2024.6.7(金)
らーめんいごっそう 東伏見
de狂った話です。
色々とあって疲弊しまくった週末…
全てを忘れる為に、先日から始まったなみのりに八王子まで逝きたかったが…結局南極○ン○ツとのイザコザで帰るに帰れず。
そうこうしているうちにYAENは早々に宣告。
切り替えて久々のHB Hillsに向かうも並びがカオス&エグイ事になっていて、今夜の精神状態では流石に接続する気力が起きず…(右手にひばりヶ丘駅前の高層マンションを見ながら踏切に捕まるのが毎度のパターン)
流れ着いたの東伏見。そう、SKIさんのいごっそう。
幸いにもお店の専用駐車場が空いていたので愛機を停めた。
時間は20時半を少し過ぎた頃。
いごにお邪魔するのは正月以来。いつ来ても満席だが並びが長くなるのは滅多に遭遇しない。
現在の営業体制。夜営業は金曜土曜のみと非常にハードルが上がっている。但し、夜の部は21時までにお店に着けば作ってくれるとのこと。(過去に確認済み)
到着時は店内満席で外待ち先頭。自分が並んですぐに後ろに列ができた。やがて中からお客さんが出てくると特徴的な店主の声で「中へどうぞぉ~」と案内される。
数年前に導入された「券売機」。コチラは以前は現金後払いで、着席するや否や「何にしますか?」と聞かれて焦ったもんだが今は券売機で選択可能。
直前まで野猿のなみのりが頭に残っていたため、いごでは久々となるつけ麺と迷ったが、今夜は液体油を全身に浴びたい気分だったので、これまた久々のデフォ(らーめん)を選択。
一緒に煮玉子と豚めしのボタンもプッシュ。なお、金曜日に限っては「豚骨スープで作った」特製カレーが食べられるので興味のある方は是非。
厨房内には酒井店主と女性助手。只ならぬスパルタ指導っぷりから以前から奥様ではないかと勝手に推測している。恐らく他人だとあのキツメの詰め寄りの数々には耐えきれないはず。
自分の直後でご飯が切れたようで、券売機を停止させる指示を出していたのだがまぁ厳しい事厳しい事…
コチラでは「ニンニク入れますか?」が生で聞けると思っていらっしゃる方も多いかと思われるが実際は「塩(ラーメン名)ニンニクはぁ~?」と聞かれるのみである。
今宵も「らーめん、味玉、ニンニクわぁ~?」と聞かれたため「ヤサイ、ニンニク、アブラで。」とクールにお願いした。
らーめん 850円
煮玉子 100円
950円也。
おぉ、麺が飛び出してるけど大丈夫か?それにしても液体油の凄い事凄い事。コチラでは「アブラ」コールすると液体油のみ大量に増量される。
ニンニクはデフォでこれくらい。刻みが細かくて強烈に匂うがハチャメチャにラーメンに合うモノ。入れなきゃ損である。
豚は小振りなのが1枚。昔からこのスタイルなので豚を食べたい方は増量すべし。
煮玉子という名の味玉は半身に切って提供される。周囲を埋め尽くす液アのクセが凄い事になっている。震える程旨そう。
ヤサイはコールしても左程増量されない。キャベツ高騰のおりでもしっかりと入っているところに好感が持てる。
早速ヤサイを液体油過多のルーシーに付けて頂いていく・・・素晴らしき油の香り。香ばしいが全くと言っていいほどクドくない。いごっそうの旨さの源はこの液体油であると私は思っている。
ベースのスープは豚出汁をしっかりと感じる豚エキス満載のもの。そこへ大量の液体油が香ばしさとコクを与えて思わず声が出るほど旨い。素晴らしい日に当たった。
すぐさま液体油に埋もれたサカイ製麺謹製の中太ストレイト麺を引き出す。アブラに濡れて妖しく輝いている。
有名な話ではあるが、店主の酒井さんは三田二郎の名物助手さんであったが、二郎の看板に拘らずご自分でお店を出された方。基本は非乳化スープにオーション麺の組み合わせであろうが、一般的な二郎と比べて麺が全然違う。
加水率高目で中太のストレイト麺は断面は四角に近く扁平率は低い。茹で加減はやや柔らかめで最大の特徴はその滑らかな舌触り。
この麺は好みが分かれるところではあるが、一貫して変えてこないアタリ、店主のなみなみなる思いが溢れているのだろう。自分はこの麺が好きで仕方ない。
そしてだ。この刻みの細かいニンニクを塗して食べたラーメンの旨さたるやハンパない。
豚は腕。コレだけのスープにポテンシャルを与えている素材であるからして、相当な上物に違いない…
味、舌触り、食感共に申し分なし。
煮玉子は特筆すべき点は無い。黄身がゼリー状になっている。
豚めし
400円也。
そしてこのお店のもう一つの看板メニュである豚めし。来る客さんは相当な数でオーダーを入れる人気の品。
ほぐした豚にグルとカエシを垂らして良く撹拌。仕上げに刻みネギが頂上に乗る。旨くないはずがない。寧ろ旨さしか期待できな品物である。
スープも麺も一級品であるが故、添え物もみな良く合うものだ。
豚めしを掻っ込み、ルーシーで口を洗うという夢の様な流れを味わい、この幸せが永遠と書いて「トワ」に続くことを願う。
もっともそれは夢なので、現実としては最後に名残惜しくレンゲでルーシーを口に運ぶのみである。
ごちそうさまでした!
店主に謝意を伝え、大満足の腹を抱えて外に出た。
おっと、このまま車に乗ると、靴底に着いたアブラでペダル操作を誤る可能性がある。慌てて歩道にソールをこすり付けて正常な状態へ。
週末なのに気持ちは晴れぬまま、夜の街を帰路に就いた。
R55JCW 拝