中学生になって1か月半がたちました。
学校からのお知らせも、親に直接届くものはほとんどなく…
多くが、生徒を通じての伝聞形式です。
保護者へのお知らせは、「保護者会のお知らせ」(保護者の出欠確認)と「〇〇の費用は積立金より徴収させていただきます」(学費関係)くらい。
お知らせプリントが山のように届いていた小学校とのあまりの違いに、当初は戸惑いましたが、結局、そうやって、少しづつ少しづつ、「自立」を促して「自主性」を育てていく学校なんだなぁ、としみじみ実感しております。
また、学習面においても、驚くことが多いです。
中高一貫校あるあるで、特に理科・社会の授業内容は、かなり自由でアカデミック
大学受験までの距離が長い、というのもあると思うのですが、基本的な姿勢として
「学問は、大学受験のためにするんじゃない」
というスタンスがビシビシ伝わってきます。
でも、その分、授業をしている先生は、ものすごくアカデミックで、専門性も高い。
先生も、こんな授業ができて、楽しいだろうなぁ!と思う授業です。
なので、教科書は使わず、先生お手製プリントで授業は進んでいきます…
「学校は、塾(予備校)じゃない」
そりゃ、そうですよね。
大学受験が人生のゴール、ではない。
人生100年時代。当たり前ですが、大学受験後の方が、圧倒的に長いんですよね。
その人生を豊かにする「知識」と「感性」を、思春期という多感な時期に磨いていくことができるのが、「学校」という場所なんだと思います。
子育てのゴール(?)が一応「大学入学まで」というものあって、多くの保護者は学校の進学実績が気になるし、ついつい近視眼的に学校教育を評価してしまいがちです。
加えて、「成果主義」の荒波に揉まれ、効率的であることを良しとして仕事をしてきた我々世代は、「コスパ」「タイパ」みたいな意識も高く、教育にはそぐわないと思いつつも、やっぱり気になってしまいます。。。。
だから、塾いらずの、予備校もどきの、管理型教育の学校が、近年は人気になるんでしょうね…
「本来の『学び』とは何か」
学校の教育理念を、ひしひしと実感する今日この頃です。