1月22 №352
こんにちは。
姫路・加古川を中心に
木にこだわった家づくり
笑顔の家族製作所のカントクです
昨日は木表、木裏の話をしました。
↓昨日の木表、木裏のブログ
今日は材の加工のお話をしますね
昨日の写真でもあったこの材木↓
年数経ってるんで
こんな感じの色になります
*年数経つと乾くんで良いんですよ。
ワイはまず大きい面からいつも見ます
こんな感じで・・・
わかりますか
木裏の面が凹んで曲がってますよね
その面から削って行きます
こーやってね手で押しながら
さっきの凹んでる面を平らにします。
こんなイメージね
平らになったら次は横の面も
曲りを確認します。
この面も少し曲がってるんわかるかな
曲がってる面を下にしてまた手押しで
平らにして行きます
広い面もそうやけど一度通したぐらいでは
キレイに削れないんです。
↑削れてるトコとそのままんトコあるでしょ。
木がちゃんと90度になってない証拠やね
何回も少しづつ通して全面が
削れるまでやります
こんな感じで2面がしっかり削れました。
しかも90度になって削れてます
他の2面はこんなまだよがれた感じ
もちろん90度も出てませんね
次は90度が出てる面を下にして
自動の削る機械(プレーナー)に
通して行きます
自動でも少しづつ通して
表面全体を削ります。
↑ね、1回くらいじゃキレイにならん
2面をキレイに削ります
最後に薄く手押しの面で削った
最初の2面も通して90度が効いた
化粧材が出来上がります
この材は上が木表なんで節が少ないですね。
上小節くらいの桧やね
そやからこの材料は上小節の面が木表と
なるからその面を化粧面に出来ます
一気に削らず、何回も材料を確認しながら
削るのは、削って小さくなったらどうしようも
無くなってしまうからです
大きいのはまだなんとかできるけど
小さくなったのは大きく出来へんからね
しかも特に木表の化粧面は
できるだけ薄く削って仕上げます
今回の木もそうですが
木表↓
木裏↓
木裏の方が化粧面じゃないんで
節がたくさんありますね
そやから木表をあまり多く削ると
節が出てくる場合があるんです
そんなんも確認しながら削る面や
順序を考えて加工するんですよ
まるっぽそのまま機械に入れて
削るだけじゃないんです
女性も化粧してべっぴんになるでしょ
木もキレイに加工してべっぴんに
なるんですわ
でも今の現場監督でもこんな事まで
知ってる人、どれだけおるんかな・・・
下手したら大工さんでもそんなん
知らん人おるかも知れん・・・
それぐらい、今の建築資材は
既製品が多くて、大工さんが加工する
ような事は無くなってきてるんよ
プラモデルちゃうんやからね・・・
ワイはちょっと寂しいと思うんやけどね
今日は木表、化粧面を考えながら
加工する事を書きました
実はもう1つ気にせなアカン事が
あるのでそれは明日、書きますね
最後まで読んで頂き
ありがとうございました
モデルハウス「ルクール・メゾン」
株式会社 タカモク
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