やまいだれ恨奇廃人形 -24ページ目

やまいだれ恨奇廃人形

ノイローゼ一歩手前の人のブログ。

不幸に浸かって
不運に浸って
飼い慣らしてきた言い訳たちをつまみあげれば
悲痛な顔して叫び出すんだ

もう1回アナタのもとに戻れるのなら
もう1回独りになるあの経緯も踏めるんだ
 

強くなるために弱くなりさがったアノ瞬間に
君からの抱擁をまた受けることができるのなら

 

あと何度だって 同じ過ちを

あと何度だって 違う道筋を

あと何度だって 似た人生を

過去の白旗燃やし

その後の後処理

追憶を阻めず 残る言霊のみが狐魂する

 

脳内に反響する

選び損ねた選択肢たち

黒く塗り潰してきた道を

白く覆い被せていく

 

一体この心臓と魂は

元は何色だったのだろうか

 

過去の影踏みに濁みを一滴落としてみれば

等間隔に広がっていく

罪 罰 罪 悔

 

消えぬ記憶と

届かぬ想いを夜に飛ばせば

 

今そこだけが正解なのだと

すべての膜に 響かせる以外の術は無い

 

 

天からの声は

どう届くのだろう

どこに届くのだろう

 

あの日のキミなら 今のボクを

どのように 言い表しただろうか

 

それが正解であっても 間違いであっても

否定から始まるこの言葉で

最後の最期までボクは

我儘を言い続けるのだろう

 

 

嫌 でも だって、

否 デモ だって。

生まれてきたことが過ちで

生きていることが間違いで

 

有耶無耶にしながら日々を超えて

誤魔化されながら時を超えて

 

薄れていった キミのコト

忘れていった ボクのコト

 

この視界から見える景色が

曇っていくと同時に

この景色が見えるそのガラス玉も

きっと掠れていくはずだから

 

薄れていって

忘れていって

掠れていって

崩れていこう

 

ありがとう

さようなら

 

 

おかえりなさい

おかえりなさい