ラーメン二郎 西台駅前店 | グル狂日記

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長くてクドいです。
ここから先は覚悟してお進みくださいませ。
かしこ。

2021.9.28(火)

  ラーメン二郎 西台駅前店

  de狂った話です。

 

 

 今週は、分散で取得する夏季休暇の消化期限になってまして、本当は馬車馬のように働くべきなんですが、最近の働き方改革も勘案し月水のみの労働体制となっております。

 

 

 朝から洗車を2時間かけてやり、その後2時間のワークアウト。更に温泉とサウナで2時間。

 

 その間、朝食でトーストを1枚食べたのみ。猛烈にお腹をすかせてやってきたのはコチラ。

 

 

 途中のコンビニで、数多くの二郎で使用されているブランド豚のトラックを見て、今日ならデフォのサイズが逝けるんじゃね?なんて少し強気な考えが・・・・。

 

 

 お店に近づくにつれ、根拠のない自信があふれてきて、普段はミニラーメン専門の食えない肥満体なんですが、今日は数年ぶりとなるであろう『小ラーメン』を喰らってやろうと意気込んで参りました。

 

 

 少し早く来生たかお

 

 

 しかし、いざ麺量表示を見るとビビりますねぇ〜。

 

 

 恐らく、麺量だけが要因では無いと思いますが、一般的なラーメンの3杯近くはあるんじゃないでしょうか?

 

 

 豚のボリュームに至っては、チャーシューメンと銘打って出されるものを遥かに凌駕してますからね。実際豚を食べたとたんにペースダウンなんて経験も皆さまおありになるのではないでしょうか?

 

 ちなみに西台二郎で使用されている豚は、群馬県産いなか豚の腕肉とチリ産アンデス高原豚の肩ロース肉の2種類。以前はイタリア産ドルチェポルコ豚のバラ肉も使われていましたが現在ではバラはスタメン落ちしました。

 

 博店主曰く、バラ豚は甘い脂身も多いので豚そのもので食べる分には非常に美味しいらしいのですが、出汁が取りにくいのだそう。二郎の豚はスープへの出汁供給が主たる目的であり、その副産物として出汁を取った豚をカエシに漬けて煮豚としてラーメンのトッピングにするわけですから、出汁が出ないのでは本末転倒という事なのでしょうかね。

 

 

 改めて券売機と対峙します。

 

 

 震える野太い指de数年間(記憶ではもう西台では5年以上)押したことのない左上のボタンをプッシュ!

 

 

 もう後戻りは出来ませんね。えぇ、えぇ。

 

 

 今宵はハァハァよりもドキドキが上回る純情な感情。

 あっ!皆さんマスクや口を拭いたティッシュはカウンターの上には置かないようにしましょね!

 

 さて、博店主のリズミカルな湯切りの音が鳴り響き始めました。いよいよ緊張の時がやってまいります。そして出席コールが掛かり、ニンニクで!と返し

 

小ラーメン

770円也。

 

 

 久々の小ラーメンの丼は、ずしりと重量感に溢れ、カウンター上部から下す際に緊張がMAXに達しましたぁぁぁぁぁぁ~!

 

 

 サイドビューもお見事!

 

 

 参考までに、前回頂いたSKのミニと比較してみますと、写真の撮り方が下手糞すぎて中々伝わりませんが、丼の淵からスープの表層への距離、そしてサイドビューにおける円錐度が違うのが分かるかと思います。

 

 

 今日はデフォルトである『小ラーメン』を頂くのですから、コールはニンニクのみ。博店主がこれが最適解と試行錯誤のうえ辿り着いたベストなバランスを極力崩さないよう、普段はニンニク少しのところをデフォルトのニンニク量で頂くことに。

 

 細かく刻まれたニンニクは、辛さよりも香りが強く来るタイプ。おそらく国産の上質な大蒜を使用されているのではないかと思います。メチャクチャ残りますから、食後の予定を考えてコールすることを推奨いたします。

 

 

 いつもの儀式で、野菜をルーシーに潜らせて一口。

 FZと豚の出汁が究極のバランスで合体するとこのような風味になるのでしょうね。恐らく高級な醤油ベースのカエシでは、これぞ二郎のスープというテイストにはならないような気がします。

 

 FZと呼ばれる二郎専用醤油はそのまま舐めると少し粗野な印象。そんな醤油ベースのカエシに、大量の豚で取った出汁(西台二郎では他にも数種の素材からだしを取ってると聞いていますが・・・)と背脂が合体して初めて二郎のスープになるのではないかとド素人なりに妄想してみたりします。

 

 そんな今宵の野菜越しに感じる微乳化スープは、ファーストキスだけで今宵の勝利を確信するのに十分なファクター。

 

 

 そして今日の勝利の立役者はこのでした!

 久々の小ラーメンの麺量は、普段ミニしか食べていない自分にとって衝撃的な嵩をもって丼に鎮座しておりました。なんせ、スープの表層より上部に麺が飛び出していましたから。そりゃ、もっとガッツリ盛られている方の画像などは、丼から麺がはみ出している様なのも見て知っていますが、自分にとっては今宵の麺量はやはりgkbrレベル。

 

 

 しかしですよ。

 一口目を口に放り込んだ瞬間、口中に広がる豚の旨味とFZの香りにグルとアブラの暴力。そしてそれを遥かに上回る麺自体の旨味と甘味。加えてモッチリフワッフワの食感が口腔神経の細胞という細胞を刺激しまくってマジで失神するかと思いました。(誇張した表現です)

 

 これはオールウエィズ、レヴェルの高い麺を提供し続けてくれる西台二郎でも過去イチに近い旨さの麺ではないでしょうか?もしかしたらデフォルトのラーメンだからこその究極のバランスが生み出したミラクルなのか?だとしたら普段ミニばかり食べていた自分はだいぶ損をしてしまったのではないか?

 

 なんて思ったりしましたが、博店主の事です、どんなサイズの二郎でも完璧な調整で仕上げてくれるはず。ド素人が穿った見方をしてはいけませんね。反省します。

 

 

 

 本当はそのまま食べ続けていたかったのですが、此方では外せない白胡椒をフリフリ。非常に刺激的な香りが麺の甘みを際立たせてくれます。

 

 

 続いてニンニクと野菜と一緒に極上博メーンを。ボキャブラリーに乏しくて悔しいですが、旨すぎる以外の言葉が見つかりません。

 

 しいて言うならば、ニンニクを纏った麺は途轍もなくジャンクなテイストになります。

えぇ、えぇ。

 

 ジャンクなテイストです。大事な事なので2回言いました。

 

 

 ぶた。

 ステーキのようなぶた。

 しっとりとして溶けそうなぶた。

 西台のぶた。

 

 

 柔らかさも、味の残り具合も、FZの染み込み具合もベストチューン。

 

 

 やはりコイツは入れなきゃ帰れまテン。

 

 

 一気にシビれ仕様に早変わり。粗挽きの鷹の爪はかなり刺激的な辛さを与えてくれます。花椒とミックスして使用すると非常に格調高い香りに生まれ変わりますので是非お試しください!

 

 

 気づけばあれだけあった麺が全て胃の中に吸い込まれていました。確かに極度な空腹状態ではありましたが、やはり勝因はラーメンの旨さにありました。

 

 正直数年ぶりのデフォサイズ、博さんから本当に大丈夫なのか?って警告が入りましたけど、食後の丼を見て博さんが「さすが!」ってニヤニヤしながら言ってくれました。

 

 たかだかデフォサイズのラーメン完食したくらいで何言ってんだと言われても仕方ありませんが、オジサンで西台の小ラーメンを軽々完食出来る方は相当な健啖家だと思います。

 

 はぁ~美味しかった。

 はぁ~お腹苦しい・・・・笑い泣き

 

 博さん、ごちそうさまでした。

 次回からはまたミニラーメンでよろしくお願いします!

 

 

 久々に、二郎と戦った後の満腹感と満足感、達成感などが綯い交ぜになった気持ちに浸っていると、ダイエーの建物越しに夕焼け空が広がっていました・・・・。

 

 R55JCW 拝