【発達障害学習支援】親が子どもに勉強を教えると イライラしてしまう理由 | NPO法人学習支援室エバーグリーンのブログ

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世田谷区用賀中町にある、勉強が苦手な子どもや発達に特性のある子どもを支援するマンツーマン完全個別指導の学習塾です。
発達障害や不登校でお困りの方のご相談を承るカウンセリング・コンサルティングサービスも行っています。

今回は、「親が子どもに勉強を教えると、イライラしてしまう理由」についてです。

 

よく保護者の方に

 

「私が教えると、どうしてもイライラしてしまって上手く教えられないんです」

 

というご相談をいただきます。非常に多いご相談です。

このお悩みは、塾をご利用いただく理由のひとつでもあります。

 

 

 

①イライラの悪循環

勉強を教えるときにイライラして怒ってしまうと、悪循環に陥ってしまうことがあります。

 

子どもの勉強が思うようにいかないことにイライラする

           ↓

         怒ってしまう

           ↓

    子どもはますます言うことを聞かない

 

このような悪循環の原因は何なのでしょう?

 

 

 

②イライラしてしまう理由

 

色々なケースがあるので、「理由はこれだ」と一概には言えません。

ただ、よくある原因のひとつとして

 

親が目標ありきになっている

 

ということが挙げられます。

保護者の皆様は、お子さんに勉強を教えるとき、こんなふうに考えたことはありませんか?

 

「このぐらいは できて当然・できてほしい・できて当たり前」

「自分が子どもの頃はできたから、できるはずだ」

 

このように、課題を達成するという目標ありきになっていないでしょうか?

 

目標ありきしてしまうと、その目標に子どもを合わせようとするので、

イライラしてしまうのは当然です。

 

 

 

③「目標ありき」の根っこにある「操作主義」

 

「目標ありき」の考えを突き詰めると、

 

子どもを自分の思い通りに操ろうとする操作主義

 

というものがあるのが分かります。さらに、

 

「こうあるべき」

「この課題はできて当然・できるべき」

「中学受験はするべき」

「子どもは親の言うことを聞いて勉強するべき」

 

このような規範に縛られてしまう規範主義

 

というものに陥っていることもあります。

 

例えば、不登校のご家庭には、

「学校に行くべき」という保護者の方の規範があるということです。

状況を変えるには、まずこういった規範を手放すことが大切です。

 

 

 

④イライラしないために

子どもに勉強を教えるときにイライラしないためには、目標ありきで教えるのではなく

 

子どもの学力をしっかり把握

     ↓

子どもに必要な課題を設定

     ↓

課題が達成できたら、一緒に喜ぶ・たくさん褒めてあげる

 

このような流れに親子で乗ることが大切です。

 

保護者の方が考える目標お子さんの現状や目標は違うので、我慢比べになってしまう側面もありますが、お子さんをしっかり見て把握することは、確実に効果があります。

 

昨日より今日、今日より明日のお子さんが少しでも前進していることを評価し、喜び、褒めてあげてください。

 

今回は「親が子どもに勉強を教えると、イライラしてしまう理由」についてお話ししました。

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

 

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