らーめん弁慶 堀切店 | グル狂日記

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長くてクドいです。
ここから先は覚悟してお進みくださいませ。
かしこ。

2021.9.29(水)

  らーめん弁慶 堀切店

  de狂った話です。

 

 

 先日、33年振りに食べた堀切弁慶が刺さり過ぎて、僅か1週間のインターバルで来てしまいました…。

 次期首相が誰になろうと大して期待もしていない自分には今夜のメシの方が遥かに重要です。

 

 

 堀切弁慶の近くには評論家出禁の店もあるようですが、此方は昭和から令和まで、自分みたいな只のラーメン好きやそれこそラーメン評論家迄ありとあらゆるお客さんを受け入れ続けて来た老舗中の老舗。懐の深さが違うってもんです。

 


あゝ、純粋ウゼェなぁ。


 

 

 さて、気を取り直して現場からお伝えします!

 

 今宵も色々あって到着は22時過ぎに。お店のすぐ隣はセブンイレブンですが、その道を隔てた更に隣のコインパーキングに愛機を停車します。(20時以降100円/60分のカクヤスパーキング)

 

 

 色々バタバタして出遅れてしまい、首都高に乗って法定速度ギリギリで安全運転して参りました。

 

 

 到着時、空席がありましたが、私が入店した後は待ちが発生していました。タイミングが良かったかなと。

 

 今週末には制限も多少緩和するため、その後は飲んだ後の締めに訪れる方も増えてくるかもしれませんね…。

 

 

 さて、先日はデフォルトの醤油を頂いたので今宵は塩で逝ってみようかと。この事を、同世代で昭和から平成初期の堀切弁慶を良く知る某超有名ラーメン店主に言ったところ、

 

「塩ダレのラーメンは、出汁で喰わせるもんだから、出汁をボヤけさせるアブラが入ったラーメンだと合わないかもよ。事実、昔ウチで塩ラーメン出した時はアブラトッピングは無しにしてたから…」

 

 と、専門家として実に含蓄のあるアドバイスを頂いたのですが、怖いもの見たさと言うか好奇心の方が強く出てしまい、結果的に振り切って頼んでしまいました。店主さん、忠告無視してごめんなさい🙇‍♂️

 

 因みにその店主さんも、味噌は脂との相性はバッチリだから問題ないと思うよっておっしゃっていました。

 

 

 そんなんで、券売機にて以下の食券を購入。

 

・とん塩らーめん 800円

・味付玉子    120円

・半ネギ     120円

・のり      120円

・小ライス    110円

 

 食券を購入したら、入り口で男性助手さんに食券を渡す時に、シッカリと塩味を感じられるよう『味濃いめ』をコールしようと決めていました。

 

 しかし、事前コールの仕方などについてネットで情報収集していたら、濃いめにしたら塩っぱ過ぎたって書いている方がいらっしゃったので直前で思いとどまりました。

 

 助手さんに入り口で食券と引き換えにおしぼりを渡されて空いているカウンター席にフェードイン。未知の塩弁慶にドキがムネムネして止まりません。

 

 

 前回と同じ席でした。

 前回も思ったのですが、ピッチャーから注いだ水がめちゃくちゃ冷たくて旨いんです。

 

 厨房内は麺上げの男性と同じく男性助手さんの2名体制で回していましたが、オペレーションは極めてスムーズで着席から5分で注文の品が到着しました。

 

とん塩半ネギ味玉海苔小ライス

1,270円也。

 

 

 ネギは半分にしたのですが、前回同様かなりの山がそびえ立っております。

 

 

 側面からの接写でもお分かりかと思いますがフルサイズのネギと間違えていませんか?って感じのネギの量です。

 

 

 因みに前回のフルサイズネギの画像と比較すると確かに半ネギは少な目になっているのが分かりますが、それでもかなりのボリューム感です。110円でしたらこの半ネギが非常にお得感もありますし、全体のバランスを考えると半ネギを私は推奨したいです。

 

 但し、ネギリアン的には次回からはやはりデフォルトサイズのネギを発注しないと名折れになりますよね?悩むところです…。

 

 

 丼の淵の脂の様子を覗いてみますと、前回より多くのアブラ感を肌で感じますねぇ。これは相当身体に悪いですねぇ。ましてやこの時すでに22時を遥かに回った時間。

 

 あぁ、でもこの背徳感がたまりません。ゾックゾクします。えぇ、えぇ。

 

 

 それでは恒例の儀式、ルーシーに野菜(今宵はネギ)を潜らせてのファーストタッチ。


 おぉ・・・塩を確かに感じますね。デフォのラーメンよりしょっぱさと出汁を前面に感じます。

 

 

 デフォが醤油の香ばしさと出汁の旨味をアブラの甘みと香りが追いかけてくる感じだとすると、塩は真っ先にしょっぱさを舌に感じて次いで豚の出汁を味わい、最後にアブラが口に広がる感じ。

 

 

 醤油と塩でここまで違うんですねぇ。深いです。

 

 

 麺のピントがボケてしまい申し訳ないです。

 多加水の縮れ麺は、モチモチの食感で前回感じた柔らかさは皆無。此方の方が好印象ですねぇ。スープを良く持ち上げて、気持ちショッパーなスープにより麺の甘さが際立つ好結果。旨いです!

 

 

 勿論、ネギリアンとしてはネギと麺を一緒に口に放り込むことも決して忘れません。

 

 

 メンマはだいぶ科学の力の味付けを感じますね。まあ、当然嫌いじゃないですけど。恐らく既製品のメンマですかね?違っていたらすみません。

 

 

 前回、チャーシューメンにしたら山ほどチャーシューが入っていたので今回はデフォ。デフォの場合は1枚のようです。薄切りですし、しっかりスープに出汁を提供した後のお姿ですからあまり期待しない方が良いかもしれません。

 

 自分的にはこのラーメンはチャーシューよりも背脂纏った麺の旨さを味わうものだと感じているので無問題です。はい。

 

 

 デフォルトで入るモヤシの量もそこそこありますね。トッピングでモヤシを発注するととんでもないことになりそうな予感がします・・・ガーン

 

 

 海苔は120円で6枚。まあ、標準的なレベルの海苔ではないかと。麺を巻くと溶けてしまいますのでお気を付け下さいませ。

 

 この辺で若干の異変が・・・そうです。段々アブラに押され始めました。率直に言うと単調且つ脂っこくなってきて味わうより飽きが来てしまいました。これは矢張り某ラーメン店の主が言っていた通りの展開になってきたようです。

 

 

 前回は余りの旨さに胡椒には見向きもしなかったんですけど、今回はこんな状況になってきたので迷わず投入。するとキリッとスパイシーになってブーストが掛かりました。

 

 このあたりで、だいぶアブラにヤラレ気味になってきていますね。写真も撮り方が相当雑になって来ています。味の感想も段々とピンボケになってきました・・・・笑い泣きアセアセ

 

 

 ライスにチャーシューとネギを乗せてパクっとな。

 

 

 ピンボケで申し訳ないですが、ご飯を海苔で巻いてパクっとな。

 

 

 味玉はスープの塩気に押されてあまり味を感じず。

 

 

 後半は麺をおかずに飯を喰らうという所謂『ラーメンライス』スタイルで完走!

 

 

 ふぅ・・・。

 

 やはり後半相当タレました。某店主さんの言うとおり、塩ダレって難しいですね。醤油ベースのスープのように最後まで後を引く旨さって感じではなく、最初にガツンと旨さが来ましたが、食べ進むにつれ段々とアブラに押され味もぼやけ気味に・・・。

 

 うーん、今回のとん塩、ファーストインプレッションとしては凄く旨かったんですけど、自分的には醤油ほどの感動はありませんでした。

 

 こればかりは好みの問題だと思いますけど、昭和から平成初期のバブルの頃、一世を風靡した背脂チャッチャラーメンは醤油ダレの香ばしさに狂ったみたいに振り掛けられた背脂の甘さのコントラストにニンニクの暴力的な香りが全てだったのだと思います。

 

 オジサン世代でこの手のラーメンにはまった御仁には、この味が身体のどこかに深くインプットされているのではないかと思います。

 

 ごちそうさまでした!

 

 

 明日から個人的に4連休なんですが・・・どうしましょう。

 少し自制しないと相当ヤバいことになりそうな予感しかありません。

 

 R55JCW 拝