ここ数年、スプリントレース用のバイクはCBR125の
1本に絞ってきましたが、
年に1度くらい12インチのOPEN車両に真剣に乗ってみると
結構気分転換になるし、思いのほか得るものがあるんです。
2012年は榛名のシリーズ戦を
NSRベースのOPEN車両とCBR125の2台による
ダブルエントリーで戦った結果
乗り換えが忙しすぎて
どっちのバイクも乗り方が分からなくなって
相乗効果は感じられなかったんですが(笑)
たま~に、レースとかじゃなくて
ニュートラルな気持ちでしっかり集中して乗ると、
バイクの特性とか、良いところとか悪いところが
結構はっきり分かるんだよね。
先入観無しでバイクと向き合えるところがいいのかな。
頭文字Dで拓海がハチロクとインプを交互に乗って
ドラテクを磨いていったあれに通じるものがあるんだけど
俺の場合、ドラテクというよりは
マシンセッティングの完成度を上げるのに
ふたつの判断材料、判断基準ができることが
結構有効に働いてる気がするのです。
エンジン的にはOPEN車両の方が圧倒的に速いけど
実は車体の完成度はCBRの方が高くて
17インチの重たいバイクの方がコーナー速かったり…(^^;
そうすると、OPEN車両をCBR並みに転がせるようにするには
足回りのセットをこんな風に変えていくべきなのでは…?
みたいな感じでね。
そう、CBRで走っているときは
前を行くNSRを必死に追いかけて
NSRで走っているときは
後ろから迫ってくるCBRから必死に逃げているんだ…。
以前はマシンの判断基準がNSRだけだったが
その判断基準が二つになることで
大げさに言えばマシンセッティングの世界観が変わるのさ。
点と点をつなぐ1本の線の中には無限の点があるように
マシンセットの幅が広がっていくんだ。
そして
今まで分からなかったようなことがだんだん分かるようになる…。
結局、速いマシンを作るのに近道なんてないって事さ。
イニD風に表現するとこんな感じね。
だから、年に1回の耐久レースに出るためとは言え
OPEN車両のマシン作りには一切妥協しないのです♪
それで今年は目標タイムもクリアできたし!
まぁ、レースにはケガで出れなかったけど
俺的には今年のマシン作りは結構満足いくレベルでした!
それに、新しい課題もたくさん見つかったし
来年にはまた更に速いマシンが出来上がるぜ☆彡
あとね…、
今回久々にOPEN車両いじって
良かったなぁ~、ってゆ~か
安心したことがあったんです。
それは…
メインジェットの番手がまだ見えた事~☆彡
会社でもキャブ屋のオッサン達が
ジェットの番手が見えねぇ~や…
なんて言うのを聞くのが切ない今日この頃ですが(笑)
俺はまだまだジジイじゃねぇ~~~!
マシンのセットアップスキルも
ライディングスキルも
視力も(笑)
まだまだ現役バリバリ~!
しかし、早くホネくっつかねぇかな…???