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夫の不倫が原因で離婚しました。こちらのブログは、不倫発覚から離婚までの過去の経緯を書いたブログになります。

 

現在進行形の記事も時々投稿していますので、過去の出来事の記事を順々にお読みになる場合は、テーマごとに絞り込んでください。    

 

第1R「不倫発覚。」

第2R「妻、動く。」

第3R「真実を知るために。」

第4R「妻、悩む。」

第5R「妻、また動く。」

第6R「偽りの人。」

第7R「2人が行き着く先は。」

第8R「最善の道を探して。」

第9R「離婚の話し合い」←今ここです

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前回の記事はこちら


さくら「あともう1つ。やるかやらないか、どうしようか迷っているのですが。」


らぶか「何をですか?」


さくら「不貞相手側の弁護士が、ご主人に、

女性は既婚者だって知らなかったんだから
妻に対して払った慰謝料をカバーする形で払え

と、言ってきたっていう件なんですけど。」


らぶか「はい。」


不倫相手ジャイ子氏側の弁護士は、ちひろ弁護士という名の女性でした。


さくら「その女性側の弁護士さんに事情を聞いてみようかな、とか、ちょっと考えちゃいまして。」


らぶか「そういうこともできるんですか?」


さくら「できなくはないです。時々あるんです。例えば、とある案件に関連する過去の別の事件に関して、経緯で分からないことがあったりすると、その時担当していた弁護士にお聞きしたりするんです。」


さくら『先生が担当しておられたこれこれの事件について、今こういう事件を取り扱っているのですが、経緯についてちょっと教えてください』みたいな感じで照会します。」  


らぶか「聞かれた弁護士は答えていいものなんですか?守秘義務とかありますよね。」


さくら「聞かれた立場とかにもよりますね。通常は、守秘義務に関わるので話せませんっていうのが原則回答になろうかと思うんですよね。ただ正当な理由があればある程度の情報を話すということはありえます。」


らぶか「でも何を聞くのですか?」


さくら「ご主人は、ちひろ弁護士から


この8万ラブカの請求額は
妻から不貞相手への慰謝料請求に
ミラーする形


と言われた、とおっしゃっていました。」


らぶか「はい。」


さくら「でも実際に女性がらぶかさんに支払った慰謝料はわずか1万ラブカです。本当に弁護士がそういう法外な請求をご主人にしたとしたら、これは問題なんじゃないかなと思っていまして。」


さくら「だから、ちひろ弁護士としたら、自分の身を守るためにですね、そんなことは言ってませんっていう可能性があるのかなと。」


さくら「自分が懲戒請求をされそうな立場で、自己弁護のために、ある程度の情報を開示するというのは、一部正当化されるという面はあります。」 


らぶか「この8万ラブカという慰謝料額は懲戒請求を受けるレベルの金額だということですか?」


さくら「本当の話だったら、おかしいことしてると思いますよね。」


らぶか「そうですね。」


さくら「要するに、全く法律上根拠のないお金を、根拠があるかのように装って請求したっていうことになりますね。」


らぶか「・・・。」


やはりそれだけの金額なのだ、ジャイ子氏が請求した額というのは。


法律の専門家の言葉は重い。


らぶか「この女性側のちひろ弁護士が夫と交渉していたのは事実だと思うんです。直接電話で2人が話していた痕跡はありましたから。」


らぶか「ちひろ弁護士がジャイ子氏の代理人として動いていたことは明らかですし、夫の方も蓬莱弁護士という先生に着手金を支払った口座引き落としの履歴があります。」


らぶか「なのに、不思議なのは、夫と彼女の和解書は、ご覧の通り、2人の署名しかありません。」


らぶか「自分たちが関わっていた形を残さないために、最後は当事者間でまとめさせた、ということも考えられますかね?」


さくら「合意書はご本人名義で交わさせたとしても、裏で報酬を取っているかもしれないということですよね?」 


らぶか「そうですね。」


さくら「慰謝料の振り込み先はどこになっていましたか?弁護士の口座なのか、相手方女性なのか。」


らぶか「8万ラブカは、夫は彼女の口座に直接振り込んでいます。振込明細の控えがあります。」


さくら「ふむふむ。じゃあ弁護士は、報酬を取らずに終わらせたんですかね・・・。着手金のみ、ということですね。」


らぶか「ちなみに、夫が先生におっしゃった内容は、夫は私にも同じことを言ってきたことがあるんですよ。」


さくら「同じこととおっしゃいますと?」


らぶか「『妻から不貞相手への慰謝料請求額にミラーする形で女性側弁護士から請求を受けた』と夫が言っていた件です。」


らぶか「私と不倫相手との合意が昨年秋に成立してしばらくしたら、女性側のこのちひろ弁護士から夫に久しぶりに連絡が入るようになりました。」


らぶか「しかしながら、不倫相手ジャイ子氏は誓約を無視して夫と不倫関係を継続していましたから、夫と対立関係には全くありません。」


らぶか「私からすれば、夫ら2人は頻繁に密会を重ねてラブホにも行っているのに、なぜ女性側の弁護士がまだ夫と絡んでいるのだろう、と思うわけです。」


らぶか「私に支払った慰謝料を夫にカバーして欲しいのなら、彼女は、夫から現金を直接こっそり受け取ればいいだけです。何もお互いお金をかけて弁護士を雇う必要はありません。」


さくら「確かにそう思われますよね。」


らぶか「そうしていたら、ある日、夫から突然、話があると言われました。

貴方の妻が女性に
法外な慰謝料を請求したから
貴方にも法外な慰謝料を請求する

とちひろ弁護士に言われた、と私を責めました。」


夫から口撃を受けた時のことを話すと、そのシーンを思い出し、どうしても心臓がバクバクしてしまいます。


らぶか「私も守秘義務があります。『彼女が私に支払った額は言えません。でも、決して法外な額ではない』とだけ答えました。本当は1万ラブカしか受け取っていない、とはっきり伝えたかったのですが。」


らぶか「そして『逆に女性側から貴方が騙されてないか私は心配です』と夫に伝えました。」



らぶか「私が受け取った額が1万ラブカだけだったという事実を彼女から何も聞いていないなんて考えにくいのですが、知ってて知らないふりをしているのかは、夫の表情からは読み取れませんでした。」


らぶか「ホント不可解なことだらけです。」


さくら「そうですね。」


らぶか「熱を上げている女性に、高額を払って誠意を見せたかったのかもしれませんけど・・・。」


らぶか「いつか真相を知りたいです。」

 
さくら「少なくとも女性側の弁護士は何も知らかったのかもしれません。依頼者のジャイ子氏がまさか不倫を続けているなんて。」


さくら「その前提で考えると、ちひろ弁護士はジャイ子氏にこう提案したのかもしれません。

既婚者だと知らなかったと主張して
奥様と争っても裁判で認められるのは難しい
とりあえず適当な金額払って
奥様との件は終わらせてしまいましょう

と、こんな感じで。」


さくら「 さらに、

2度とそんな男と会いたくないでしょうし
違約金条項入れても別に問題ないですよね

と彼女に説得。」


さくら「で、

支払った慰謝料は
既婚者だって言わずに騙してたその男から
取り返せばいいんですよ

みたいなって感じで進めていったのかななんて。」 


さくら不倫続けていることを知りながら、こんな請求していたとたら、弁護士としてかなりまずいと思います。」  

  
さくら「ご主人の方は8万ラブカという高額な請求を受けたことにカーッとなり、らぶかさんに責任転嫁をして責め立てて、らぶかさんから不貞相手への慰謝料請求を取り下げさせようとしたけれど、」


夫の言葉を思い出しました。


らぶかは彼女から
お金を受け取ったんだね


自分が犯した行為から生じた結果なのに、軽蔑した眼差しで言った夫。


さくら「ご主人はジャイ子氏に説得されたのかもしれませんね。

今後も私たち仲良くやっていけばいいじゃない
私に預けたと思って払いなさい

みたいなことを言われて、ご主人も、

それもそうか

みたいな感じで納得したとか、、、。想像ですけど。」

 
さくら「さっき私、ちひろ弁護士に照会かけてやろうかって思ったんですけど、冷静に考えると、あまり意味はないかもしれません。女性側の弁護士に不用意に関わっていくのは今の時点では避けたほうがいいかなと思い直しました。」


さくら「ご主人との協議をできるだけ丸く納めてから、何も知らないジャイ子氏に、貴方不倫関係ずっと続けてましたよねと言って違約金請求ができればベストなので。」


らぶか「はい。」


さくら「とりあえず、この8万ラブカの払い出しは、残高に戻して財産分与計算をすべき、とご主人に説明してみますね。」


さくら「女性側の弁護士に照会するのは、この8万ラブカの組み戻しがご主人にご理解いただけなかった場合にまた検討しましょうか。」


らぶか「はい。わかりました。」


少し残念でした。真相が知りたかったのです。


でも冷静に考えれば、確かに今の時点で、女性側の弁護士にコンタクトして波風立てるのは避けたほうがいいのだろう。


らぶか「先生。このちひろ弁護士と夫が慰謝料請求のことで話し合っている秋ごろ、夫とジャイ子氏が電話で何やら相談をしていたようなんです。」


さくら「そうなんですね。」


らぶか「その時の音声データがあるのですが、残念ながら、夫側の声だけですし、主語や固有名詞を省いて話しているので私には2人が何を画策しているのかさっぱり分かりませんでした。」


らぶか「おそらく、夫が不倫相手に支払う慰謝料のことを話していたと思われるのですが、唯一分かったのは、


自分の弁護士(蓬莱弁護士)から
(ジャイ子氏へ)直接連絡してもらうよう
頼もうかと思っているけどどう思うか?


と彼女に相談していたところだけです。」


らぶか「その会話から数日後に、着手金と思われる振り込み履歴が夫の給与口座履歴にはありました。通帳コピーをご覧になれば分かると思います。」


さくら「あ・・・確かに◯月◯日付けで、送り先は「ホウライベンゴシジムショ」となってますね。」


らぶか「音声データ、先生だったら、もしかしたら解読できるのかもしれませんけど。」


即答でした。


さくら「その音声データお送りいただけますか?私も真相に近づけたらと思います。」



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みなさま
お立ち寄りいただきありがとうございます

知ってるのに知らないフリして
協議をすすめるって
他の案件も平行して仕事しているなか
さくら先生大変だったと思います

慰謝料額って
上限が決められているわけではなく
いくら請求してもいい
ということは知っていましたが

弁護士が交渉にたずさわる場合
法的根拠もない額でまとめることに
制限があるということは初めて知りました


弁護士職務基本規程
(名誉と信用)第六条 

弁護士は、名誉を重んじ、
信用を維持するとともに、廉潔を保持し、
常に品位を高めるように努める 


相場を逸脱した金額で示談をまとめることは
懲戒処分になることがあるそうです

法律ごとはド素人の私
ホント勉強になることだらけでした