2023.12.29(金)
ラーメン二郎 三田本店
de狂った話です。
私も世間並みに昨日を以て本年の業務を全て終了しました。本日より年末年始の休みに入ります…って言ってもカレンダー通りの6日間。
掃除もしなきゃなんスけど、毎年恒例にしているひばりヶ丘二郎でニンニク納めを挙行してから洗車をガッツリ行なうルーティンが天気の影響で難しそう。
したらば本日洗車をして、家の掃除は大晦日のひばりヶ丘終わりでも良いかと思い予定変更de今日は三田詣にする事に。
まあ毎年毎年思っていますが、全く以て三田に行ってないなぁ〜と。前回が昨年の師走という事で一年振りのご無沙汰が確定。
年末の三田は私同様に聖地巡礼を目指す方々が沢山集まり朝から大盛況なのは火を見るより明らかなので、少しでも早い時間にお店に到着出来るよう、早朝の電車に乗り込んで向かいます。
普段、都内の二郎も大概クルマで行くんですが、コチラ三田本店と神田神保町店は周辺のコインパがラーメソの数倍以上するなんて言うのがザラなんで、この2店舗に限っては電車で行くことの方が多いです。
因みにド田舎には料金先払い式定額制のコインパがありまして、本日停めたのは400円/24時間の設定です。
※因みに三田直近の料金は400円/15分
そんな(どんな?)聖地巡礼の為に地元ダさいたま中西部を日の出前に出発し電車でGO!でございやす。
電車を乗り継いで池袋からだと山手線内外どっちもキッチリ30分掛かる田町まで。因みに往路は内回りで。
一応アテクシも有名ブロガーの方々のように東京タワー🗼を撮影して差し込ませていただきました。
名門慶應義塾大学の正門あたりから本店を臨むと既に行列が見えます。
8時少し前の到着でしたが裏口1往復半くらいの並び。50人くらいでしょうか?予想より少なかったです。この後続々とお客さんが訪れるんでしょうね。
並ぼうとすると見覚えのある若者がニコニコしながらお出迎え。な、な、なんと
会津二郎のエース助手さん
です。遠いところお疲れ様です。
8時丁度くらいに朝礼に参加されていた方々が出て来られ列が動き出しました。
お分かりかと思いますが三田の並びは完全なる日陰。冬場はガッツリ防寒対策をしていく事を強く推奨します。
また並びは蛇腹状に店舗裏に並ぶのがローカルルールの様ですが、横断歩道付近になると折り返さないで横断歩道方面に並ばれて列が道路にはみ出してしまうので注意が必要ですね。
小一時間で看板下の自販機前まで。この辺に来たら前の方に続いて食券を買われた方が良いかと思われます。
因みにこのアサヒのお茶は三田本店以外で買った経験はありません笑笑
今更ながらご紹介しますが、三田本店のメニューはラーメンワンメニュー。
ラーメン 600円
ぶたラーメン 700円
小ぶたダブルラーメン 800円
大ラーメン 650円
ぶた入り大ラーメン 750円
ぶたダブル大ラーメン 850円
この価格高騰ラッシュのおり、未だに港区という特等地でこの値段。本当に有難い限り。
予めポケットに用意しておいた500円硬貨と100円硬貨をクラシカルな券売機に投入し、目黒二郎に次いで安い小ラーメン600円の食券を購入し再び列へ舞い戻ります。
コチラの入り口から中を覗くと創始者の現役感がハンパないお姿が目に入りました。脇を固めるのは一之江の方と後方支援は野猿の方。
野猿の方と目が合い軽く会釈をした直後、ロット調整が入り急遽前の2人組を飛ばして中へ案内されました。
空いていたシートはなんと会津助手さんのお隣。なんだが縁を感じるなぁなんて一息つく間もなく一之江さんから『少なめの方ニンニク入れますか?』と聞かれ『ニンニク少しとアブラで!』とお願いしたレジェンドの一杯がコチラ…
小ラーメン少なめ
600円也。
三田の盛り具合に関しては基本的にスタンダードが無い(助手さんが色々変わるので)ので今回のが少なめ野菜コール無しのデフォルトとは限りませんが自分的には丁度良い量。
普段三田ではアブラコールしないのですが、反射的にコールしてしまいました。
細かい背脂がヤサイのテッペンに掛かり怪しく艶めいてますねぇ。
投げ付け盛りのニンニクにはカエシが掛かってました。塩っぱくて中々良いアクセントでしたね。ニンニクの醤油漬けみたいなテイスト(マンマだろ?)でナイスでした。
朝イチに近い三田ルーシー。液体油の層が張る非乳化寄りの調整。
先ずは野菜から。今年最初で最後になる創始者の魂の一杯を心していただきます。
早々に天地を返して麺を白日の下に晒します。今日の麺は千葉二郎の助手さんが2階で打ってたのかな?
今日の太さは最近のJIROトレンドど真ん中といった感じのややスリムな仕上がり。茹で加減はちょい硬めに近い感じ。自分的にはもう少し柔らかいのが好きですね。
FZがガツンと前に出る所謂『醤二郎』といった感じのテイスト。まあMAXのデキから見たら多少旨味のパンチは弱い感じは否めませんが、粉のアシストもあって十分です。
また、刻みの粗いニンニクが混ざり込むと最早文句のつけようなんてあろうはずが無いです。
豚は腕。大きさこそ小振りですけど厚みがあり充分なボリューム。
柔らかく煮込まれた腕肉はしっとりシャクっとした食感。脂身も適度に入る神。
この辺りで中の助手さん達がお隣の会津助手さんに近況やら今後の話しやら色々と話しかけてるのが聞こえてきました。
するとオヤジさんが、彼に
「今何年修行してんだ?今日予定ないなら後で来いよ〜、社長に挨拶していけよ〜!」
と声を掛けてます。
その創始者の声色は、いつもお客さんに掛けている優しく感謝の気持ちがこもったトーンではなく、はっきりと弟子に対して掛けていることが分かる力強く、少しだけ厳しさを感じる声でした。
その掛け声を聞いた少し先輩にあたる一之江や野猿の助手さん達。緊張しまくりで創始者と会話する会津から来た未来を夢見る若者をフォローするように優しく色々とアドバイスしていました。
親方から弟子たちへ、兄弟子たちから後輩へ。
今、目の前で三田イズム・二郎イズムが綿々と引き継がれていく様に偶々遭遇し、何とも言えない気持ちになりました。
ごちそうさまでした!
オヤジさんに謝意を伝えると「ありがとぉ~!」と。その声はいつもの好々爺の様な優しいトーンが宿っていました。
お店を出て、中から出てきた会津の助手さんと少しお話をして、雪が解けたらまた伺いますね!と声掛けし「頑張ってね!」と自分なりにエールを贈らせていただきました。
今年の三田詣では、偶然の出会いがあっただけでなく「ラーメン二郎」という文化(創始者は自らを『文化人』と名乗っています)が脈々と受け継がれていく様に遭遇できる非常に貴重な機会となりました。
山田創始者もまだまだお元気de現役バリバリde何より。いつまでも絆創膏を巻いた指で平ザルを手繰る姿を見ていたいと改めて思わされた師走の朝の出来事でした。
復路は敢えて逆行せずに内回りのまま東京駅方面から池袋へ。
池袋では丁度西武池袋本店の開店時刻に当たりました。三田の少な目が思った以上に少な目で少しお腹が満腹になっていないことから吸い込まれるようにデパ地下へ。
自分のお袋が独身時代(いつの話しですかね?笑)に銀座のOLをやっていたこともあって、幼少期は年末になると家族で銀座に出かけた記憶があります。(貧乏一家の年イチの贅沢だった気がします)
その際に良く昼飯に連れて行ってもらったのが『維新號』本店。色々食べさせてもらいましたが、子供心に未だに衝撃的な旨さで記憶を占めているのが肉まん。
中濃ソースを少しだけ付けて食べると震える程旨いんです。因みに胡麻あんまんも痺れる旨さです。
そんな肉まんを大晦日用に買い込んで次に向かったのは…
みんな大好き、浅草梅園のあんみつ。このデパ地下に来たら買わずに帰る訳にはいきませんよ。えぇ、えぇ。
で最後は葉山プリンの名店「マーロウ」と迷いましたが、福砂屋でカステラ。自分はこの黒糖強めの、ザラメがガッツリ張り付いた底?の部分が大好き過ぎて。
因みにこのザラメを味わうにはお早目にお召し上がりになることをオヌヌメします。数日放置すると溶けちゃうので。はい。
さて、ブログも書き上げたので洗車しますかね?
さ、寒いかなぁ~?
R55JCW 拝