今(5年生3学期)、娘は学校の算数の授業で「割合」を学習しています。
先日、保護者会があったのですが、「高学年の算数で多くの子がつまづくのが『割合』の単元です」と学校の先生もおっしゃっていました。
娘も、5年生の4月にZ会のテキストで学習した時、
「比べられる数」「もとにする量」「割合」
「原価」「定価」「利益」「売り値」etc…
それぞれの用語を理解し、やり方もわかるから解ける。
でも、ただ公式に当てはめて、例題と同じように計算しているだけ。
しっくりきてない(納得してない)感が半端なかったのが、この分野でした。
単純に公式に当てはめるだけではなく、もう少し、しっかり理解できるものはないだろうか、と色々探したところ、サイパーシリーズの「倍から割合へ(売買算)」が、とてもよかったです。
3学期に授業でやることが分かっていたので、我が家は時間に余裕のある夏休みを利用して、取り組みました。
テキストの冒頭に、
本書の目的・・・「公式にあてはめて計算する」方法ではなく「倍の意味」から「割合」を解くことができる様にする。
と書かれている通り、
「りんごは100円。みかんは50円。りんごの値段はみかんの値段の何倍ですか」という小学生になじみのある「倍」の考え方からスタートし、結局「割合」というのは、この「何倍か」と聞いているのと同じで、表現がちがうだけということを多くの例題と類題を通して学んでいきます。
スモールステップで進むので、子供も「これ分かりやすいね!」と言っていました
算数や数学って、公式に当てはめて解くのはいいのですが、本質をしっかり理解せず単純な丸暗記だと、公式をすぐに忘れてしまうんですよね。また、ちょっと応用になったとたん、「あれ?どっちをどっちでわるんだっけ?」みたいなことになって、非常にトンチンカンなことをしてしまったり。。。
なので、一見遠回りに思えても、本質を理解するのが結局は一番の近道だと思っています。
割合の分野は、中学の「方程式」「連立方程式」などでも出てくる分野なので、小学生の時に、しっかりと本質を理解しておくことは決して無駄にはならないので、おすすめです。