前回からの続きです。
≪過去記事≫ 我が家が一番重視する科目
≪過去記事≫ 我が家が一番重視する科目(2)
我が家が一番大事にしてきた科目が「国語」です。
高度な思考力と知識(教養的な知識)をもって、書かれていることを理解する、読解力。
そして、自分の考えをまとめて、相手に伝わるように解答する、記述力。
これらの力を育てていくために、我が家では、Z会の中学受験コースの国語に取り組み続けてきました。
4年生までは、そこまで文章も難しくなく、苦労することなく解いていたのですが、5年生になってからは、ぐっと内容が難しくなりました。
問題文は長くなりましたし、扱われる文章そのものの内容も、一段階難しくなった印象でした。
でも、ここで、しっかりと問題文を読み込み、設問ひとつひとつについて、その答えを選んだ根拠をしっかり確認することを徹底したことで、読解力がずいぶん育った気がします。
あとは、記述力。
娘は、低学年の時から自由作文が得意でなく、基本的に長い文章を書くのが苦手なタイプです。
苦手なことは、子どもは進んではやりたがりません。
でも、すこしづつすこしづつ取り組むことで、以前に比べ、ずいぶん書けるようになってきました。
まだまだ得意とは言えないので、今後もしっかり力をつけていきたいと思っているところです。
大学受験や、昇進試験、なんだかんだ小論文的なものを書く機会は、一生ついてまわりますからね
小学校高学年は、個々の成長曲線にもよるとは思いますが、心も体も一気に成長します。
大人の社会やテレビや新聞などの社会についても関心を持つようになり、身近なものだけでなく、地域社会や国際社会についても理解できるようになります。
そんな成長著しい年齢だからこそ、中学受験をする子もしない子も、中学受験用の国語の勉強に取り組むことで広がる世界が、確実にあるのではないかと思います。
問題を解くためではなく、問題文を読むための国語の学習
国語力というのは、母語力。
国語力を鍛えるということは、思考力を鍛えるということ。
母語は、当たり前ですが、すべての教科につながっています。
金利と一緒で、その複利効果はとても大きいと思います。
もしかしたら、中学受験で一番重要な科目(一生使える能力)が「国語」なのかもしれない
そんな風に感じる、今日この頃です。