「マスターズ・オブ・ホラー」

公開:2019年

監督:ミック・ギャリス

アレハンドロ・ブルゲス

ジョー・ダンテ

デビッド・スレイド

北村龍平

出演者:ミッキー・ローク

リチャード・チャンバレン

アダム・ゴドリー

エリザベス・リーサー

アナベス・ギッシュ

監督の数でお気づきかと思いますが、この作品は5人の監督が競作したホラーアンソロジー作品になっています。いわゆるオムニバス形式です。(いくつかの作品を一つにまとめた作品のこと)

 

日本でいうと「世にも奇妙な物語」的な!!

 

短編映画が詰め込まれているので飽きずに見られるのはいいところですが、5つの作品の内容が最終的に繋がる・・とかではないので、”内容の濃さ”を重視すると物足りない作品にはなってしまいます(笑)

 

 5つのお話をめっちゃ簡単にご紹介(ネタバレ)

 

第1話「森の中の物体X」

監督:アレハンドロ・ブルゲス

 ある日男女若者たちが休暇を別荘に来て楽しんでいると、宇宙から蜘蛛(たぶん蜘蛛の形をした宇宙人か何か)の塊が降ってきて、若者たちに寄生していく。なんとか生き延びた一人の男が、寄生された友達たちを殺していく。

 

第2話「ミラリ」

監督:ジョー・ダンテ

 顔に傷があるアナは、旦那に勧められて整形手術を受けることになるが、入院中に病院に何か不信感を感じる。そこに待ち受けていたものは____

 

第3話「マシット」

監督:北村龍平

 カトリック神学校で悪魔マシットに取り憑かれた生徒たちに神父とシスターが戦う。


第4話「出口はこちら」

監督:デヴィッド・スレイド

 ヘレンは最近世界や人が変形しているように見え始めた、と病院に訪れた。2人の息子だけは正常に見えるという。徐々に見える世界が醜くなっていくヘレンは一体どうするのか。


第5話「死」

監督:ミック・ギャリス

 ライリーはピアノの発表会後の帰り道、見知らぬ男に襲われ、蘇生後に死者が見えるようになる。


​感想


この5つのお話の共通点は「その人の最期の死ぬ様子」が物語になってるみたいです。


一応どのお話にも主人公がいまして。


その主人公が人気のない映画館に導かれるように入って行き、いきなりスクリーンに映画が映し出されます。

その映画の主人公が「自分」なんですえー

 

映画で自分の「最期」を見せられるというテーマらしいです口笛


自分の運命を知ってしまった後は、自分ならどうするんですかねぇ・・・


映画を見終わったあと自殺する者もいれば、途中途中に出てくるタモリさん的な存在のおっさんに殺されるの?ってゆう終わり方もあるし


なんか全体的にパッとしない感じでしたよだれ


 おすすめ度は星10個中4個かな〜(^_^)


おすすめ度★★★★★★★★☆☆(8)

 

「スイス・アーミー・マン」

公開 :2017年

監督 :ダニエル・シャイナート

    ダニエル・クワン

出演者:ポール・ダノ

    ダニエル・ラドクリフ

    メアリー・エリザベス・ウィンステッド

STORY・ネタバレ注意

遭難し無人島に漂着したハンクは、絶望で自殺をしようとしてました。

 

すると波打ち際に死体メニーを発見します。

 

生きているか確認するため近づくと、体内のガスの音が聞こえてきましたが、やはり息をしていません。

 

「やっぱ生きてへんか・・」

 

と思った矢先・・・

 

 

死体が屁こいた!!!

 

そしてハンクはその”おなら”を利用し無人島から脱出を試みる。

 

ジェットスキーのように海の上を”おなら”の威力で進んでいきます・・(笑)

 

そんなこんなで無人島から脱出し、陸に打ち上げられます。

死体との遭難生活はじまりはじまり~~拍手

 

水をしばらく飲んでなかったハンクは喉がカラカラだったのですが、そんなときメニーの口から水が出てきました。

 

おならジェットスキーのおかげで体内に水が溜まっていたのでしょう・・

 

おそるおそるハンクはその水を飲んでみます。

 

「あ、飲めるわ」

 

それから、メニーの歯はカッターとして使えるし、

髭剃りにも・・

死後硬直した腕は丸太を割ることだって・・

オナラはガスバーナーにも・・

口からガスを逆噴射すれば銃にも・・

 

何よりメニーは喋ります。会話ができるんです。

 

いや、めちゃくちゃやんwwwwwww

 

そして孤独だったハンクにとって、メニーは親友のようなもの。

徐々に友情が芽生えますピンクハート死体に。

 

 

ある日、ハンクのスマホの待ち受け画面がメニーの目に止まります。

 

その待ち受け画面には、ハンクが毎日バスで出会う女性サラの写真でした。

 

メニーはその待ち受けの女性に一目惚れしてしまいました。

亡くなる前の記憶が無いため、

「もしかしたら僕の大事な人なのかもしれない」

 

実際はないと思っていたハンクですが、メニーに話を合わせて過ごしました。

 

 

ハンクは、メニーと過ごすうちに「故郷に戻らずこのまま過ごしてもいいかも」と思うように。

 

ですがある日、排泄する場所を探していると車道を見つけたハンク。

 

スマホを見るとアンテナが立っている!!

 

試しに、待ち受けの女性のSNSを開くと、自分でもメニーでもない男性と映っている写真が投稿されていた。

そしてメールには疎遠の父からのバースデーメールが届いていた。

 

それを見たハンクは「帰りたい」と思うように。

 

メニーに真実を伝えると、「裏切られた」と最初は怒っていましたが、一緒に森を抜けることを決意。

 

すると、

 

たどり着いたのはなんとサラの家の庭でした。

 

最初に二人を見つけたのはサラの娘でした。

泣き声に気づいたサラは助けを呼びます。

 

駆け付けた救急隊やマスコミ、警察、疎遠になっていた父に保護されますが、メニーは死体安置所に連れていかれるとのこと。

 

それを嫌がったハンクは、再びメニーを抱きかかえ森へ逃げます。

 

後をおった警察や父親、サラの家族は、

森の中で何日も過ごした痕跡に絶句する。

 

最後、浜辺に追いやられたハンクは、警察に手錠をかけられます。

 

メニーは二人でいたときと違って全く喋りません。

 

ハンクは一生懸命メニーに話しかけます。

 

ですがそれは誰がどう見ても”死体”でした。

その場にいた全員が冷たい目でハンクを見ます。

 

ハンクも諦めて、警察に連行されそうになったとき、

 

どこからか”オナラ”の音が・・・・・

 

ハンクは再び近づき、メニーを海に押します。

そしてメニーはオナラジェットスキーのように海の上を進んでいきました。

 

その表情は笑顔でした。

 

感想

 

 

最後の最後まで”おなら”を連発したのでコメディーぽいですが、映画のラスト10分は暗かったですよ。

楽しくハンクとメニーが暮らした日々は”死体”ということを忘れるほど面白いです。

ですが、その楽しい日々の痕跡を目撃した周りの反応で一気に”恐怖”に変わります。

 

完全に周りからみて精神異常者にしか見えないですもんね。

 

これはハンクの妄想なのか現実なのか___

 

真相は語られません。

 

ですが、庭でメニーとサラの娘が少し話すシーンがあるんです。

それを見ると、メニーが会話するのは本当にあったのかもしれないです。

 

そして、もう一つ・・・・ハンクはストーカー説

 

毎日バスで会う美人な女性に一目惚れし、待ち受け画面にするってなかなかにヤバくない・・・・?

知り合いでもないのに。

 

そして、最終的にサラの家にたどり着くとか偶然にしても出来すぎている。

 

よって、ハンクはサラをストーカーしていて庭に繋がる森だと分かっていた。

無人島やら最初は言うてましたけど、最初から最後まで実は庭の裏の森が舞台だったのです。

サラに夫がいた事実を知ったハンクは自殺しようとしていた・・

 

いろんな説が飛び交いますが総じてとても面白い作品でしたキメてる

 

ハリーポッターの死体と過ごす友情熱き日常が大変良かったです。(笑)

ラストにかけてゾッと鳥肌が立つのも盛り上がりポイントかなびっくりマーク

 

下ネタ多めですが、小学生も笑える程度ですよ(笑)

おすすめです~ニコニコ

 

 

 

「デイズ・オブ・サンダー」

公開 :1990年

監督 :トニー・スコット

出演者:トム・クルーズ

    ロバート・デュヴァル

    ニコール・キッドマン

最初この作品を鑑賞するとき、監督が誰なのか見てなかったんですけどね。

開始3秒でトニー・スコット監督の作品だとすーーーーぐ分かりました。

 

「トップガン」が好きな人はめっちゃおすすめします。

完全に「トップガン」の”カーレス版”だと思ってくださいビックリマーク

 

  STORY

 

才能と野心にあふれ勝利への執念に燃えるドライバー、コール・トリクル。

 

かつて米国自動車クラブ選手権で数々の勝利を収めていたが、フォーミュラカーのレーサーとしては挫折した経験をもつコールは、ディーラーでチームオーナーでもあるティムによって、ストックカードライバーとしての才能を見出される。 

 

コールと同じくかつては伝説的なクルーチーフとして名を馳せながらも、担当ドライバーの事故死により現場を離れていたハリーは、コールの走りに才能を見込み、現役復帰を決意。

 

ですが、コールはカーレーサーとしての才能とは裏腹に、機械音痴なところがありました。車の部品の名前や仕組みがあまり理解できてないコールに、ハリーは寄り添い指導を重ねます。

 

次第にコールの実力を引き出していき、やがてコールは初の勝利を手にする。初めてスポンサーがつき波に乗ってきた矢先、コールはライバルのロウディと共に激しくクラッシュし、二人は病院に搬送されることになる。

 

担当女医のクレアの介抱によりコールは回復を果たす一方、ロウディには怪我の後遺症が残り復帰が困難となった。ライバルを失った失意が癒えぬまま、ティムのチームに復帰したコールを待っていたのは、コールが欠場中にティムが新たに見出した若手ドライバー、ラスであった。

 

ラスと激しい競争の中でコールは冷静さを失っていき、レースではラスの策略で勝利を逃したコールは、怒りに駆られてラスの車体に自らの車体を激突させてしまう。

 

ティムはコールとハリーを共に解雇。自信を失ったコールを支えるクレア、そしてコールに自らの夢を託すロウディ、更にはハリーの奔走によりコールは新たな車体、新たなチームメイトと共にデイトナ500の舞台に立つ。そしてコールはレースに必要な、勝つための、そして生きるための、本当の勇気を取り戻すのである。

 

(一部Wikipediaより)

 

 

~感想~

 

トップガンを想起させられる疾走感のある映画でした(^▽^)

 

 

実力あるがゆえに突っ走りがちの主人公__

ライバルとのいがみ合い__

突然の事故__

主人公のやる気がなくなり__

最終的にはライバルと絆が生まれ__

美人な金髪女性との出会い__

 

 

ほぼ流れ一緒やないか!!(笑)

 

トニー・スコット監督のお決まりの流れなんですかね。

でも青春っぽくて私は好きです照れ

 

テンポもよくて気兼ねなく見れました(笑)

 

友情・勝利・苦悩

爽快青春、熱い映画が好きな方は是非!!

 

もはや、主は若かりし頃のトムを拝みに見たようなものですが・・・(笑)

 

 

 

車の修理費を稼ぐため、廃れたテーマパークでの清掃を引き受けた男に待ち受ける悪魔のアニマトロニクス。ニコラス・ケイジが遊園地の人形たちと死闘を繰り広げるホラー・アクション!

 

個人的おすすめ度★★★★☆☆☆☆☆☆(10)

 

 

「ウィリーズ・ワンダーランド」

公開 :2021年

監督 :ケビン・ルイス

出演者:ニコラス・ケイジ

    エミリー・トスタ

    リック・ライツ

    (以下、省略)

ストーリー

 

ストーリー紹介の前にアニマトロニクスを簡単に説明します!

 

アニマトロニクスとは、動物や架空の生物などをロボットで作製し、まるで生きているかのようにコンピューターで遠隔操作されているもの。まぁ、なんかロボットだけどロボットじゃないみたいということね(^▽^)/

 

無口な男(ニコラス・ケイジ)は車を運転していました。

ですが道路に仕掛けられたスパイクストリップによって、タイヤがパンクしてしまいます。

 

修理工場の男ジェドに修理代が、

「現金のみでしか支払えない」とのこと。

 

男は現金を持ち合わせていませんでした。

 

ジェドの提案で、

”ウィリーズ・ワンダーランドを一晩清掃してくれたら車の修理代タダやで”と。

 

こうして、男は廃れたテーマパークを一晩清掃員をすることに。

 

ただそれは地獄の始まりでした~にっこり

 

人形たちが急に動いて、ご丁寧に一体ずつ男を襲ってきます。

 

 

 

が!!この無口な男まじで最強で・・・・

 

 

ダチョウのオジーをモップでぶん殴り、

 

ゴリラのガスと”すっぽん”で戦う。

 

 

いや、まってwwwwwww

 

 

どんな状況やねんwwwwwww

 

すると地元の若者たちが、

「ウィリーズ・ワンダーランドは呪われてるから皆の為にも燃やしとこう」とご来店。

 

中に男がいることに気づいた若者娘リヴは、

男を助けようと「中は危険やから外行こう」と言うもガン無視。

 

最強な男は人形が襲ってくるなどどうでもいいんだわ・・

 

そんなこんなで、若者男女6人と無口な最強男がウィリーズ・ワンダーランドで人形に襲われながらも戦う____。

 

感想

 

というざっくりとした紹介ですが、皆さん見たくなりました・・・・?

 

うん、言いたいことは分かる。

 

THE・B級映画代表!!みたいな作品です。

 

あのー、完全なるコメディーですよ。

 

ニコラスのTシャツ致命的にダサすぎんねんニコニコ

 

ニコラス急に無言で踊り始めんねんニコニコ

 

この映画の内容は至って簡単です。

難しくないので軽い気持ちで見れますよ!

ゲームプレイ動画を鑑賞している気分で是非!!

 

人形と戦うシーンと休憩時間の男の姿のギャップが笑っちゃう。

(時間にこだわりがある性格なのか、一定の時間が過ぎると、人形と戦っている途中だろうが、絶対休憩に入るんです)

 

内容自体は簡単ですが、「あ、そうくるか!」といった場面もあるので退屈はしませんが、所々なんかおかしいのよ・・(笑)

 

コメディーとしてゆるーーーーーく皆さん見てみてください泣き笑い

 

 

「ルーム」

公開 :2016年

監督 :レニー・アブラハムソン

出演者:ブリー・ラーソン

    ジェイコブ・トレンブレイ

    ジョアン・アレン

    ショーン・ブリジャーズ

    ウィリアム・H・メイシー

    トム・マッカムス

 

  ストーリー

 

ママとジャックが二人で暮らす狭い部屋に今日も新しい朝が来た。ジャックは、電気スタンドや洗面台、トイレにまで挨拶をする。この部屋には色んなものがない。窓さえも天窓が一つあるだけだ。夜になると、ジャックは洋服のタンスの中で眠る。時々夜中にオールド・ニックと呼ぶ男が訪ねてきて、服や食料を置いていく。「ジャックにもっと栄養を」とママが抗議するが、逆上され罰として部屋の電気が切られた。寒さに震える中、ママは心を決める。生まれてから一歩も外へ出たことがなく、この部屋が全世界だと信じているジャックに、真実を話すのだ。この納屋に閉じ込められて7年、外には本物の広い世界があると聞いて、信じられず大混乱に陥るジャック。

 

突然の監禁から7年の時が経ち、母は全てをかけた脱出を決意する。奪われた人生を取り戻す為に、何より部屋しか知らない息子に本当の世界を見せるために_。

 

  

 

 

 

この作品は実際にあった事件を元に書かれた小説を映画化したものです。

 

その事件の名前は「フリッツル事件(オーストラリア)」

 

42歳の女性エリーザベト・フリッツルが警察に対し、24年間に渡って自宅の地下室に閉じ込められ、父のヨーゼフ・フリッツルから肉体的暴力・性的暴力を受け、何度も強姦されたことを訴えたことから発覚した事件である。父親からの性的虐待によって彼女はなんと7人の子供を産み、1度流産していたことが分かった。

 

父親からの虐待が始まったのは当時エリーザベトは11歳だった。

 

1984年(当時18歳)に、父親はドアを運ぶ助けが必要なフリをして彼女を自宅の地下室へ誘い出した。麻酔薬を染み込ませたタオルを意識が失うまで顔に押さえつけ、そのあと地下室に投げ入れ、ドアにカギを閉めた。

 

エリーザベトがいなくなると、母は失踪届を書いたが、父が「家族に飽き飽きして友達と一緒にいることにした、両親が自分を探すようなことをすれば出国する」といった内容の手紙を勝手に出し、エリーザベトの意思で急にいなくなったと嘘をついた。

 

監禁された最初は死に物狂いで助けを求め、苦悶していたことが明らかになっている。

だが数日経つと”本当に出られないんだと”諦めざる終えなかった。

 

24年間、平均にして3日に1度は彼女を訪れ、食糧や日用品を与えていた。

 

監禁されている間に7人の子供を産んだエリーザベト。

 

一人は生後すぐに死に、7人中3人は幼児の頃に父親に取り上げられ、「家のドアに置かれていた」ともっともらしい理由をつけ、3人を養子として妻と一緒に自宅で育てていた。

 

あとの3人はエリーザベトと共に暮らしていたが、長女が体調を崩し意識を失った。父親は病院に連れていくことを了承し、エリーザベトは24年ぶりに外の景色を眺めることになった。その後1度は部屋に戻るが、”病院に連れて行ったことが”周囲に不審に思ったきっかけとなり、警察にエリーザベトと子供たちは無事保護された。

 

 

~感想~
 

実際の事件と本作は違うところがあります。

 

作品では1人の息子と暮らしていますし、

脱出するきっかけは病院ではなく”死んだふり作戦”です。

部屋も実際はもっと広く本当に家と変わりない作りになっています。

(フリッツル事件と調べると写真が出てます。気になる方は是非)

 

所々違ったとしても、見ていて悲惨さは変わりないですし。24年間、日を浴びることなく、実の父に暴行されるというのは想像を絶します。

 

 

アカデミー賞受賞した作品だけあってとても作り込まれてて良かったです。

二人の演技には本当に息をのみます。

 

ママ役に抜擢されたブリー・ラーソンは、食事制限とトレーニングで筋肉をつけ、体脂肪を12%まで落とした。滅多に外出しないように隔離された生活を過ごす。外界との関わりもほとんど絶って、太陽さえも避けたという徹底ぶり。

役者もそれほど本気で挑んだ作品は見ていて損はしません!!

 

 

 

 

おすすめ度★★★☆☆

 

 

「スワロウ」

公開:2021年

監督:カーロ・ミラベラ=デイビス

出演者:ヘイリー・ベネット

オースティン・ストウェル

エリザベス・マーヴェル

デヴィッド・ラッシュ

デニス・オヘア

ローレン・ヴェレス

 

 

  あらすじ

 

完璧な夫、美しいニューヨーク郊外の邸宅、ハンターは誰もが羨む暮らしを手に入れた。ところが、夫は彼女の話を真剣に聞いてはくれず、義父母からも蔑ろにされ、孤独で息苦しい日々を過ごしていた。そんな中、ハンターの妊娠が発覚する。待望の第一子を授かり歓喜の声をあげる夫と義父母であったが、ハンターの孤独は深まっていくばかり。ある日、ふとしたことからハンターはガラス玉を呑み込みたいという衝動にかられる。彼女は導かれるままガラス玉を口に入れ、呑み下すのだが、痛みとともに得も言われぬ充足感と快楽を得る。異物を“呑み込む”ことで多幸感に満ちた生活を手に入れたハンターは、次第により危険なものを口にしたいという欲望に取り憑かれていく…。美しくも恐ろしく衝撃的なスリラー。

 

感想

 

 

これは単なる”異食症”をテーマにした映画ではないんです!

夫が望む”完璧な妻”になろうと、毎日努力していましたが、周りからの評価は無く、夫のアクセサリーのような存在。

 

夫の両親からは「幸せなのか?幸せに装っているだけなのか?」と聞かれる泣き笑い

成功した夫と両親からの扱いはとてもじゃないけど「幸せ」とは言えず・・

 

そんな時に見つけたガラス玉がとても綺麗に見えたんですよね。

 

その出来事の前に、お水に入った氷がとても素敵に見えて飲み込んだのが異食症の始まりともいえるシーンもあります。

 

家庭内で軽んじられて孤独に思うハンター、

妊娠が後に分かりますが、自分ではなく、お腹の子供だけへの目線にもストレスを感じます。

 

そんな、ストレスや孤独を紛らわすために”異食”を行う。

 

異物を飲み込んで快感を得ることがハンターのストレスからの解放でした。

 

ハンターにはその行動が”逃げ場”だったんですねー。

 

ストレスを上手に発散できる人もいれば、過食に走ったり、お酒に走ったり、いろんな人がいます。

 

ハンターはそれが”異食症”だったのです。

 

画鋲を飲みこむシーンは本当に痛々しく、苦手な方もいるかもしれませんが、

異食症が加速するハンターは、これからどうするのか。

夫や両親とはどうなるのか。

 

気になる方は是非!

 

「ラストナイト・イン・ソーホ―」

公開 :2021年

監督 :エドガー・ライト

出演者:アニヤ・テイラー=ジョイ

    トーマシン・マッケンジー

    マット・スミス

    ダイアナ・リグ

    シノーブ・カールセン

    マイケル・アジャオ

 

ストーリー

 

 

ファッションデザイナーを夢見るエロイーズは、ロンドンのデザイン学校に入学する。しかし同級生たちとの寮生活に馴染めず、ソーホー地区の片隅で一人暮らしを始めることに。新居のアパートで眠りに着くと、夢の中で60年代のソーホーにいた。そこで歌手を夢見る魅惑的なサンディーに出会うと、身体も感覚も彼女とシンクロしていく。夢の中の体験が現実にも影響を与え、充実した毎日を送れるようになったエロイーズは、タイムリープを繰り返していく。だがある日、夢の中でサンディーが殺されるところを目撃してしまう。その日を境に現実で謎の亡霊が現れ始め、徐々に精神を蝕まれるエロイーズ。そんな中、サンディーを殺した殺人鬼が現代にも生きている可能性に気づき、エロイーズはたった一人で事件の真相を追いかけるのだが・・・。

果たして、殺人鬼はいったい誰なのか?そして亡霊の目的とは・・・?

(オフィシャル公式HPより)

 

  個人的に好きなポイント

 

ズバリ!「ロンドンの60年代のファッションや音楽、社会風景」がこの映画の注目すべきポイントです!!

 

この映画で「60年代のロンドン」を体験できます!(^^)!

外国の歴史は詳しくないので、文化革命やらなんぞはよくわかりませんが、調べた感じ「ラストナイト・イン・ソーホ―」は60年代のロンドンを「体験」する作品としては、とても精緻につくられている作品だそうです爆笑

 

  好きなシーン

 

 

え、これホラー映画やんな?見るもん間違った?レベルに最初はホラー要素ないです(笑)

完全に「プラダを着た悪魔」のようなファッション映画始まる?って感じです。私は好きです(笑)

なんならそのままファッション映画として平和に終われとも思いました泣き笑い

 

 

 

好きなシーンというか個人的に面白かったシーンなんですけど、ファッション学校でいい感じの男の子と仮装パーティーへ出かけて、そのまま家に帰ってイチャコラサッサ~のシーン。二人とも顔にペイントしたままなんですよね。気持ちもさぞ盛り上がってらっしゃいましたので、顔を気にする余裕もなかったんでしょうが。もう私は二人が「リメンバー・ミー」にしか見えてしょうがなかったのでツッコミせざる終えなかったです。

 

 

 

 

サンディーとエロイーズの対照的な顔がこの映画のテーマに映えてて魅力的だな~と思いました。髪型のせいでもありますが、サンディーがいい意味で今っぽくないと言いますか・・「ただただ美人」だけではなく、「夢のなかに現れる魅惑的な女性」がピッタリですね。

 

感想

 

「60年代のロンドン」の華やかな部分だけではなく、その当時エンターテインメント界で起きていた「女性への性的加害・搾取」にも目を向けて欲しい。

 

この映画は”ホラー”のジャンルですが、見終わってから違う意味でホラーだなと思います。

 

少しネタバレになるかもしれませんが、言わせて下さい。

ストーリーのあらすじに書いてある「亡霊」が怖いのでも、「殺人鬼が現代にも生きている」のが怖いのでも無いのです。

 

「女性への性的な加害が当たり前な時代だった」ということが怖いのです。

それがこの映画が伝える一番のホラーです。

 

「当たり前の時代だった」と過去形で言いましたが、今の時代もきっとあるんですね。

一部の方には「いや~怖かったね」では終われないかと思います。

 

ショックを受ける方はいらっしゃるかと。

私自身も見ていてもちろんいい気分ではなかったです。

 

もう一度言います!

この映画のホラーは「亡霊」でも「殺人鬼」でも「夢と過去がシンクロする」でもないです。

 

「君がずっと望んできたことだろう?」

作品の中で何度もでてくるセリフです。

 

それに対しての答えにも注目して見てみてください。

 

   

 

「ラスト・デイズ」

公開 :2013年

監督 :ダビ・パストール

    アレックス・パストール

出演者:キム・グティエレス

    ホセ・コロナド

    レティシア・ドレラ

    マルタ・エトゥラ

 

個人的には★★☆☆☆

 

  ストーリー

 

●マルク・・IT会社に勤めている。フリアとは「妊活」のことで喧嘩をし、そのまま離れ離れに。

●エンリケ・・マルクの会社の人事アドバイサー。独身で身内は父だけ。

●フリア・・マルクの妻。デパートで仕事。子供を身籠っているがマルクには伝えられていない。

●アンドレア・・フリアの友人

 

カナダ在住の少年が家に半年間引き籠り、拳銃で自殺するという少年自身が撮った動画がニュースで話題になる。

 

それから、仕事を欠勤する者、家に引きこもる者が世界中に増加。

 

外に対して異常な恐怖を感じ、外に出てしまうと心臓発作を起こし、即死してしまう謎の病気「広場恐怖症」が原因であった。

 

徐々にその恐怖症に陥る人が多くなり、ついに全人類は屋内だけで生活することになる。

 

 

会社に取り残されたマルクは、喧嘩別れをしたフリアを探すため、地下から自宅を目指す。

 

エンリケが貴重なGPSを隠し持っていたことを知ったマルクは、

 

「GPSもっとんやろ!ついてきてや!」

 

「え~いいわ~」

 

「恋人は安否不明、もう失うもんもないし、他当たるし」

 

「も~~~ついていくわ~~~」

 

っちゅーことで

二人はフリアを探しに、マルクのアパートを目指す地下鉄ツアーへと出発する!デレデレ

(そんな楽しいもんじゃない)

 

地下ではGPSを狙う者と乱闘になったりするが、助け合いながら、なんとか無事マルクのアパートの真下(地下)までたどり着く。

 

マルクお手製爆弾セットを使い、地下を爆破!!

アパートへ侵入することができた。

 

だが、マルクの家にいたのは、フリアではなく見知らぬ家族であった。

 

マルク「フリアおらんの?一応家の中確認させて」

 と家の中を探索すると一枚の紙が。

 

そこには産婦人科の住所が貼ってあるエコー写真だった。

 

【 フリアはマルクとの子供をずっと欲しがっていました。「妻と子供を守れるのか」怖く、フリアとの約束を先延ばしにしていた。ある日恐怖症が原因の奇妙なニュースが流れたとき「いまこんなときに子供産むなんておかしい」「子供はいらない」と発言してしまったのです。その当時フリアは妊娠しており、マルクはそれを知らなかったのです】

 

そのあと、またフリアを探す旅に出ようとするが、

 

エンリケ「マルクの家までついていく約束は守ったから、次の目的地は俺の親父がおる病院や」

 

っちゅーことで病院を目指すため下水道ツアーへと出発する!デレデレ

 

途中、動物園から抜け出した熊に襲われたりしたが、助け合ってきたマルクとエンリケはここで信頼を深め合います。

 

「実はお前のことクビにするつもりやったで」

 

「妊娠していたこと知らずに、子供はまだいらんって言うてもて家出てきたっきり会えてへん」

 

と、謎の暴露大会をし、完全に打ち解けた二人。

 

目的地のエンリケの父がいる病院へ向かうが、見つけたのは火事により燃え上がった病院だった。

 

絶望したエンリケは投身自殺をしようとするがマルクが止める。

生きる意味がもうない、とその場に座り込んだエンリケは、マルクを送り出した。

 

ひとりマルクは、フリアが勤めてたデパートへ向かう。

 

デパートのスーパーでは番人のような人に、

「この写真の人はいるか?妊娠している」

と尋ねると、「妊婦が一人いるから確認してくる」と言われた。

 

その瞬間、食糧に飢えたデパートの上の階に住む人々が、スーパーを襲ってきた。

混乱の中、必死にフリアを探すとアンドレアに出会う。

 

アンドレア「フリアは産婦人科におるわ」

 

二人でスーパー内の大混乱を避けようと逃げるが、火災による建物崩壊で、アンドレアは落下物により下敷きになり死亡。

 

呆然と倒れ込むマルクは殺されそうになるが、後を追って来てくれたエンリケに助けられる。

 

再びマルクとエンリケは、フリアがいる産婦人科を目指し、婦人科ツアーへと出発するデレデレ(もうええ)

 

地下は瓦礫により道がふさがれており、到着したのは劇場だったが、道路を挟んだ向かい側は目的地の産婦人科だった。

 

窓から、フリアがいないか姿を探す。

 

 

 

んー・・・・・・・・・・・・

 

あっ

 

いたーーーーーーー!!!!!!

 

 

大きいお腹のフリアがいたーーーー!!!

 

必死に気づいてもらうためにマルク叫ぶーーー!!!!

 

フリア気づいたーーーーー!!!

 

 

窓越しではありますが、久しぶりに再会しました。

 

マルク「エンリケ!フリアおった!」

と、目をやるとそこには腹部から血を流し呼吸が浅いエンリケが。

スーパーでマルクを助けた時に、腹部を刺されたらしい。

 

「わしロマンチックな死に方やろ!最期が孤独じゃなくてよかったわ。お前がおってくれて。外に出て道路を横切って奥さんの元に行きや、お前なら大丈夫や」

 

と言い残し、旅の途中で拾っていた「種」を渡し、息を引き取ります。

 

マルクは恐怖症と闘いながらも道路を渡り切り、無事フリアの元へ。

 

その後、子供を出産。

 子供は「エンリク」と名付けた。

エンリケから受け取った「種」を植え、自給自足しながら幸せに暮らしました。

もちろん屋内で。(そのまま婦人科を家にしちゃってます)

 

やがて成長したエンリクは、同時期に生まれたであろう子供たちと一緒に、屋内にいるマルクとフリアに見守られながら、外の世界へ旅立ったのである。

 


〜完〜

 


ここで皆さんお気づきでしょうか。

子供は外でれたん?!と思ったでしょう。

そうなんです。

次世代の子どもたちにはこの恐怖症は感染しませんでした。

 

・・・・・はにゃ?

 

 どういう設定・・・・?

 

ちなみに、この恐怖症の詳細は本当に謎のままです。作品中にもヒントがなさすぎる。

 

もうちょいなんか、

現代の人は添加物や不健康なものを摂取しすぎて、体に限界きて外の菌に身体が対応できなくなった〜的な

理由があってもよかったような???

 

外出たら死ぬ!までは面白い設定なんだけど、

窓全開、扉全開、窓から腕を出す、風を浴びるのとかはOKみたい。笑

車内はだめなんだって

 

・・・・・設定適当かよ!!!

 

個人的に1番ツッコミたいとこは、

家でエコー写真見つけて、主人公が婦人科の住所読み上げるシーンがあったんで、

もちろん自宅の次に探しに行く場所は、婦人科だろうって誰しも思うよ。

 

「妊娠してたのか、、

俺最後フリアにひどいこと言ったよな、、

婦人科の住所が書いてある!

よし、そしたらデパート行こう!」

 

なんでやねん!!!

 

婦人科行くやろ!!!

 

設定ガバガバなとこはあるけど、

広場恐怖症をテーマにしたのは面白かったです!

クズと言われてた人事のおっさんと、だんだん絆がうまれてくるのも良かったです!

 


最後まで胸糞悪い(個人的な感想)映画のご紹介です。

イライラが止まらないです~~泣き笑い

数年前に見たのですが胸糞悪すぎてめっちゃ記憶に残ってるんです~~泣き笑い

 

 

公開 :2015年

監督 :レヴァン・バキア

出演者:スターリング・ナイト

    スペンサー・ロック

    ディーン・ガイヤー

    コート・トロルダヴァ

 

  あらすじ(ネタバレ含む)

 

ダニエルとアリシア、クリスの3人はジョージアにハイキング登山に出掛ける。

 

(ダニエルとアリシアは婚約中で、クリスはダニエルの親友である)

 

ちなみにアリシアとクリスは一度だけ浮気をしてしまいました。その後もクリスは密かにアリシアに好意をよせています。

 

え~関係ドロドロかよ~こわ~昇天

 

その日はキャンプをし、一晩山の中で過ごします。

 

翌朝、ダニエルの友人だという地の管理人のデビという男が現れ、デビが「3人で記念撮影するから並んで~」と言う。

右からアリシア、ダニエル、左にクリスの順で並んで記念撮影をします。

 

デビ「あと2歩だけ右へ移動してや~」

と、右にずれた瞬間クリスがある物を踏んでしまいます。

 

”地雷”でした。

 

「この地は元々戦争で地雷や戦車があった」と聞かされていたので、地雷と言われても疑いもありません。

 

最初はクリスを落ち着かせるために声をかけたり心配する様子のダニエルでしたが、クリスを心配しているアリシアに一言

「アバズレは助けない」

 

なんと、クリスはこの旅行の前に「アリシアと一度浮気をしてしまった」こと打ち明けていたのです。そして自分を裏切った二人に復讐したいと思い、デビと手を組んで地雷を踏ませたのです!

 

その場を動けないクリスと助けようとしているアリシアを放っておいて、ダニエルはその場去ります。

 

遠くで1時間ほど二人の様子を見ていたデビとダニエルでしたが、

デビ「もうそろそろ助けてやろーや」

ダニ「そんなことよりビールとストリップだろ」

 

っちゅーことでガチで見捨てちゃいます。

 

一方、あの二人はというと、

ある男に出会います。名前はイリアと猟犬のビバ。

 

クリ・アリ「こんなんなって動かれへんねん、助けてや」

 

 

じゃあ・・・・・

 

 

イリア「脱いだパンツ下さい」

 

 

 

クリ・アリ「・・・・・困惑」

 

 

 

イリア「報酬がないと何もしませんパンツ下さい」

 

 

きっしょーーーーーーー!!!!!!!

 

蹴り飛ばしたいところですが、人が通らない山奥、逃がしたら次いつ人に出会うか分かりません。

 

アリシアは、しぶしぶ渡します。

 

パンツを受け取った変態は何をするのか・・

わざわざ言わなくてもいいですよね・・・・・

 

はぁ・・・・・

 

ただこの変態、それだけでは満足しないんですよ。

 

助けてやるからと二人を脅しながら、変態の要求は加速します。

 

キモすぎるので詳細は飛ばします・・・・・

気になる方は見てください・・・・・・

 

目の前でアリシアがキモキモ変態おっさんにちょっかい出されているのに、助けられない状況に耐えられず、銃を奪い取りアリシアを助けようとします。

そして、犬を襲ったはずみでクリスは銃をアリシアに発砲。

 

そして、自分が踏んでいた地雷は偽物だったことが分かります。

 

キモキモ変態パンツおっさんは「映画の見過ぎやで。本物は踏んだ瞬間に爆発すんねんで」と言い残し、キモキモ変態パンツおっさんは立ち去って行った。

 

クリスは、かろうじて息をしているアリシアを抱えて山を下りますが、息絶えて亡くなります。

 

 

注意(ラストネタバレ)

 

 

ある日クリスは道に迷ったと母屋を訪ねた。

その母屋には奥さんと若い娘(リカ)が住んでいました。

 

優しい奥さんはクリスを家に招き入れて食事を振るまってくれました。

そこに奥さんの「旦那さん」が帰宅。

 

 

その人は・・・・・・・・・・・・

 

 

キモキモ変態パンツおっさんだった。

 

うわ~。妻子持ちか~。あり得ん~。
けど、あいつを待ってた自分もおった~。

 

 

そこからクリスの復讐が始まります。

 

アリシアがされたことをイリアと同じように娘に要求していきます。

 

 

詳細は露骨な表現を避けるため記載しません。

気になる方は見てください。

私は一度見たっきり見たいと思えません!(^^)!

 

そして、クリスが「ルーレットゲームをしよう」と言います。

銃に弾を1発だけ込めて、リカが服を1枚脱いだら引き金を引くというゲームです。

 

脱がなかったら親を撃つというので、リカはワンピース脱ぎます

クリスが引き金を引くと、弾が出てしまい、リカの頭を撃ち抜いてしまうのです。

 

娘の死に嘆く夫婦の泣き声と悲鳴、罪悪感に襲われたクリスの表情がしばらく写りそのまま映画は終わってしまいます。

 

感想

 

後味悪すぎる!!!!!

スッキリしない!!!!!

 

登場人物全員が頭悪いよだれ

 

まず事の発展はお前らが浮気したからやろう、、、という気持ちが常に消えなかった(笑)

 

偽物の地雷なんやったらダニエル優しいやんって思ったけど、死者が出る可能性がある行為と思わなかったのか、嘘だったとしても何かあってからでは遅いような嘘なのでやりすぎともとれる昇天

というか死者がでてしまってるので、ん~、、(笑)

まぁ死んでもいいと思っていたのならば話は別だが・・

 

問題は、最後。

 

ゲームってなに!?

 

アリシアのときはそんなゲームなかったし、

そもそも助けてあげようとしたとはいえ、死亡の原因はクリスの誤射、、

 

ん~~~~

 

復讐に関しては映画的には、まぁそうだろうなという結末だけど

罪のない子供を殺すゲームをする必要は無かったね・・・

 

それだったら、イリア本人だけに復讐と、ダニエルにも復讐ぐらいまで行ってくれると、まだ良かったのかもしれない。

 

リカを撃ち殺してしまった後の、悲痛な奥さんの悲鳴と

「ほんまに撃ってしまった・・」と言わんばかりの表情に

 

視聴者「「見んかったらよかった~魂が抜ける」」

 

注意気持ちが落ちこんでるときに見ると、よりいっそ落ち込みます。

 

#落ち込みたい人に届け(やめろ)

 

注意ネタバレ含む

 

 

「(r)adiusラディウス」

公開 :2017年

監督 :ディエゴ・クラテンホフ

    シャーロット・サリバン

出演者:キャロライン・ラブレシュ

    スティーブ・レナード

 

交通事故に遭い記憶を失ったまま目覚めたリアムは、助けを求めるために近くの町に向かう。しかし目に入るのは住民の死体ばかりで、ようやく見つけた生存者も、彼が近寄った途端に死んでしまう。やがて、リアムは自分の半径15メートル以内に立ち入った者が即死してしまうことに気づく。戸惑うリアムだったが近づいても死なない女性ジェーンに出会い、同じく記憶喪失の彼女と共に、この現象について解き明かそうとする。SFシチュエーションスリラー。
 

あらすじ(ネタバレ含む)

 

交通事故に遭った男。近くにはひっくり返った車が1台。

助けを呼ぼうと道路に出ると1台の車が通りかかり「止まってや~」と手をあげると、突っ込んできて停車

 

明らか様子がおかしいので停車した車を見に行くと、、、

運転席には死んだ女性。

 

焦って911で電話をするも、名前を聞かれたときに自分の名前が思い出せないことに気づく。

「記憶喪失やん」

 

財布の免許証で自分の名前は「リアム」だということが分かった。

 

近くにダイナーがあったので助けを求めようと入ると、、、、

客も従業員も全員死んでいる。

 

「空気が汚染されて皆死んでるんや、どっか逃げな」と

いうことで、見つけた民家に入る。

 

そしたら家の外に男性が!!

「外おったら危険やから家入りや!!」と家の中から文字を書いたものを見せ注意すると、文字が見えにくかったのか男性が近づいてくる。

 

ある程度近づいてきた瞬間、男性が倒れ即死。

 

ここでリアムはあることに気づく

「俺が原因じゃね?」

 

試しにカラスに近づくと、ある一定距離で死ぬことが分かった。

 

「俺から半径15メートル以内に近づくとみんな即死するんや」

 

とんだバイオテロですよね。

 

もう孤独で一生過ごすんや。

と、思っていた矢先

 

自分に近づいても死なない女性ジェーンと出会う。

 

何やら車で事故した際に、助手席に自分も乗っていたというんです。

その女性も記憶がないので、二人がなぜ事故前に一緒にいたのか不明なんです。

 

 

そして不思議なことに、ジェーンと一緒にいるとリアムに15メートル以内に近づいても人が死なないんです。もちろん動物も、

 

それに加えてわかったことは、ジェーンと15メートル以上離れると、リアムの本来の力が発揮され、またリアムから15メートル以内に近づいた者が死ぬということです。

 

事故当時何があったのか知るべく二人で事故現場に行くと、半径15メートルの丸い黒い焦げ跡のようなものを発見。

(これがラストに繋がるキーになります)

 

帰り道またま通りかかった警官に「リアムさんですか?」と聞かれる。

ちょうどその時、ジェーンと15メートル以上離れてしまったため、警官が死んでしまいます。

 

ダイナーでの大量死体、民家での男性死体、そして警官の死体の死亡要因が同じで、警官がリアムの名前を言い残して死んでしまったため、リアムは殺人容疑で追われます。

 

そのあと、ジェーンには夫がいることが分かり、事情を説明し、なんとか仕事場を隠れ家として提供してもらう。

 

そこでジェーンとそっくりな女性の顔写真が載ってる失踪者のチラシを見つける。名前は「リリー」。ジェーンの双子の姉だそう。

 

それを聞いたジェーンは思い出した。

姉のリリーは見つからないし、夫婦仲も上手くいかず、途方にくれたジェーンは自殺を考え橋の上にいたのだが、そこでリアムが現れ自殺を止めてくれた命の恩人だということ。そして「好きな場所に連れて行くよ」と車に乗せてくれたので助手席に座っていたのだと思い出した。

 

警察に追われているため人気のないところで、二人は身を潜める予定だったのだが、ここで警察がきてしまう。

 

二人は身柄を確保され、引き離されそうになり

「俺ら、引き離したら絶対あかんって!!」と必死な抵抗もむなしく

ジェーンと15メートル離れてしまった瞬間、周りの警官、野次馬、リアムを囲む15メートル以内の人間が一気に即死。

 

そのあと、二人でリアムのおそらく別荘だという場所を目指し逃亡します。

 

道中で寄った店で、あるニュースを見る。

「NASAが宇宙から雷光が地球に射した」と。

 

「「事故現場の黒い円形の跡も怪しいし、絶対これが原因やん」」

 

そして、小屋に到着。

 

この辺で二人の間に絆というか恋愛感情というか、、、

なんかそれらしきものを感じるんですよ。

ジェーンはリアムにずっと傍にいるわ、的な発言をしますしね。

 

夫の存在むなしくよだれ

 

ですが!!!!

ここで思わぬ展開(ラストのネタバレ注意)

 

リアムは周辺を散歩してくるといい、小屋を後にします。

ジェーンは暖炉を使おうと中をのぞくとノートを発見する。

内容は、失踪者達のチラシと共に殺害方法を手書きで記されたものが何ページも書かれているノートでした。

 

そこには姉リリーのチラシと殺害方法も、、、、

 

そして次のページには次の殺害予定の名前が。

その名前は「ジェーン」だったのです。

 

リアムは殺人鬼でした。

 

あの事故があった日

自殺しようとするジェーンを助け(助けたのもわざと)

車に乗せ走らせている途中に注射を打とうとし、

リアムとジェーンは取っ組み合いになり事故に。

 

そこで宇宙から射す雷光を受け何かの影響で、あの15メートル以内にいる人を即死させてしまう才能が開花したのです。

 

散歩から戻ってくるリアムにジェーンは銃を向けます。

ですが今まで一緒に過ごしてきたリアムを殺せませんでした。

 

結局小屋に二人で帰ります。

もちろんジェーンは許せないご様子(そりゃそうや)

 

小屋に戻るとリアムの後を追っていた謎の集団に襲われますが、もちろん即死

 

あっけない。。。( ´∀` )

 

小屋に向かう道中で寄った店からつけていたみたい。

 

町中ではリアムはテロリスト容疑ですからね。

狙われても当然なのですが、笑えるほど呆気ない。

 

ただ、逆テロリスト集団(やめろ)が死ぬ前に撃った銃がジェーンに当たるんです。

 

リアムはジェーンを病院に連れていきます。

看護師たちにストレッチャーで治療室に運ばれる姿をリアムは追いかけずにジッと見つめます。

 

ここでジェーンと視聴者は思う

「ついてこんかったら(行かんかったら)病院にいる人死ぬやん」

 

殺人鬼リアムが急に舞い戻ってきた!?と思いきや

 

ストレッチャーで運ばれるジェーンを見届けながら

リアムはその場で頭を撃ち抜き自殺します。

 

  感想

 

いくら記憶が亡くなる前が殺人鬼とはいえ、人を殺したくないと必死に物陰に身を潜めていたリアムがいたことは事実。「お前殺人鬼かよ、最低やな」と「え、可哀想すぎる」の二つの感情が入り混じりました。(笑)

 

ラストもかなり呆気なく終わっちゃったのでもっと他にないんかいな。とも思いましたが、元は罪のない人を殺しまくってた殺人鬼、しかも殺人日記をつけているあたりかなりの変態!(^^)!

 

死ぬまで15メートル人から離れた状態で生きるなどほぼ不可能。そう考えると、罪を償う意味でも自殺をしたのは一番正解のラストだったのかしら。。。。?

 

ただSFスリラーと謳っているわりには、「雷光と共に手に入れた謎の力は何だったのか」に対して触れなさすぎではないか!?

時々流れるニュースでしかそのヒントを得られないし、SFっぽいシーンはワンシーンぐらいしかなかったです。(笑)

SFスリラーだと期待してみると「ん~」と思う方はいらっしゃるかもしれないです。

 

ただ、ラストのどんでん返しが結構面白かったですよ。見ていて予想がつかなかったです。(鈍感なだけかも)