ラーメン二郎 大宮公園駅前店 | グル狂日記

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長くてクドいです。
ここから先は覚悟してお進みくださいませ。
かしこ。

2023.10.21()

  ラーメン二郎 大宮公園駅前店

  de狂った話です。

 

 

 この日は夜明け前に出発して会津二郎に行ったんです。

 

 

 大好きなお店なので、片道250㌔近い遠方なんですが今年は5回行ってしまいましたチュー

 

 

 行き帰り共に下道でのんびり行ってきたんですが、矢張り片道6時間弱掛かり、往復するとほぼ半日走りっぱなしとなります。


 自分はクルマの運転が大好きで、サブスクでコレまた大好きな音楽を掛けながら何も考えずに愛車MINIのステアリングを握っている時が兎に角幸せ。


 

 ただ今回は流石に疲れました。帰りの那須高原では襲い来る睡魔と闘いながら昼過ぎに会津を出てさいたま市にあるさいたま清河寺温泉♨️に到着したのが18時前。


 しっかりと整ってサッパリしたら、まあ当然と言っては当然なんですがお腹が空きましてん。

 

 

 当初、土曜日なのに17時〜23時営業と何かやってくれそうな練馬区の某店を考えましたが、どうやら昼間の駅前イベントの影響のみで通常営業っぽい感じ…


 後はnkym二郎で先週から始まった『カレー汁なし』にめちゃくちゃ惹かれてはいたのですが、流石に500㌔走って風呂に入った身体では横浜迄の往復100㌔は厳し過ぎて断念。

 

 

 そういう時のOK二郎ですよ。えぇ、えぇ。清河寺からの移動時間は10分強。駅前とは思えない閑静な住宅街の一角にある此方、土曜夜ですが人影は疎ら…

 

 

 いつものコインパーキングに愛機を停めてお店に向かうと空席🈳が1つある僥倖。この後すぐに外待ちまで発生したのでタイミングが良かった模様。


 馬場二郎のレガシーとも言われている木目調の券売機にて小(250㌘)800円と玉ねぎ70円を購入。先日来始まったというおろしぽん酢100円は迷った末オミット。

 

 

 店主さん麺上げのどまん前が空いていましたので着席し「3分の1柔めで。」と店主さんにお願いしました。

 

 

 ピットはいつもクールでニヒルなヒゲの店主さんといつぞや拝見した妙齢の女性助手さんと若い男性の助手さんの3人体制。


 女性はひたすらに生姜を切り刻んでいました。少し怖かったです。男性助手さんから玉ねぎが先に届きましたので卓上の七味唐辛子を。


 昔は七味唐辛子のある席が少なかったので、当たるとラッキーシートなんて勝手に喜んでいましたけど、今もそうなのかは他の席の卓上調味料を確認しませんでしたので不明です。


小1/3柔め 800円

玉ねぎ 70円

870円也。

 

 

 周りのオニイサン達が相当にカオスでファンキーなコールを要求するのをサラリと交わしながら盛り付けしていた店主さんが充分茹でてくださった麺をぶち込んだ後に自分にもコールタイム。


 シンプルに全部で!とお願いした一杯が店主さん自ら届けられました。

 

 

 麺量は茹で前250㌘の3分の1という事ですけども、野菜増量も含む全部コールでお願いしたサイドビューは立派な標高ですねぇ。

 

 

 ヤサイのテッペンには細かい背脂が雪のように降り積もっています。

 

 

 そしてそして、なんと言ってもOK二郎のアイデンティティである透明な液体油の分厚い層。アブラー(卒)の自分でも、見ただけで全身の細胞がオールスタンディングdeお祭りワッショイ‼️になるのが分かります。

 

 

 その液アの上にニンニクが。刻みは細かくオイニーは絶品ですが翌日までシャクパー残るヤツなんでお気を付け下さいませ。

 

 

 そして大宮公園名物、おばちゃんが一心不乱に仕込んでいた国産生姜の無料トッピングもガッツリ入ってます。


 AIZと違ってコチラはニンニクとショウガは逆サイドに盛り付けられますので、混ざらずに味わえます。

 

 

 それでは早速アブラ&野菜から頂いて参ります。此方のアブラは昨今の直系店でのトレンドである味付け肉カス入りではないプレーンタイプ。


 それでもヒゲが長く細めなモヤシと共に頂くと一口で腰が砕ける旨さ。

 

 

 早速長めに茹でていただいたOKメーンを丼の底から天地を返して白日の元へ。


 以前と比較して若干加水率が上がっているんでしょうか?幾分滑らかな舌触りの麺は今時の直系店ではすっかりと主流となってきた細めの平打ちタイプ。


 

 絡むルーシーは液アたっぷりの非乳化。持ち帰り豚も仕込んでいる影響でしょうか?猛烈な豚の旨味に溢れた仕様。

 

 

 カエシもしっかりと主張していて、ニンニクとFZの狂宴に白い悪魔が華を添える抜群の仕上がり。旨いわぁ〜。

 

 

 ややクタ気味のヤサイと共に啜るのも中々乙なもの。全体的にコレぞトラディショナル二郎といった一杯で満足度が非常に高いです。

 

 ※画像に影が入ってしまい申し訳ありません…


 途中で非乳化スープにはめちゃくちゃ合う白胡椒をたっぷり掛けてスパイシーに。白胡椒の効果はスパイシーなだけで無く所謂『中華そば』テイストになるのも自分的には嬉しいところ。

 

 

 豚は腕ですかね?赤身中心の巻き豚と脂身も付いた部分が2枚。かなりのボリュームなので次回から1枚にしようかな…

 

 

 肉質は柔らかくしっとりしてます。やっぱ旨いスープは旨い豚からの法則通りといったところでしょうかねぇ。



(回想…)

 思い起こせば南銀時代の旧大宮二郎が醤油のお湯割りなんて揶揄されていた暗黒期、ただ柔らかいだけで味のしない豚が乗っていた記憶があります。


 その頃もちろん旧大宮店の店主の弟さんであるOK二郎のヒゲさんも麺上げしていたんですが、豚増しにするとペラペラに薄い豚が何枚も来て『ミルフィーユ豚』なんて言われたり…ガーン


 今のOK二郎は、グランドおペン以来ずーっとハイクオリティの豚を提供し続けていますので心配はしていません笑笑

 


 

 想い出に耽っているうちにだいぶ減ってきたので玉ねぎを投入して七味唐辛子もフリフリ。

 

 

 刻みの粗い玉ねぎは辛味も香りも強め。ストロングスタイルの非乳化スープに負けない主張を放ってきます。

 

 

 そして最後は色々な薬味と一緒にワイルドに啜り上げて麺をパーフェクトバキューミング。

 

 

 最後に残った玉ねぎとデラZEPPINなルーシーを一心不乱に掻っ込んでフィニッシュ。

 

 

 ごちそうさまでした!


 店主さんに謝意を伝えお店を出ると、汗をかいた額に冷え始めた夜風が心地よく当たります。ショウガ効果で身体の芯からポカポカです。

 

 

 帰りも店前まで並びが発生していましたが、これだけハイクオリティの二郎がさほど並ばずに食べられるって素敵です。

 

 

 いつも通り最低料金の200円を支払って帰ります。

 

 

 この日の走行距離は492㌔。

 往復に要した時間は約12時間。

 ガソリン代は6,300円。


 興味の無い方からしたら、たかがラーメン二郎2杯の為に何と酔狂なと思うかもしれません。


 ただ好き者にとっては、早起きしたその瞬間からクタクタになって帰宅するまで、その全てが

priceless

 なんです…


 R55JCW 拝