浦和三昧 序章 -967ページ目

磐田・藤田が名古屋に移籍

 なかなか移籍先が決まらなかった藤田の名古屋入りが決まったそうだ。
浦和も獲得に動いていたが、結局、多額の違約金の提示した名古屋が落札。
とても、わかりやすい決着となった。
 浦和のフロントは、藤田をトップ下で起用を目論んでいた。
しかし、私は、この発想に違和感を覚えていた。
そもそも今の藤田では、浦和のスピードに対応出来ないだろうし、
それほど欲しい選手ではない。
ベンチウォーマーが関の山だろう。
浦和が補強すべきなのは、DFのはずだ。
 それにしても、名古屋の勘違いには失笑した。
藤田の年俸は、楢崎より高いそうだ。
つまり、33歳の藤田がJリーグ(日本人)最高年俸になってしまったのだ。
呆れて言葉が続かない。

ナビスコ 大宮アルディージャ

 今回は、初めて経験する埼玉スダジアムでのAWAY戦。
いわゆる「ダービー」ではあるが、南(大宮側)のゴール裏はガラガラ状態、
正直なところ、武南高校や浦和南のほうが客を呼べそうな気がしてしまった。
 内容的には、気持ちばかりが先走る大宮のラフプレーが目立った。
勝ち点を取るためには何でもアリという感じで、乱暴し放題だった。
 前半、キックオフ数分後には新人DF・近藤が壊され、そのまま退いた。
その後も次々とレッズの選手が倒された。
しかし、10分に啓太の豪快な弾丸ミドルが決まり、先制。
続いてエメ、達也が加点し、3-0。
この時点で、勝負は半ば決まってしまった。
 後半、大宮のトニーニョが2枚目のイエローで退場。
その後、1人少ない大宮が1点返すものの、
激しい雷雨の下で大した展開はなく、試合終了。
この結果により、浦和の予選リーグ1位が決定、準々決勝進出を果たした。
 それにしても、この試合の大宮は荒っぽかった。
浦和ゴール裏から「くそったれ」コールが何度か起きるような状況だった。
近藤の負傷は、(今のところ)定かではないが、軽くはないと思う。
今季の浦和は、負傷者が多い。
そのほとんどが相手のラフプレーによるものだ。
何度も書くが、これらは審判団の偏向に起因している。
浦和の選手には簡単にカードを出すが、相手にはなかなか出さない。
これでは相手にラフプレーを奨励しているようなものだ。
退場したトニーニョより暴れていたトゥットには、遂にカードが出なかった。
彼が浦和のユニフォームを着ていた頃は、頻繁にカードを貰っていたのに…。
 この試合の収穫は、近藤の負傷により、急遽出場した南である。
4年目で、やっとJデビューとなった訳だが、意外に落ち着いていた。
今後、戦力として計算出来る目処が立ったような気がする。
 次の新潟戦は、消化試合となるため、若手のテストが出来る。
メンバーは、こんな感じだろうか?

GK 山岸             | 加藤
DF 内舘・堀之内・南       | サントス
MF 西谷・酒井・啓太・平川・細貝 | 長谷部・山田
FW 横山・田中          | 岡野

ナビスコ・ヴィッセル神戸

 この日は、ナビスコ予選・3連敗の神戸との対戦となった。
神戸戦は、今季早くも3試合目になる。
確実に勝ち点3を獲得し、予選を突破したい浦和の布陣は以下の通りだ。

GK 都築           | 山岸
DF 内舘・堀之内・アルパイ  | 近藤
MF 平川・長谷部・啓太・山田 | 酒井
FW 達也・永井・エメ     | 横山・岡野

 正直、この試合は面白みのない凡戦だった。
相変わらず審判の不手際も続出し、何となく力が抜ける内容だった。
吉田主審は(先の試合で)100試合出場を達成したそうだが、
一人前になるには、あと1000試合くらい頑張る必要がありそうだ。
 横道に逸れてしまった。
試合がピリッとしなかった原因だが、私は永井にあったような気がする。
彼はレギュラーに定着すると、どういう訳か気が抜けてしまう。
この日も、貪欲にボールを欲しがり、攻めようとするエメ&達也に対し、
アッサリ味の永井は、すぐにプレーを諦め、止まってしまう。
私は、こういう態度が好きではない。
いつも思うことだが、彼は才能の半分も発揮していないような気がする。
 良かった点としては、何より得点シーンだろう。
長谷部の優しいスルーパスをノートラップでクロスを上げた岡野、
それに上手く反応して飛び込んだエメ、この連携は素晴らしかった。
また、途中出場のカニ(横山)も良かったと思う。
短い時間であれば、トップ下として通用するのではないだろうか。
 次の大宮戦で、浦和は勝つか引き分ければ、予選1位で準々決勝進出が決まる。
残りの新潟戦は、ベテランを休ませ、若手を試すことが出来る。

GK 山岸           | 加藤
DF 内舘・堀之内・近藤    | ネネ
MF 岡野・酒井・啓太・西谷  | 平川・細貝
FW 横山・梅田・セルヒオ   | 新井

こんな感じだろうか?

サポ有志の改善案

 駒場の時代から、当日抽選には不必要に時間がかかっていた。
これには、多くのサポに不満があり、
その中の有志が(浦議などで)改善案を掲げ、
クラブ側にもメールやFAXなどで再考を求めてきた。
実は、私自身もその中の1人である。

大まかな提案は、以下のようなものである。

 抽選後の「一時待機」というプロセスを省き、
クジを引き終えた者がそのまま整列をする。
整列は係員の誘導で行うのではなく、
番号を記した看板を設置しておき、その後ろに参加者が自主的に並び直す。
順番が確定した段階で、自主的にシート敷きを行い、そのまま開門を待つ。
こうすると、抽選が終ると(ほぼ)同時に整列が完成し、待機状態となる。

ちょっとした努力で、サポーターの負担は軽減する。

当日抽選の並び方(続き)

 先に、当抽(当日抽選)が「改善された」と書いたが、
実際に改善されたのは、抽選後の並び直しのみである。
それ以外については、従来通りである。
 話を整理しよう。
先日から当抽のクジ引き後の一時待機が省かれ、
直接、並び直しが出来るように改善された。
これにより、所要時間は30分程度短縮された。
しかし、その後がダメである。
 並び直し後の段取りは、
まず50番毎に作った列を移動させ、待機列を作る。
ここで開門を待てるように各グループの人数を確認し、
必要なスペースを確保し、シートなどを敷かせる。
この一連の作業が、実に断続的に行われて、遅々として進まないのだ。
顧客であるサポーターを延々と待たせても何とも思っていない様子だ。
こんなに顧客サービスを怠っているJクラブは、おそらく浦和レッズのみである。
他のクラブがこんなことをしたら、忽ち客足が遠のくだろう。