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夫の不倫が原因で離婚しました。こちらのブログは、不倫発覚から離婚までの過去の経緯を書いたブログになります。

 

現在進行形の記事も時々投稿していますので、過去の出来事の記事を順々にお読みになる場合は、テーマごとに絞り込んでください。    

 

第1R「不倫発覚。」

第2R「妻、動く。」

第3R「真実を知るために。」

第4R「妻、悩む。」

第5R「妻、また動く。」

第6R「偽りの人。」

第7R「2人が行き着く先は。」

第8R「最善の道を探して。」

第9R「離婚の話し合い」←今ここです

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前回の記事はこちら



さくら「あれからご主人から電話が何度かかかってきまして・・・。」        


らぶか「すみません、夫しつこくて、、、アセアセ」    



・通帳履歴開示は弁護士限り
・妻には見せない



夫の奇妙な提案に対して、検討中と伝えたにもかかわらず、回答を待てず、さくら先生宛に通帳履歴のコピーを郵送してしまったとのこと。


夫、離婚をかなり急いでいるようです。


さくら「ご主人が、『通帳履歴ご覧になられましたか』とおっしゃってきまして。」        


らぶか「せっかちですね。先生は私の案件だけ仕事してるわけじゃないのに・・・ホントすみません。」
   

さくら「いえいえ、とりあえず『お願いした範囲の資料が送っていただけてるかの確認程度でざっくり拝見しました。』というような答え方をいたしました。」      


さくら「そうしたら、『1箇所、とても大きなお金の動きがあるので先にご説明しておきたい』と、ご主人の方から切り出してこられたんです。」  


らぶか「8万ラブカのことですね。」


不倫相手ジャイ子氏宛てに振り込んだ高額の慰謝料の引き落とし履歴のことです。


弁護士から聞かれる前に先に話してしまえ、と腹をくくったのか。


通帳履歴は妻に見せるなと夫は条件をつけているけれど、その大切なはずの通帳は夫の鞄の中に無防備に入っています。


よって、私はとっくの昔に履歴は把握していましたし、こっそり取ったコピーをさくら先生に提出済みでした。


もちろん8万ラブカの慰謝料の払い出しのことも知ってます。


私たちが何も知らないと思っているのは夫だけ。


さくら「はい、私も、あのことだなと思ったのですが、とりあえず初めて聞くような感じで対応しました。『え〜っと、どの取引のことですかね。うーん、どれどれ。』みたいな笑。」   


らぶか「あはは。先生、小芝居されたんですね。」   


さくら「はい笑。で、そしたら『◯月◯日の8万ラブカの引き落とし分で、これは不貞相手に支払った慰謝料です』とご主人から。」    


さくら「『え〜、慰謝料とはどういう意味ですかあ〜?』と、何も知らない体で聞いたら 『相手は、自分が既婚者だって知らずに付き合ってたから』って言われました。」


さくら「で、この8万ラブカは、妻から不貞相手への慰謝料請求にミラーする形だと相手方弁護士から聞いています』っておっしゃるんですね。」      


不倫相手ジャイ子氏は私に慰謝料を支払いました。それを彼女は夫に付け替えたということです。


さくら「でね、『ミラーってどういう意味ですか?』と聞いたら、『妻から請求を受けて支払った金額と、その対応にかかった弁護士費用などの合算らしいんです。』みたいな言い方をされたんです。」      


さくら「 で、『それにしても大きいですよね。』と私が言ったら、『いや、自分もそう思って、妻に一体いくら女性に請求したのか尋ねたんです。でも、先方との守秘義務があるからって妻は答えなかったんですよね。』と。」       


さくら「で、『自分も不貞相手と合意内容については口外しないと約束してるから、本当はこの話を先生にしていいのかどうか迷ったのですが。』とおっしゃっていました。       


さくら「で、まあ、私の方では一通りお聞きして、『ちょ、ちょっと正直、そもそもその不貞相手に慰謝料を支払うとかいう関係自体がよくわかりません。』とお答えしました。」   


さくら「さらに、らぶかさんから不貞相手の方への慰謝料請求の経緯も、そこも知らない体で『私もまだちょっと奥様から詳しくお聞きできてないので実態がわかりません・・・。』と。」       


さくら「で、且つ、『それで事実関係が分かったとしても、そもそも、この話をらぶかさんに私はしてはいけないっていう前提なんですよね。それ、ちょっと困りましたね。』みたいな話をしました。」     


さくら「あと、ご主人にお話ししたのは、『同居開始から現在時点の給与口座の資産額を最初に教えていただいた時に、らぶかさんとしては、あれ?ご主人のご収入に対してちょっと少ないんじゃないかなっていう感触がおありだったので、通帳履歴を出してほしいというお願いになっているはずなんですよね。』と。」   


さくら『思ったより少ないですねっていうことをらぶかさんに説明する大きな1つの事情がこの8万ラブカなのに、それを説明しないままどうしろというのか』とお伝えしました。」 


さくら「『正直私も今混乱してるので、ちょっと今の時点でこれをどうするこうするの返事は保留にさせてください。汗汗』みたいな感じで、はは笑。」   


らぶか「あはは。」 
 

この弁護士は妻から何も聞いていないのか、なんと間の抜けた弁護士だろう、と夫はさぞや思ったことだろう。


らぶか「さあ、どうしたらいいですかね。」   


さくら「大きく分けて2つですよね。ひとつのやり方は、らぶかさんには通帳履歴を見せていないという体で進める。」


さくら「例えばですけど、『弁護士独自で履歴を色々分析した結果、10万円のATMからの引き出しが月複数回っていうのはちょっと多くないですか?』『8万ラブカの慰謝料も夫婦共有の出金とはちょっと認められませんね。』と、これはらぶかさんには言ってないけど、弁護士の観点からしてそう思いますっていう体で、お話を進めるやり方です。」       


さくら「もうひとつは、『らぶかさんに履歴を見せないまま協議を進めるわけにはいきません』って言って、さあご主人どうされますか?ってあちらにもう1回ボールを返すか、ですかね、、、」    


らぶか「今の時点ではどうですかね。先生としては。」   


さくら「両方メリットデメリットがあると思っていて、」   


さくら「らぶかさんは通帳も何もこっそり見てないよという表向きを貫いて、で、弁護士の見解としてっていう体でやればガキ夫さんの恨みや怒りがらぶかさんには向きにくいと思うんですね。それが1つメリットだと思います。」    


なるほど、そういう観点からも考えてくれているのか・・・。


さくら「らぶかさんが、例えば10万円のATM引き出しことであれこれ言っているって伝えれば、たぶんご主人はらぶかさんに対して敵対意識を持たれると思うんですよね。」  


らぶか「そう思います。基本的に私の意見は夫にはもう響かないんです。弁護士である先生がこれはおかしいと言った方が、夫もまだ受け入れる余地があると思うんですよね。」
 

さくら「で、 逆に、らぶかさんに通帳履歴見せないわけにはいかないよ、とご主人に伝えるやり方ですけど、、そうですね、うーん、」


さくら「ご主人が、早く話をまとめることが切実であれば、らぶかさんへの通帳開示を諦める、、と、、 」


話しながら、私が通帳を見た後の協議の行末を頭の中で描いているようでした。


さくら「でも、あんまり意味はないかもしれませんね、こっちのやり方は・・・。」


私に通帳履歴を開示するやり方にあまり大きなメリットは見い出せないような感じでした。


らぶか「今の時点で判断すると、表向き私が何も知らない状態というのをとりあえず続けてみた方がいいのかなと。まあ最後までこのままっていうのは難しいと思いますけどね。」


さくら「わかりました。じゃあ、ガキ夫さんへの言い方としては、『協議で話がまとまるんだったら、なるべく私限りで防いでおきます。ただし、協議が仮に硬直状態になって、調停から裁判になる時には、らぶかさんに見せないわけにはいかなくなりますからね。』 とそういう感じで。」 


らぶか「不貞相手に夫が払ったプレゼント代とかもし存在するのであれば、それは夫婦共有の出金にされるのは抵抗感があると私が言っていたくらいは夫に話してもいいですよ。」   


さくら「たぶんそこまで言わなくても大丈夫かなと思いますよ。以前にご主人に私、一般論としてお話ししているんです。」


さくら「通帳の開示自体を渋ってた時期に、ご主人、電話で『そもそも通帳の全履歴出すっていうのが一般的なのかーっ』と反論されたことがあったんですけど、『いやいや、普通にやってますよ』と答えました。」


さくら「開示できない場合には、最終的には裁判所に申し立てをしたりして、金融機関から取り寄せるものです、みたいな説明をしまして」


さくら「さらに、『夫婦間でお互い財産関係を疑ってない関係性があり、もう残高だけの開示でいいよっていう場合にはそこまでやらないんですが』」 


さくら「『不貞があった件では、一般的に、その行為自体が配偶者に対する裏切りなので、裏で何やってるか分からない人だよなっていう気持ちになりますよね。』と。」  


さくら「『相手の女性の方にお金が流れてるんじゃないかって誰でも思うものです。』と。」


さくら「 『だから、不貞が絡んでる件だと、大体皆さん履歴を要求されます。』と笑」


らぶか「あはは、先生そんな風におっしゃられたんですね笑。たぶん、夫を怒らせないように、先生上手にやんわりとおっしゃられたんだと思いますけど笑」  


さくら「はい笑。」


さくら「この時のこの説明が伏線になっているので、らぶかさんがそこにこだわってるみたいな言い方をしなくても、不貞された奥さん側の立場からするとこういう風に思うはずです、っていう説明の範囲で十分通るかなと。」


らぶか「なるほどなるほど。ではそれでお願いいたします。」


とりあえず方針はかたまりました。


さくら「あともう1つ。やるかやらないか、どうしようか迷っているのですが。ご主人が不貞相手に払った慰謝料のことで、女性側の弁護士に内容照会をしようと考えているのですが。」


次回に続きます。