生まれた以上は死んじゃいけないと
先天的に囁き続けられる日々
それは恐怖を生んで希望を奪って
嫌味を含んだ優しさをくれました
大事なものを作らないようにする世界を創っていると
なんだか自分が大事になりすぎて
それは虚無を生んで絶望を孕んで
興味を失くしたやらしさをくれました
もう1回ともう何回神頼みした?
胃酸とコーヒー
先週から変わらない愚痴が飽和して
もう1回ももういいかい?
代わり映えもしない苦しみが
また僕と遊んでくれたよ
底辺なことしかニュースにならないから
まだ自分はマシなんだと言い聞かせる病
他人が他人を語ってくるから
眠くもならない孤盛り唄
だったら僕が後天的に囁やこうか
わずかな非日常で記憶に刻み込むことができるなら安いもの
未来に乖離し 過去に回帰す
高低差を度外視して繰り返す時間に
戸惑いはなく ただ懐かしむだけ
生き疲れたとこぼしては 矛盾の呼吸で取り戻す
相も変わらず 括弧ばかりがつく僕で
有ったことにもできなくて
無かったことになんて なるはずもなくて
辻褄が揃えばそれで上がれる
そんなゲームを続けているだけ
観客の帰ったステージで踊る
その生命 尽きるまで
僕の夢が叶うまで
あと何度流れ星は降り注ぐんだろう
まとまらない頭を庇うように
足元ばかりが壊されていく
霞む視界と濁る言葉を
繋ぎ合わせて繋ぎ留めては
薄めて温(ぬる)めたミルクのような
君との思い出だけを呑みながら眠る
理屈と影だけが後からついてきて
追い越すための数歩の光がまだ足りないみたいだ
守れた言い付けほど役には立ってくれなくて
聞きそびれたことばかりを何故か理解しすぎてる
壊れたから止まったのか
止まったことを壊れたと喚いたのか
今ではもう わからないけれど
僕の夢が叶うまで
あといくつ夜空の星は消えていくんだろう
実はもう解けている問題を
わからないフリのまま過ごしていく
僕の夢が終わるまで
あと何度流れ星は降り注ぐんだろう
まとまらない頭を庇うように
足元から切り崩されていく