今回は、保護者が学校へどのような態度を取ればいいのかということについてです。
私は、長い間教員として働いていた経験と小学生の子どもを持つ保護者という2つの立場を経験しています。
その両方の立場を経験しているからこそ、実感できているのですが…
あまりにも物分かりのいい保護者になってはいけない!
と考えています。
①どうして「物分かりのいい保護者」ではダメなのか?
何でも「大丈夫です。大丈夫です。」という保護者になってしまうのは危険です。
そのほうが「理解のある、いい保護者」と思われると感じるかもしれません。
でも、実際は学校の先生の言うことを良いように解釈して、同意ばかりしていると…
ナメられて軽く扱われて終わり!
というケースが多いです。
例えば、学校の職員室では…
「まあ あそこの家はうるさくないから大丈夫でしょう」
というような会話を教員同士でしているなんてことは、もう普通にあるんです。
そもそも学校という社会全体が歪みのあるものです。
そのような異様な社会に対して、一般の家庭の方々が無理に理解を示す必要はないと思っています。
子どもにとって良い教育・必要な教育を受けるためには、
物分かりのいい保護者になるだけではダメということです。
②保護者は学校にどう接すればいい?
学校にもおかしなことや間違っていることはあります。ですから、
おかしなこと・間違ったことには、しっかりクレームしてくる!
と思われるくらいの接し方をするのが一番いいと思います。
学校の対応でおかしい・間違っていると感じたことは、
まず自分自身で考え、必要であれば周囲の理解のある人に相談をしてみてください。
おかしいことを「おかしい!」と訴える力を持つことが大切です。
③それでも「モンスターペアレンツと呼ばれるんじゃないか」と恐れてしまう方へ
今日では、障害者への合理的配慮がしっかりと法的に定められています。
ですから、合理的配慮を主張することは当然の権利といえます。
「学校に嫌われるんじゃないか」「モンスターペアレンツと呼ばれるんじゃないか」と恐れるばかりではなく、子どものために何が必要か、ということを考えてみてください。
今回は、保護者が学校へどのような態度を取ればいいのかについてでした。
次回もお楽しみに!
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