョンスの軍の先輩/ジナの兄 イ・グァンギュ:  キム・ウンス    
ギョンスの恋人/労組のデモ主導者 チャン・ソクチョル:  キム・インソン


学生運動家 ユ・ジンス: イ・ボンジュン
学生運動家/ヒテの先輩/新聞記者 イ・インジェ:   クォン・ヒョクヒョン

学生運動家/スリョンの先輩 ウォンソク(4話):  ハン・サミョン

激しい取り調べを受ける学生(1話):   キム・ゴンス
ソウルで集会に参加する学生運動家 サンミン(8話):  キム・チョルユン
サンミンと一緒にいた学生:  アン・ジョンジン

ヒテの故郷の友人/ミョンヒと大聖堂仲間 チョン・ヘゴン:  イ・ギュソン    
ミョンヒの友人 パク・ソンミン:  チュ・ボヨン 

【平和病院】
副院長 チェ・ビョンギル:  パク・チョルミン
レジデント ユ・ビョンチョル:  チャン・ウォンヒョク    

看護課長 イ・ヒョンシム:  ジン・テヨン
ミョンヒの先輩看護師 キム・ミンジュ:  キム・ポジョン    
ミョンヒの後輩看護師 オ・イニョン:  キム・イギョン

迷惑患者 サンゴン(1話):  クァク・ジャヒョン
患者の父:  キム・ジェマン
病院の会計事務員(4話):  チェ・スギョン 
撃たれた救急救命士(9、10話):  ユン・スンフン
病院の経営陣(9話):  グ・ソジュン
 
国防保安司令部 部員:  イ・ジュアン
国防保安司令部部員/ミョンヒを拉致:  ナム・テウ
国防保安司令部部員/ミョンヒを拉致:  イ・ゴング
国防保安司令部部員(12話):   イム・ウチャン
陸軍兵長 ホン・サンピョ:  ノ・サンボ    
将校 チェ・ジンヨン:  キム・ジュンウォン

招集会議出席者/韓国軍幹部:  パク・ヨン
軍曹(10話):  ノ・ギョン
兵士(12話):  ユ・テジュ

 

光州の警察官 チェ・ジョンヘン:  チョン・ウクジン
署長(1話):  ペ・ソンイル    
    
議員 ハン・ソクチュン:  イ・ファンウィ
ソクチュンの妻(2話):  チェ・ムンス

議員のいとこ(8話): イ・ジェウ  

ヒテの元恋人 ソン・ユジン:  クォン・ウンビン(元CLC/特別出演)    
スリョンの家の家政婦:  ホン・ブヒャン
ミョンヒと懇意にする神父:  ユ・スンウン
孤児院の修道女(4話):  キム・ナムジン    
胃腸炎の少女 ヨンミ(4話):  ナム・イェアン

少年陸上チームコーチ パク・チョルボム:  キム・テボム
陸上チームの少年 ジンギュ:  ジョン・ジュン
陸上チームの少年 ソンイル:  グ・ジュンウ

 

車に轢かれかけた少年 ジヌ:  キム・ハオン
バス案内員:  チョン・ジアン
スチャンの知人/ミョンヒが砂糖大量コーヒーを渡す:  チェ ・イソン
スチャンの会社で働く従業員:  チョン・ジュヌ    
チャングンの知人 キムさん(1話): イ・ジュンユル
ヒテが車を売る中古車ディーラー(1話) オ・ギュテク
ジナの友人 ボヨン(3、9話): ク・ダソン
空港パスポート発券職員: イ・スンジュン
ヒテを乗せたタクシー運転手(8話)チェ・ナムウク
ハンセン病院の救急車の運転手(8話) チャン・テミン

学生(9話): ナム・ドユン
スチャンと連行され行方不明のキム・ソンウク: ハン・ミョンファン
ソンウクの母(12話): パク・ウニョン
ソンウクの父(12話): ハ・ソンミン
光州行きが売り切れたと伝えるバス停従業員(10話): チョ・ジヒョン
ヒテがチラシを置きに訪ねた食堂の店主(12話): コ・ナヨン

【2021年】

2021年のヒテ:  チェ・ウォニョン(特別出演)

 

2021年のジョンテ/心理カウンセラー/足を引きずる: ソン・ギユン

 

2021年のミョンス/神父: ソン・ノジン 

 

2021年のギョンス/情報提供者/ホームレス:  チョン・ヒテ(特別出演)

 

2021年のソクチョル/美術館長:  ユン・ジンソン 

  

2021年のスチャン:  ハン・ドンギュン


2021年の新人医師イ・ソオン(12話):  チャン・ドハ
2021年の看護師:  キム・ジュヨン
2021年ジョンテの秘書:  ホン・ウンジョン
2021年 ヒテの病院の迷惑患者:  イ・サンタク
 

【超個人的感想と記憶メモ】
・1980年5月の光州事件を取り扱う作品。

私が視聴した同テーマ作品だと

タクシー運転手 約束は海を越えて」が記憶に新しい。

今作は自国の子供まで傷つけようとする軍とか狂ってる…と

思いながら観てて、でも狂わないと上の命令に従えないだろうし…

悪いのは上の上…

にしても、ヒテ父は、ただひたすらに悪いヤツだったな。

演じるオ・マンソクさんといえば、愛の不時着のチョ・チョルガン。

ファン・ギナムを観ているうちに、チョ・チョルガンに感じていた

憎しみを思い出して上乗せされていく感覚(笑)。

ちょっと一旦「娘にボロクソ言われても優しすぎるパパ」役とか

「動物を愛する優しい農夫」役とかのオ・マンソクさんを見て

悪役リセットしたい。

 

・切ない…どころじゃない悲しみの時代を駆け抜けた青春。

観てて苦しくなる場面が多いが、イ・ドヒョン演じるヒテの

まっすぐさに心救われる気がした。

あー、でも個人的には、SweetHomeのイ・ドヒョンと

コ・ミンシ兄妹が大好きなので…うーん。

ちなみに、SWでもイ・ドヒョンは医大生役。

 

・冒頭1話から、ボロボロな身なりの謎の中年が出てくる。

これが誰なのか…というところから始まり、時代が1980年に移る。

「応答せよ」シリーズのような、現在と過去の登場人物を

違う(違いすぎる)俳優さんが演じているため、謎解きするやつです。

今回はヒント(というかヒッカケ?)として、足をケガしているとか

懐中時計のハンカチ落としゲームみたいな💦

えー、また人の手渡るん?っていうのが、終盤何回も繰り返され…

幸せになる(遺品)アイテムじゃないのにそんなにゲームみたいに

振り回さなくても…と思ったりもしました。


・ヒテ父とか現場軍人とか悪役はたんまりいるんですが、

それ以外にも、地味ぃぃに腹立つ感じのキャストが多いです。

金持ちお嬢のスリョンとか(私が大学生仲間でも行動を軽蔑する)

ミョンヒと対等のようでいて少し上に立っている気分なのが

イライラするし。スリョンを逃がすことで命を落とした警察官の

こととか、ちゃんと一生かけて弔いなさいよ!だし。

結局親のコネを使って自分だけ助かるんだ…なスリョン兄とか

自分を助けるため父が命を落としたのに、

またわがまま言って一人で田舎に帰ろうとし、それを救うため

姉も銃弾に倒れたミョンスとか…

父と姉を失い、多分母親と認知症の祖母とその後暮らしたで

あろうミョンス。親しかった神父の元で過去を償いながら

神道に進んだのかな…と最後は思いました。

ミョンヒも頑固すぎるんだよなぁ…

ヒテの危機感を信じて一緒に迅速に逃げていれば、もう少し

亡くなる命は減っていた気がするし、遺された人間の

苦しみも和らいだ気がする。

 

・韓国ドラマにしては短い12話。ヒテの実母の話や、実父に

引き取られるまでのこととか、悪役ギナムがなぜそこまで

家族に暴力を振るうほど悪い人間になっていったのか、とか
スリョンなりのいい所とか、もっと掘り下げた場面が観たかった。

 

・ミョンヒとヒテの出会いの場面。車の前に飛び出しケガをした

少年(ほぼ顔見えず)に見覚えあり検索したところ、

今や売れっ子の子役、キム・ハオンくんでした。

 

・2021年、スリョンの話も出てきて法律に関する仕事をしている

ようだが、そこに姿はない(一瞬、車の中で顔の一部が写ったが)

 

・ミョンヒの父役キム・ウォネさんに、いつか面白いことを

やるんではないかという期待を持ってしまう自分が憎い(笑)
病院の熱血医師ユ先生は、正直にお伝えします!?のPN。

・ヒテが素人治療をし救いきれなかった昏睡状態のソクチョル。

人を救いきれなかった後ろめたさ→最終回に新人医師が

倒れた人を助けたが数日後に亡くなったことで自信をなくしてる

ところにヒテが「君が救ったんだ」と励ます場面。

しかし光州にソクチョルを移送してからも、頭に巻いた包帯に

血が滲んでて「ん?」と思った。だいぶ長いこと昏睡状態のはずで

まだ血が出ているん?あと、ミョンヒはいつも血だらけになって

看護婦の仕事をしているけど、休憩室に戻ってきても血だらけの

看護服で、同じく血だらけのヒテと話し込んでたりして…

洗うわけにいかないのはわかるけど…血の臭いとか…ねぇ。

軍人から隠れて移動しなきゃいけないのに、ヒテミョンヒ共に

懐中電灯つけたままあちこち揺らして、あれじゃ見つかるよ…

ってなったり、街で銃弾に倒れた女の人を抱えて、

救急車に乗せる時多分エキストラクラスの人だったんだろうけど、

ケガした足を軸に立ち上がってたりね…(笑)ちょこちょこと雑。

 

・ミョンヒの先輩看護師役のキム・ポジョンさんは、

ドクターキムサブでも看護師を。

 

・今作では血の繋がらない兄弟役だったイ・ドヒョンと

チェ・スンフン。スンフンくんは、「メランコリア」で

イ・ドヒョンの少年時代を演じている。

 

・ミョンヒとヒテ、それぞれの弟の成長ぶりが…



・ちゃんとヒテ父は、自分の行いに対する厳罰を受けたのかしら。

・「五月の青春」放送終了後、最初の月曜日の2021年6月14日、
5.18民主化運動犠牲者の身元が41年ぶりに確認されたとのこと。

 

以上です。

 

星は

★★★★★★★☆☆☆