ラーメン二郎 府中店 | グル狂日記

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長くてクドいです。
ここから先は覚悟してお進みくださいませ。
かしこ。

2023.9.15(金)

  ラーメン二郎 府中店

  de狂った話です。

 

 

 今日はですねぇ、シナジdeギーネーと固茹で玉子をキメキメに決めてやるつもりだったんスよ。

 

 

 したらば痛恨の臨休…。

 

 

 ならばと方針転換で府中へ。5月の連休明け以来4ヶ月振り70回目。

 

 

 夕方のゴイスーなゲリラ雷雨をやり過ごして新小金井街道を南へ。

 

 

 甲州街道に入って府中街道を左折すれば目的地はもうすぐ。

 

 

 いつものコインパ(結構高額)に駐機して小雨の中お店に向かいます。

 

 

 いよいよ裏の開発にクレーンが投入されましたね。基礎が終わればあっという間に上層階へ建築が伸びていきますからね。この角度からの夜空はもう最後かもしれません。

 

 

 まあアレだけの未接道の空地が長年放置(バブルも乗り越えてきた)されてきたんですから、そりゃあ底地の権利は無茶苦茶カオスになってるんじゃないッスかねぇ。知らんけど。

 

 

 お隣の連れ込みは今夜も元気に営業中。

 

 

 お店に到着したのが19時を少し回った頃。店前にグループ中心に5人ほど並んでいましたが…皆さんお揃いの体型で(自分も含む)若者ばかりだったんですけど、誰か1人なのか複数なのか分かりませんが、雨に濡れた犬の匂いが店前の空間に充満中。

 

 

 それはそれはかなりファンキーな香りで鼻が曲がりそう。みんな気付いていないのか我慢しているのか分かりませんけど、教えてあげましょうよ。で、最低限の体臭対策はしましょうよ。飲食店に出入りするならなおさらです。

 

※画像はお店の公式Xから転載させていただきました!

 

 店内待ちは1名。

 

 

 空いた順番で入店して、本日から

新500万円玉

 対応となったという券売機に現行千円札を投入し、つけ麺900円のボタンをプッシュ。ついでに店内の自販機で黒烏龍茶を購入。まあ、私は貧乏人なので一生縁がなさそうな硬貨ですけどね。

 

 

 と思っていたら、自分にも縁のある新500円玉も使えるとのこと。コレは朗報です。

 

 購入後、そのまま券売機前で待っていると店主さんからつけ麺ですか?と聞かれましたので「あつもりでお願いします!」と。恐らく店主さんは自分が殆どつけ麺しか食べないという事を認識されている模様。前回に至っては「あつもりですね?」って最初から聞かれました。爆  笑
 

 

 コチラでは空いた席に五月雨式で座るのがルールです。3塁側の端の席が空きましたのでそこへフェードイン。昔ですとコチラは頭上のエアコンから水が零れまくる水浸しのシートだったんですけど、今ではしっかりとエアコンが稼働しておりただひたすら居心地の良い席となってます。

 

 ピットは店主さんと初めてお目に掛かる中高年の男性助手さん。非常に物腰柔らかい接客で好感が持てます。

 

 店主さんはデポざるで麺を茹で、寸胴からスープを丼類に注いだ後、平ザル越しに柄杓で掬ったアブラをゴリゴリすりおろします。まるで背脂チャッチャ系のように雪の様な背脂が丼に降り注ぐわけです。

 

 最後にデポザルで茹で上げた麺を丼に移してデポザルの底を菜箸でチョンチョンって2回叩くのがココ府中の麺上げルーティン。そんな一連の所作を経て出来上がった一杯がコチラ。

 

つけ麺(あつもり)

900円也。

 

 

 コールはニンニク。

 

 

 府中のつけ汁はブタのみが入るタイプ。野菜類は麺丼に入ります。因みに『赤いダイヤ』で有名な府中のアブラですけど、つけ麺の場合普通に脂コールするとつけ汁に入ります。で、より赤いダイヤに巡り合いたいという方は「麺にアブラ」というコールをすると麺丼の野菜の上からラーメン同様に脂を掛けてもらえます。

 

 ただ、自分的には府中のつけ汁はただでさえ液体油がゴイスーなので余程アブラ耐性の強い方以外は控えた方が良いかとも思われます。

 

 

 そして「あつ」でお願いした麺丼にはモチのロンde府中の素のスープが入ります。カエシが入っていないので色は薄い茶系です。

 

 

 野菜はコール無しでもそこそこのサイドビュー。但しシャキ茹で野菜なので見た目ほどは詰め寄ってきませんのでご安心を。

 

 

 いつもは少な目でお願いするニンニクですが今宵はデフォで。刻みの細かいものが結構大量に入ります。香りはかなり強め。食後に人と逢う事は避けた方がよさそうです。

 

 

 今日はなんだか豚から食べてみたくなり、つけ汁に大量に沈むほぐし豚を頂いてまいります…ショッパウマ!

 

 先ずはガツンと塩分が舌を襲いますが、後から濃厚な豚のエキスが口中に広がっていきます。これは旨い。

 

 

 そして府中の『魂の源』であるベーシックルーシー。細かい背脂が浮かんでいて、まるで背脂チャッチャの東京トンコツのようなビジュアル。

 

 

 その素のスープにシャキシャキの野菜を浸してファーストコンタクト…ウホッ!うんま!

 

 濃厚すぎず、かといって旨味は満点に溢れるベースのスープ。豚のクセは大量の香味野菜によって完全に消し去られ、そこには豚のエキスのみが存在するモノ。

 

 あつもりに抵抗感のある御仁、騙されたと思って一度だけで良いですからあつもりを頼んでみてください。そのお店の命の源である一切足し引き無しの純粋なルーシーをダイレクトに味わうチャンスです。コレだけでもあつもりにする価値があろうってもんです。えぇ、えぇ。

 

 

 そして普段水で〆ただけの麺は一切食べない自分ですけど、この素のスープだけを纏った麺を啜る醍醐味ったらもう堪りません。麺の旨さもダイレクトに味わえますし。マジオヌヌメ。

 

 

 既にこの太さで定着したようですが、衝撃の展開を経て二郎随一の太さを誇った麺は他店同様スキニーに変身しました。しかしながら長さに関しましては相変らず規格外のロングサイズ。

 

 相当腕を高く持ち上げても麺の反対側が宙に浮くことは難しいです。恐らく立ち上がらないと無理でしょう。

 

 

 その長い麺をつけ汁にブチ込んで思い切り啜りあげて逝きます…

 

 くぅぅぅ~ッッ!

馬ッ!

 

 つけ汁自体は基本はデフォのラーメンを濃いめにしたイメージで間違いないです。特段香りづけ等はされていませんがめちゃくちゃ旨い。

 

 それは既に麺丼からトランスポートされた麺には素のスープが纏わり付いている状況であり、それを更にカエシとグルとアブラで旨味がブーストされたつけ汁に潜らせるわけですから旨味×旨味の相乗効果でとんでもないレベルにまで旨さが持ち上げられているのです!!!←幾分誇張した表現となっていることをお許しください。

 

 

 ヤサイと一緒に食べても旨いですしぃ~by東野幸治

 

 

 勿論豚と一緒に食べても気絶しますしぃ~byひが

 

 

 で、あまりにも長いのでどうしてもこのように移動するしかないのも事実なんですよ。

 

 

 味変は白胡椒と

 

 

 一味唐辛子。どちらも鉄板。

 

 

 で、で、最後は麺丼に残ったニンニク入りのスペシャルベーシックルーシーをつけ汁丼に全投入!

 

 

 セルフスープ割りの完成。

 

 

 デフォのスープとも一味違う、所謂『スープ割り』然としたテイスト。

 

 

 猛烈な旨味とニンニクフレーバーに、出し入れするレンゲの動きがドントストップ。マジ旨いです。あぁ、全部飲みてぇ~ラブ

 

 

 でも飲んだらとんでもない事になるのは知っているので自制心でこの辺でやめてやりましたよ。えぇ、えぇ。

 

 ごちそうさまでした!

 

 

 店主さんに謝意を伝えると、いつもありがとうございます!と爽やかに送り出して頂きました。

 

 

 府中の『つけあつ』、まさにこれからの季節にピッタリの逸品です。皆様ぜひお試しあれ!

 

 R55JCW 拝