ラーメン二郎 府中店 | グル狂日記

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長くてクドいです。
ここから先は覚悟してお進みくださいませ。
かしこ。

2023.11.17(金)

  ラーメン二郎 府中店

  de狂った話です。

 

 

 季節の神様は秋を配達するのを忘れてしまったのでしょうか?

 

 

 いつまでもダラダラと続いた暑かった夏が鉈でバッサリ切られた様に途切れ、いきなり冬の足音まで聞こえてくる異常気象っぷりにアラカンのポンコツ即ちアラポン®︎のアテクシは身体が順応出来ていません今現在。☜倒置法

 

 

 月曜には都内でも木枯らし1号が吹き荒れる始末。駅前を歩く女性陣にはお足元に十分にご注意頂かないと皆さんマリリン・モンローになっ(以下自粛…

 

 

 そんな(どんな?)寒さが堪えるようになってきた週末、矢張り恋しくなるのは温泉とラーメソ。自分的には寒さ=ラーメン二郎=府中or目黒っていう訳の分からない方程式があったりしましてん。

 

 

 ただ週末のメグジの並びはエグ過ぎるのが最近のリサーチ結果となっておりまして、そんな塩梅で今宵は府中国際通りに行ってまいりました。

 

 自分的には府中二郎といえばつけ麺の熱盛り即ち『つけあつ』が好き過ぎて、真冬は勿論の事、猛暑日でさえ迷わず一択で暫く通っていたんですが…

 

 

 過去10回の現場リポートも昨年の4月にデフォルトを頂いたきり、後は全てつけあつ。

 

 寒くなってきましたし、流石に偶にはデフォルトも食べなきゃって言うんで、本日は最初から『小ラーメン』をいただく気マソマソでやって参りました。

 

 

 昼間降った大雨も夕方までには上がり、9月以来となるお店に向かいます。

 

 

 お店の裏の再開発もいよいよ形が見えるようになってきましたね。一気に府中二郎の周りの景色が変わっていきます。

 

 

 

 変わらないのは二郎が入っているノスタルジックde場末感溢れる関野屋ビルとお隣の連れ込み旅館マシマシのラブホ。

 

 

 このラブホと二郎を行き来したカップルは多分たくさんいるんでしょうねぇ。裏山。

 

 

 お店に到着したのが20時半過ぎ。並びはラブホ側へ折れ曲がり15人くらいでしょうか?

 

 一昔前の府中なら絶望的な待ち人数ですが、今ではすっかり回転率も跳ね上がりさほど待たずに食べられるはず。(実際今宵は接続からコールまで35分)

 

 中から店主さんの声で「2名中へどうぞ~」って聞こえましたので前の方に続いて入店し、小ラーメンの食券を買います。

 

 

 券売機の前で待っていると店主さんから「今夜はあったかいのでいいの?」って聞かれましたので「えぇ、小でお願いします!」とレスポンス。

 

 ピットは店主さんと前回お見かけした芸人のデッカチャンに似た感じの元気な助手さん。前のロットで水汲みと鼻チーンを繰り返しているオニイサンが居て完全にデスロットとなっているのが分かりました。

 

 そのオニイサンがやっと席を空けてくれたのでフェードインするとすぐさま店主さんから「ニンニク入れますか?」って聞かれましたので「ニンニク少しとアブラで!」とお願いしました。

 

小ラーメン

800円也。

 

 

 普段、つけ麺ではアブラコールをしないので久々に府中のアブラを間近で見ました。残念ながら府中名物「赤いダイヤ」と呼ばれるニンジンや玉ねぎ生姜などの野菜くずは入っていませんでしたが、それ以上に強烈に分厚く張った液体油の層に目が釘付け。

 

 

 府中はシャキ野菜なので見た目ほどボリューム自体は無いんですけど、かなり立派なサイドビュー。因みに小ラーメンでも受け皿を伴って配膳されるのを見かけるんですけどアレは野菜コールしている方用なんスかね?

 

 

 ヤサイのテッペンに振り掛けられたアブラ。もう見るからに旨そうで身体に悪そう。ゲッソリ

 

 

 この分厚い液体油の層に浮くニンニクの小島。刻みは細かく少な目でもしっかりと入っている部類ではないでしょうか?

 

 

 府中では時たまこのように恐ろしいほどの液体油が入ってくることがあります。勿論あまり身体には宜しくは無いんですけど、液ア独特の香ばしさが加わって震える程旨くなるのは事実です。こと液アの量に関しては千住大橋や大宮公園を軽く凌駕する分量ではないかと思っています。

 

 

 そんな液体油は後ほど麺と一緒に味わうとして、先ずは野菜を固形脂と共に頂いてまいります…ウホッ!シャキ茹での野菜に上質なホイップクリームの様な若しくは河豚の白子の様な上質な背脂が最高のドレッシングとなって(以下自粛…?

 

 

 で、賛否両論(笠原将弘さんのお店じゃないッスよ!一度でいいから食べてみたいですけど)喧々囂々の府中メーンですけど、今夜に至ってはもう標準レベルじゃなくて上野毛二郎といい勝負っていうくらいの細麺仕様。

 

 

 鼻チーン2回のオニイサンの乱してくれたロットの影響をもろに受けてデロメン好きな自分でもギリギリ許容範囲というユル麺になってしまったのもこの細さゆえではないでしょうか?

 

 前の極太麺なら多少茹で過ぎてもそのモチモチ感やらフワッとした舌触りなんかが増幅されるだけでいいところずくめだったはずなのに…個人的には前の麺の方が断然好きです。いつか戻せるのであれば戻してほしいと心底願います。

 

 

 そのユル麺に対して、シャキッとした野菜は丁度良いアクセント。少しだけ「赤いダイヤ」の破片が見えますね。

 

 

 そしてお次はニンニクに塗して啜りあげて逝きマッスル。ウホッ!やっぱニンニク最高じゃね?寧ろ最強じゃね?

 

 

 豚はいつもの府中豚。あまり大きくは無いですけどもね。

 

 

 食べたい方はぶた入りをオヌヌメしたいところですけど、今宵の時間では販売中止となっておりましたので開店直後とかしか残っていないのかもしれません。はい。

 

 

 繊維質の豚ですけど、溶ける寸前まで煮込まれていて柔らかいですが結構な塩分濃度も感じますのでショッパ豚が苦手な方にはキツイかもです。

 

 

 白胡椒は掛け過ぎくらいが丁度エエ感じです。

 

 

 非乳化二郎の特徴である香辛料とのマッチングの良さは一味にも言える事で、唐辛子の香ばしさと辛味がオーションに絡みついて大変美味しゅうございました。

 

 

 最後はヤヴァイヤヴァイとは思いながらも蓮華を動かす手が止まりませんでした。

 

 

 ごちそうさまでした!

 

 断腸の思いで丼をカウンターの上に上げると

 

店主「今夜はつけ麺じゃないんだ?寒いから?あぁ、いつもあつもりだったよね?」

 

自分「たまにはラーメンも頂かないと。1年半ぶりに頂きました。」

 

店主「まあ、ウチのはあまり変わらないけどねぇ~。」

 

自分「いや、全然違いますよ!どっちも旨いですけど!ごちそうさまでした!」

 

店主「いつも遠いところありがとうございます!」

 

 なんていう会話を交わしてお店を後にしました。

 

 

 府中は駅前の再開発に加えて市庁舎も新築されたりと日進月歩で変わりつつあるみたいですけど、昭和レトロ感あふれる国際通りとかはそのまんま残ってほしいなぁなんて個人的には思ったりします。

 

 

 VIVA!場末感ハート

 

 R55JCW 拝