ラーメン二郎 めじろ台店 | グル狂日記

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長くてクドいです。
ここから先は覚悟してお進みくださいませ。
かしこ。

2024.8.25()

 TODAY'S
 
ラーメン二郎 めじろ台店

  de狂った話です。

 

 

 世の小学生は今日あたりで夏休みも終わりでしょうか?オヂサンが小学生だった数十年前は、夏休みは8月の31日までしっかりありましてん。

 

※画像はインターネッツからお借りしました

 

 当時の小学生は今日あたりから手を付けずに見ないフリをしてきた宿題に仕方なしに向き合う時期に差し掛かるはずなんですが…

 

 きょうびの小学生は大変なんですね。

 

※画像はインターネッツからお借りしました。

 

 因みにアテクシは嫌な事は先にヤッツケ隊の隊長でしたので、当時必修宿題であった『夏休みの友(通称:夏友)という問題集みたいな冊子は7月中にやっつけ、絵日記もテキトーなイベントをでっち上げ先に作成し、後から天気だけ書き込むという何ともどーしようもない悪ガキで御座いました。

 

 でも良いんです。後でアワアワ苦労したくないんでね。えぇ、えぇ。

 

 そんな(どんな?)日本全国の小学生が一斉にサザエさんシンドロームに苛まされている本日、学校の宿題とは無縁の、寧ろ人生の宿題に今後も一切向き合わないつもりか?と小一時間問い詰めたいオジサンが向かうのはめじろうこと、ラーメン二郎めじろ台店でごぜーやす。

 

 

 8月のアタマにめじろうにお邪魔してそれはそれは旨いつけ麺を頂いて参りました。つけ麺はレギュラーメニューではない為、いつまで提供して頂けるか分かりませんので早く2回目のチャレンジをしたいと意気込んでいました。

 

 

 ましてや明日から夏季休業に入る予定のコチラ。

 

 

 もしかしたら休業明けにはメニューから落ちてしまう可能性もありますので何としても行っておきたいところ。

 

 

 したらば、朝から掃除や買い物などやる事をキッチリと済ませ、入院明けから絶好調の相棒を駆って八王子方面へ。

 

 

 行きすがら、今日のめじろうではトッピングのアブラに『白アブラ』を選択してみようと。

 

 今でこそ、味付けのアブラが二郎でもメジャーになりつつありますが、少し前までは二郎のアブラといえば特段味付けがされていない背脂の塊(無論スープの寸胴に入っているのでスープ成分は染み込んでます)が主流でした。

 

※先代めじろうの黒アブラ(今直系店で主流の味付きアブラとは色が明らかに異なりますね)

 

 しかし、先代めじろうでは予めカエシに漬けられた味付きの通称黒アブラ(蜂蜜が入っているとか、大量のグルが入っているとか諸説囁かれていましたが)がデフォルトで乗る希少な二郎でした。

 

 

 しかし、先代のつけ麺やつけ味ラーメンは柚子などの柑橘系のフレーバーが強めなセッティングをされていたので、ややクセの強めなデフォルトの黒アブラですと味がぶつかってしまう事もありました。

 

 そこで敢えて味付けされていないアブラ(通称白アブラ)を乗せて頂くと実にバランスの良いつけ麺やつけ味ラーメンになった記憶があります。

 

 前回いただいた二代目めじろうのつけ麺も、先代リスペクトなんでしょうか、柚子系の香りが強くしましたのできっと合うんじゃないかと期待しながら向かいました。

 

 

 11時半ころにお店の前に到着すると、丁度ファスロの方でしょうか?お店の斜向かいにある専用駐車場から出てこられるところでしたので、信号の代わり端で少しあたふたしながらやり過ごして無事に駐車場へイン…

 

 

ガコッッッ!

 

 あっ?やっちまった?すれ違いに注意するばかりに気を取られ、駐車場中央部に出来たアスファルトと砂利の境い目に出来たギャップに気づかず思い切りフロント周りをヒットガーンガーンガーン

 

 まるでジャグラーの「ガコ」音にビクッとするかの如く(今はスロット引退していますよ、えぇ、えぇ。)たまげて嫌な汗が出ました。

 

 

 あぁ、またやっちまったか?普通の車ならなんともないんでしょうけど、如何せん車高が自分の知能並みに低いもんですからこのようなちょっとしたギャップでも命取りになってしまうんですよねぇ。皆様もお気を付け下さいませ。

 

 

 少し意気消沈しながら5名ほど並ぶ店先に接続すると、自分の次に入ってこられたスズキのスイフトスポーツ(通称スイスポ)が実にエエ音で車庫入れされとるんですわ。

 

 今、正直相棒のMINIが故障に次ぐ故障と金がかかり過ぎてホンイキで買い替えを検討しておりましてん。その第1候補が実はスイスポでして。

 

 私の次にご夫婦で並ばれましたので、失礼を承知の上お声掛けさせて頂きましたら、実に気さくにお相手させていただきまして。スイスポの素晴らしさを色々とご教示いただきました。

 

 奥様も素敵な方で、笑顔でお話を聞いてくださり本当にありがとうございました。そして貴重なお二人のお時間を頂戴致しまして申し訳ありませんでした。

 

 

 

 夢中でお話させて頂いているうちに入店のタイミングとなり、お二人にお礼を申し述べて一足先に券売機へ。

 

 

 前回同様、つけ麺のランプに「売切」が点灯していないことを確認し一安心。

 

 

 無事に食券を購入して中待ちの先頭へ。

 

 

 ピットにはクールな店主さんと、初めて見る若い助手さん。つけ麺の盛りつけ等に苦労されている感じでまだOJTが完了していないフェーズでしょうかね?少し不安が募ります。

 

 

 奥の席が空きましたので先代めじろうから引き継がれた氷が出る給水器で水を汲んで席に着こうとすると店主さんから角でお願いしますと言われ慌てて引き返すめじろうニワカなアテクシ。

 

 

 店内には店主さんの趣味でしょうか?70年代から80年代のロックサウンドが流れており、自分的にもドストライクな選曲。

 

 ツェッペリンの「天国への階段」やホワイト・スネイクの「Here I Go Again」なんかが流れていて、ロバートプラントの声もデビッド・カバーデールの声も堪らんなぁなんて思いながら待ちます。

 

 

 一応着席時に助手さんに「麺少な目で」と伝えた所食券を斜めに置き換えておられましたので通ったのかなと。

 

 同一ロットのラーメンの提供が終わり、続いてつけ麺のコールタイムとなりました。助手さんから「半分の方、ニンニク入れますか?」と聞かれましたので「(あれ?半分って言ってた?)野菜少な目、ニンニク、白アブラで!」とお願いしました。

 

 何かサポートに不安を感じた上、麺量が半分で通ってしまっていたのを瞬時に察したため、ハッキリと白アブラで!と伝える事だけに全勢力を傾注した結果で御座います。

 

小ラーメン(麺半分) 800円

つけ麺 200円

1,000円也。

 

 

 先につけ汁が届いたんですが、結構寂しげな盛りになってしまいました。

 

 

 麺量もやはりもう一声欲しかったなぁと思わざるを得ない盛りつけ。

 

 

 で、つけ汁の方なんですけど前回デフォでかなり野菜の量がありまして、次回は野菜少な目にしようと。やはり野猿出身の店主さんですから、デフォのラーメンの盛りつけ見ても最初の一掴みが結構な量で盛りつけられていまして‥

 

 

 因みに上記の画像は前回頂いた野菜デフォのつけ汁ですが、結構な量で入っているのが分かるかと。

 

 

 で、今回ヤサイを減量したわけですけど、今度は極端に減ってしまいました。中々難しいところですね。そして白アブラは無事に通って店主さんが寸胴から直接アブラを掬って乗せてくれました。

 

 ただ、ニンニクは入れることが伝わっていなかったようで最後まで丼に見つけることはおろか、お口にガーリックの嵐をもたらすことはありませんでした。残念。

 

 

 その白アブラで早速野菜を頂きますね…うんうん、矢張り上質な背脂はそのままでも相当旨いです。中山二郎なんかでも感じますけど、上質な背脂には臭みやエグミなどが皆無で脂っこさとかも感じないんですよねぇ。

 

 

 そして前回も気になったこの低扁平の平打ちピロピロ麺。これは他店では中々お目に掛からないタイプ。新代田のギザ麺にも若干通じるものがありますが、コチラの方はより平打ち度が高いと言いますか。

 

 

 そしてその個性的な平打ち麺をつけ汁に潜らせて頂きますと・・・おぉ、前回より更に柚子度が増していますねぇ。先代のめじろうで「柚子増し」をお願いした時と近い感じで柑橘系の香りが強めです。

 

 

 つけ汁の丼には先に2種類の粉末を入れた後(1つは柚子パウダーで間違いないと思います)、透明な液体(恐らくお酢)と最後に蜂蜜を結構な量で回し入れておられました。

 

 そこへグルとカエシを追加してスープで仕上げるといった感じでしょうか?前回は柑橘系のフレイバーとさらに強めの醤油感を感じたんですけど、今回のはより柚子が前に来る感じ。平たく言うと先代の味により近くなったかな?という個人の感想です。

 

 ただ、結論から言うと

めっちゃ旨い

  です。しっかりと豚の旨味も感じますし、他の二郎のつけ麺とは明らかに一線を画す出来栄え。めじろ台直系の味です正に。

 

 

 豚は腕肉。コレもクオリティーが相当高いです。

 

 

 柔らかくてシャクっと歯が入る神豚。食べられる人は間違いなく豚増しするべきレベルです。

 

 

 これまた先代リスペクトなのか、粗挽きの黒胡椒をタップリと振り掛けます。

 

 

 はちみつ入りで甘酸っぱいつけ汁に、黒胡椒のスパイスがキリッとした変化をもたらせてくれました。

 

 

 そしてこれはここ数年でおペンした一橋学園、立川と同じ粗挽きの鷹の爪をタップリと入れてホットに。この辺は先代の味を継承しつつも新しい風を吹き込ませているといった感じでしょうか?

 

 

 あと思ったのは、透明な液体油が結構な量で含まれていて、見た目以上にオイリーな口当たり。ただ、このオイリーな口当たりが柑橘系が尖り過ぎるのを抑えていると言いますか、良い意味で化学反応を起こしているのかな?

 

 

 とてもバランスの良い、且つ特徴的な香りを伴ったつけ麺であり、夢中で啜っていると秒でなくなってしまいました。

 

 あぁ、もう少し食べたかったなぁ…

 

 

 ごちそうさまでした!

 

 店主さんに謝意を伝え外に出ると、先ほどお話しさせて頂いたスイスポを駆るご夫婦も出てこられたので少しお話させて頂きお別れしました。

 

 

 今日は素敵な出会いがあり、コチラの都合で話しかけたにもかかわらず気持ちよくお相手して頂いたスイスポオーナーのご夫婦、佳き出会いを有難うございました!

 

 

 凄くおいしくて、めじろうのつけ麺は最高だなとと思いながらも、もう少し食べたかったという後ろ髪を引かれる思いでR16をひた走ります。

 

 

 ジモジ(地元の二郎)は本日は臨時休業のようでした。

 

 R55JCW 拝