算数について、6年生では、Z会で新たなコースは取らず、中学受験コース5年生の総復習を行っています。
≪過去記事≫ 6年生の家庭学習(2月・3月の算数の復習)【割合と比】
≪過去記事≫ 6年生の家庭学習(4月の算数の復習)【特殊算:面積図・線分図】
≪過去記事≫ 6年生の家庭学習(5月の算数の復習)【速さ】
≪過去記事≫ 6年生の家庭学習(6月の算数の復習)【旅人算】
≪過去時期≫ 6年生の家庭学習(7月の算数の復習)【時計算】
≪過去記事≫ 6年生の家庭学習(8月の算数の復習)【流水算・通過算】
そして、この夏休みで、(図形問題を除いて)中学受験分野の基礎的な内容は、一通り終わらせることができました。
そんな娘の復習に付き合っていてつくづく思うのですが、中学受験の算数って、やっぱり、難しいですね…
何が難しいのかというと、カリキュラムが、一般的な子どもの脳の成長や発達を無視しているところです。
5年生の時にはなかなか理解できなかったことが、6年生ではすっと理解できるようになっている娘の様子を見ていると、つくづく、中学受験の算数の理解度って、脳の発達具合が大いに関係している気がします。。
これって言いかえると、6年生だったらすんなり理解できることを1年前倒して学習するから、ものすごく苦労する、時間がかかる、ってことなんですよね。
脳の成長や発達が早熟な子(5年生の段階で6年生の脳に成長している子)は、学習内容の本質を理解できるから、少ない練習量で習得できる。本質が理解できているから、応用もできる。
一方、そこまで脳が成長していない子は、本質を深いところで理解できないから、解き方をパターン化するような学習方法になってしまって、圧倒的な「練習量」が必要。
もしくは、本質を理解させようとすると、「理解するのに、ものすごく時間がかかる」=「勉強時間が長時間必要」になる。
そういうことなのかな、と感じています。。
大昔の、中学受験がもっと牧歌的だった時代は、ここまで早いカリキュラムが組まれていなかったわけで、少なくとも今よりは、子どもの脳の発達に即したカリキュラムだったんでしょうね。。
『十で神童 十五で才子 二十過ぎればただの人』なんてことわざ?がありますが、これも結局、「神童と言われていた子は、単に、普通の人より脳の成長が少しばかり早かっただけ」ってことだったりして・・・
なんだか、色々悩ましいですね。
中学受験の算数って、結局のところ、子どもの脳の発達に密接に関係しているということが、娘を見ていてよくわかりました。
なので、他の子と比べて、「今」できなかったとしてもあまり悲観せず、
競争に煽られて、「高すぎる負荷」を子どもにかけることなんてこともせず、
それよりむしろ「中学入学後に燃え尽き症候群にならないこと」とか「勉強嫌いにさせないこと」を大切する方が、「長い目で見れば吉」なんじゃないかな、
と思った、6年の夏でした