よく聞く話

 

「春期講習を申し込みたかったのだけれども、前の塾があって〜」

 

という話を面談の席でよく聞くんです。

 

いや、その後もそこの塾に通うのならば当然そちらの方に出るべきです。

 

しかし高校生からは別のところに行こうと思っているのならば、春期講習は行こうと思っているところのに出るべきなんです。たとえすでに払ってしまった講習料をドブに捨ててでも

 

春期講習って、これからお世話になるのかどうするのかを見定める場だと思うんです。

 

私高3の時、代ゼミの札幌校で英語を教えている講師の授業を春期講習で全部取りました。最速で教室を出たのは、5コマあったうちの半コマだけ。生理的に受け付けなくて、無理と教室を後にしました。

 

結局、最後の5日目まで授業を聞くことができた先生と一年間心中しました。

 

春期講習って、こうやって見定める場だと思うんです。

 

 

  あわなければ残らない

 

うちの春期講習も、参加した全員が残るわけじゃないんです。外部が一人も残らなかった年もあれば、ほとんどが残った年もあります。

 

結局、お試しで来てみて、そこであうかあわないかの判断をするわけです。

 

うちとしても勧誘は一切しないというルールを貫いているので、残ってもらえなければご期待に添えなかったのねと諦めるしかない。

 

それでいいと思うんです。

 

だからこそ、出ていくつもりのところの春期講習を「お金払ったから」という理由で出席するのは、貴重な時間と見極めのチャンスをドブに捨てていると思うんです。

 

お金と時間のどちらかをドブに捨てるのならば、私は迷わずお金をドブに捨てます。時間はお金では買えないので。

 

 

  高2コースはおそらく作らない

 

もちろん、継続の生徒のための高2コースは作ります。ただし、高2からうちに来る子は、おそらくあくまで個別指導の枠組みの中で対応することになる予定です。理由はシンプルで、積み重ねは重要であることと、高3の受験に間に合わせることを考えると、同じ枠組みではうまくいかないだろうというのが色々やった結論なんです。

 

従って、高校1年生の春に来てもらえた方にのみ高校生のコースを提供するという形になると思います。

 

差分授業の関係から、高1コースのタイムリミットはGWまでと考えています。ただし差分授業のコストがどんどん上がりますので(あるいは差分授業を諦めもらうか)、正直、来週の差分講習を受講されることを強くお勧めいたします。

 

 

  映像授業が無理ならお金はかかる

 

そして高3は、それぞれの目標が完全に異なるために個別での対応になります。

 

それでも、なるべくお金がかからないように四苦八苦しながらやりくりしているんですが、うちを必要とする子は手をかけてあげないと難しいので、どうしてもお金がかかるんです。

 

正直、1年東進や河合塾マナビスをやってみてダメだった場合は、さっさと映像授業に見切りをつけるべきです。映像授業は、優秀な生徒でかつ自分でやれる子には非常にいいものですが、そうでない場合は結局やった気になるだけで、力がついていないんです。

 

うちが基本的に対面授業にこだわるのは、対面授業でなければどうにもならない子が実際にいて、そういう子たちの手助けをしたいと考えているからです。予備校で済むのであれば、予備校で済ませればいいんです。そしてそういう子は、そもそも大抵は学校で苦労してません。

 

うちはそういう子達に手をかけて人生を掴み取らせる場所だと考えています。