12月5日 №669
こんばんは。
姫路・加古川を中心に
桧にこだわった家づくり
笑顔の家族製作所のカントクです
昨日は昔は怪しい建築屋が
よーけおった話をさせて頂いた。
↓昨日の怪しい建築屋のブログ↓
これはホンマの話で他の業界の
友人なんかに飲みながら話すると
めっちゃびっくりされる
そりゃそやわな・・・
お金もらわれへん、払わへんのが
普通にあるっておかしいわな・・・
でもホンマなんよ・・・
一昔前はしょっちゅうー
あったんやから・・・
そんな中で今でも忘れられない・・・
いや、今でも忘れないようにしてる
お話しを今日はしたいと思います
ワイが27歳の時です・・・
他の営業が担当してる工務店から
入金が入ってないと聞いた・・・
「とりあえず現場へ行こう」と言う
話になって神戸の新築現場へ
車を走らせた・・・
もう夕方で暗かったけど現場は
メチャメチャ・・・
材料はとりあえずいっぱい現場に
あるがまだ施工がおっついてない
状況で材料がちらかってました
40％くらいの完成率ってな感じ・・・
正直怪しいニオイはプンプン・・・
担当から話を聞くと知人に紹介されて
4ヶ月ほど前から商売の付き合いが
始まった・・・
最初の1、2ヶ月はキチンとくれた・・・
でもその頃から見積もりもせずに
ジャンジャン注文がくるようになり、
バタバタしてた・・・
知人の紹介という事もあって
安心してたらしい・・・
そうしてると2ヶ月未入金で
今は社長に連絡しても
連絡がつかない状態やと言う・・・
ヤバイやん・・・社長逃げてるやん・・・
ワイはそう思った・・・
担当はまだ社長見つけて
金もらうと言うてるが、正直
望みは薄いとワイは感じた
そうこうしてたらウチ以外の
業者からも「社長知らんか
」と
連絡が入るようになってきた・・・
やっぱりや・・・
もう社長はあてにならん・・・
ワイは何とか色んな情報を
集めてなんとかその新築を
建築中の施主の家をつきとめた
もちろんそんな情報を
他の業者には教えずに
家まで行った・・・
ピンポーン・・・
「はーい」
元気なお母さんの声が聞こえた
ガチャっ
「こんばんは。材料屋のもんです。
少しお話し聞いて良いですか」
「はい、いつもご苦労様やね。
現場ではお世話になってますー」
「あのーその事なんですけど
○○建築さんにいくら
支払いされました」
「もうほとんど支払終えて
なんぼも残ってないですよ。
もう出来上がりが楽しみで」
お母さんは笑顔で答えてくれた。
「まだ現場完成してないのに
そんなに支払いされたんですか」
「だって材料買うから○○万欲しい
とか言うてチョコチョコそんな事で
支払してたらもうなんぼも無いよ」
アカン・・・望みは絶たれた・・・
ホンマは筋違いなんやけど
もしお金が残ってたら施主さんに
お願いしようと思って来たんよ・・・
「現場は今こんな状態ですよ・・・
ウチ以外の業者もこんな被害に
あってます・・・」
「え
どうゆう事」
「おそらく家は
完成しません・・・」
そう言うとお母さんはその場で
目にいっぱいの涙をためて
泣き崩れた・・・
ワイはそん時自分も泣きたかったけど
お母さんの涙を見て改めて自分の
職業の重さを感じた・・・
材料屋やけど人の想いに
応えられない事が苦しかった。
もちろん、悪いんは建築屋で
材料屋のうちは悪くないんやけど
このお母さんの涙は今も忘れへん
建築は「夢を作る仕事」なんて
よく聞くけどね・・・
それは本当なんよ
この泣き崩れたお母さんにとって
家は夢であったに違いない
そやからワイら建築屋は
えー加減な事したらアカンのよ
その夢にとことん付き合って
その夢の中で暮らす家族に
寄り添うんが建築屋や
涙のお母さんはもう2度と
みたくないんよ
そやからワイは笑顔の家族
製作所のカントクなんです
最後まで読んで頂き
ありがとうございました
桧笑家 HOSHOYA
株式会社 タカモク
姫路市手柄2-113
堂の前マンション104
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