おはようございます
内藤です

 

第114回のテーマは
「する側の視点」

 

火曜日ね
午前半休を取った日


1本目のレッスン
レディースのクラスを自主練習にしたんです

 

急で申し訳なかったのですが
中止にするよりはいいかなと思いまして・・

 

あとはもう一つ
別の狙い


生徒さんに気付いて欲しいことがあったのです


自主練習といっても
一応テーマを持たせました

 

メニューも決めた状態で
球出しはこれとこれ
ラリーはこれとこれ
それぞれこういう意図を持って取り組みましょう

と具体的に指示したので
自主性を育むというところはなかったです

 

ただね
ラリーの意図、その指示の中に


相手の練習になるようにしなさい

また
ローテーションや時間管理をきちんとしなさい

 

と、コーチの役割をそれぞれが意識するように仕向けたんです

 

そう
私が自主練習で気付かせたかった狙い

 

それは
レッスンをする側の視点を持つこと


それがテニスでは重要だということ

 

そこに気付いて欲しかったんです

 

普段皆さんは
レッスンを「受ける側」です

 

それはそうです


レッスンを受けることで
コーチからショットやポジション、テニスの何たるかを学ぶわけです

 

しかし
テニスというスポーツ
テニスに限らずでしょうか

 

レッスンを受ける側、にしかならないことには
大きな落とし穴があります


自主性の欠落

 

そして

周りを見る
他人を思う
場の空気を察する
という全体への配慮の欠落

 

 

レッスンを受ける側としてはそうでしょう

 

お金を払って来ているので
周りに気を遣ってばかりいる場合ではありません

 

皆さん大人なのでね
マナーや受講態度
そこは気を遣われていますよ

 

でも根っこの部分では
「自分が」「自分が」です

 

私はそんな・・・

 

なんて思っている人も

 

例えば
コーチとするマンツーマンのラリーをね

自分だけが回ってこなかったとしたら?

 

えー?
ってなりますよね?

 

どうして?
私だけ損してるじゃないのよって

 

まあ、それが当然です

 

レッスンを受ける側として、そこにいる限り
本当の意味で
「周りを見る」
「場の空気を読む」
「他の人が何を考えているか洞察する」
「自分以外の人のプレーを知ろうとする」

そういうね
自分のショットや動き以外の
テニスの試合をするうえで重要なこと

 

そこについて目配りや気配りをすることってないんです

 


でもね
皆さん言うんです

 

相手をよく見なきゃ
試合の流れを感じなきゃ
ペアとの連携、距離感をよくしなきゃ
自分のショット以外についてもっと考えるようにしなきゃ
って・・・

 

レッスンを受ける側にしかいない人は
本質的にそこが育まれない

 

レッスンをする側になると気付かされます

 

現に今回、自主練習に参加した方全員が書いていました

 

あ、書いてもらったんです

練習後にレポートを


球出しが難しい
相手の練習になるようなプレーが出来ない
時間配分が難しい
ローテーションが上手くいかない
等々


レッスンをする側の方がテニスの総合力が必要とされる


それは当たり前


だからコーチはコーチとして存在意義がある

 

言い換えます

 

レッスンをする側を練習した方が
テニスの総合力が身に付く
テニスのレベルが上がる


ということです

 

そこに皆さん気付かれていました

素晴らしいです


まあね
それを上手く仕向けた私のやり方が秀逸でしたね

 

・・・

 

はい、すみません

 


レッスンを受けることもいいでしょう


よりよく学ぶ姿勢
それも磨くべきです


学び方がいいとレベルアップ出来ます

 

しかし、もう一つの視点

レッスンをする側


上手く人に伝える
場をコントロールする
目配り気配りを磨く

 

その能力がテニスという対人競技では重要なカギを握っているのです

 

レッスンをする側の視点に思いを向けてみてください

 


今日はコーチをチェック
どんなタイミングで球出しをしているか
人によって変えたりしている?
ローテーションはどうか
番号には何か狙いがある?
言葉遣いはどうか
人によって敬語だったりタメ口だったり?
よーく観察してみましょう
場をコントロールする
人をコントロールする
という一端を知ることが出来るはずです

 

おはようございます
内藤です

 

第89回のテーマは
「リターンダッシュ(ロブ)」

 

今週のレッスンテーマ
リターンダッシュ

 

というよりは

 

うわー!いいサーブきたー
とりあえずロブで逃げて・・
あっ!いいとこいった
ちょっと前でも行くか

 

って感じです

 

いや、ほんとに・・

 

守備がテーマなので
積極的に前に行きながらロブを上げる、というのとは別です

 

 

では、いきましょう

 

リターンダッシュ(ロブ)
基本3ヶ条

 

 

1.オープンフェイス

 

結構なサーブの返球を想定しているので
あれやこれやは出来ません

 

ロブを上げようと
上にスイングしてはいけません

 

ただ単に面を開く


面を上に向けて
ボールに合わせるだけです

 

ダブルスのリターンは踏み込んでいるので
合わせるだけで
前衛を超えるくらいのロブにはなるでしょう

 

あとは微調整


どれくらい面を開くか
どれくらい押すか

 

これは経験ですね


とっさの判断なので
何回も試して感覚を掴みましょう

 


2.クローズドフェイス

 

1つ目の続きで何となく語呂を合わせただけです・・

 

これはフェイス
顔ですね

 

ロブを上げようとすると
ついつい先に顔が上がってしまいます

 

ラケット面を開いているとき
要するに
面がブレやすくウィークな状態のときに
顔まで上がってしまうと
面の向きが安定しません

 

インパクトで顔を残すくらいのつもりでよいでしょう

 


3.家政婦は見た

 

はい、ふざけてます・・

 

まあ、これはね
ロブの後です

 

前衛を抜けそうだったら
前に行くのですが

 

しっかり見る
様子を窺う
ということです

 

当然少し動きながらなので
物陰からこっそり
という感じではないですが

 

相手前衛
そして、そこを抜けたら

 

後衛の挙動

ここの見極めです

 

ロブで返そうとしているのか
強打をしようとしているのか

それによってポジションが変わってきますからね

 

ストレートロブが抜けて
相手がチェンジ
自分はボールのあるストレートサイドだから
ペアを追い越して前へー

 

そんなことをしてると
ロブでやられます


「見たわよ」
というより
「見てるわよ」
といった感じで
ポジションを上げていくようにしましょう

 


以上 3ヶ条

 

コースはストレートじゃなくてもよいでしょう

前衛にボレーをさせなければOKです

 

クロスやセンターでも
前衛を抜ければ前に行って構いません

 

フォアサイドのバックハンド
バックサイドのフォアハンド
つまり
相手のサーブがセンター寄りの時の方が
ストレートに上げやすいでしょう

 

ワイドのサーブをストレートロブにするのは難易度が高いです

ロブがサイドに切れたり

逃げていくボールに対してするので
ラケットの先に当たりやすい

 

開いた面で上げるときは
先に当たるとボールが上がりません

 

このあたりも
いろいろ試してみて
自分の上げやすいところを見つけてみましょう

 


今日は「見たわよ・・」
家族や街行く見知らぬ人
様子を窺ってみましょう
何考えてるのかな
急いでるのかな
真剣にスマホ見てるけど、あの表情はフェイクで、実はくだらないページ見てんのかな
とか・・
一つ間違うと単なる不審者になるので気を付けてトレーニングしましょう!

 

おはようございます
内藤です

 

第81回のテーマは
「守備ボレー(フォア)3ヶ条」

 

今週のレッスンテーマ
フォアボレーの守備

 

ポーチボレーとかでバシッと打ち込まれたやつを何とか返す
無理矢理返す
気合で返す

というより
返ったらラッキー♪

みたいな感じです・・・


いや、ほんとに

 

10回のうち3回返せれば上出来

 

返せなくて当たり前なので気楽に取り組めますね

 

何とか返そうとする姿勢を見せる
俺んとこに打って来たら返すよ、という気概を見せる


結果的に決められても
「危ねっ・・次は返されそう・・」
って相手に思わせる

 

そういうことが大事なんです

 

じゃあ、次のシーンからね
相手が打つ時に
取られたらまずい、と思って
コントロールミスをしてくれたりします

 

ちょっとでもプレッシャーをかけられるように
返球のスキルを上げましょう!

 


では
守備ボレー(フォア)基本3ヶ条


1.手を下げる

 

ボレーヤーの基本
構えの基本です

 

ポジションを上げたら手も上げる
ポジションを下げたら手も下げる

 

相手ボレーヤーが決めに来るときは
ポジションを下げているので
手も下げます

 

足元に来る確率が高いですからね

 

顔をノーガードにするのは怖いですが
勇気を振り絞って手を下げましょう

 

もし顔付近にとんでもないボールが来たら
頑張って避けましょう

 

避けさえすればボールはアウトです

 

足元に来るボールだけを返球するつもりで
構えを取りましょう

 


2.ラケットヘッドも下げる

 

手を下げたものの
いつもの癖でラケットを立てていたら意味がないです

 

普段はラケットをきちんと立てて構えないくせに
打たれる時だけ立ててしまう人も多いです

 

やはり怖いから
体や顔をガードしたくなるのでしょうね

 

足元のボールを返さないといけないので
ラケットヘッドが地面に付くくらい
下げるようにしましょう

 

あとはそのまま当てるだけです

 

気合の反応で
ラケットのどこかに当てれば返ります

 

今のラケットは性能がいいので
最悪、手首が伸びていても
当り負けせずに返球出来ます

 


打つ時の注意点はないです

 

当たり前です

 

何かに気を付けるほどの時間的余裕など存在しません

構えと反応が勝負です

 


以上 3ヶ条でした

 

・・・

 

えっ?

まだ2つしか書いてない?

 

はいはい
分かりましたよ

 

無理矢理書きますね・・・

 


3.危険を察知

 

無理矢理と言いましたが
これです

 

これが一番大事!


私たちと皆さんの差はここです!

 

危険(相手が打ってくる)を
察知するタイミングが違うんです

 

皆さんね
「うわっやばい!打たれる!」
と思うタイミングが遅いんです

 

きちんと相手を見ていない
ラリーの場(空気)を読めていない
ので、相手が勝負に来る初期動作を
見逃しているんです

 

結果
相手が詰め出してから
慌てて準備する

対応が遅れる

 

私たちは
1球手前で判断しています

 

例えばリターン時の前衛
ペアがリターンをする時です

 

相手のサーブが打たれた瞬間

センターにいいのが来そうになったその瞬間に
相手前衛のポーチをケア
サーブのボールは見ずに
相手前衛の動きを注視
ポーチの返球に備えて
ラケットを下げます

 


サーブが入ったかどうかを確認して・・
リターンの感じを見て・・・
相手前衛を見ようとしたら・・


「うわー!ポーチに来てるー!」

 

もはや死亡です・・・

 

一手二手早く
危険を察知するアンテナを張るようにしましょう

 

アンテナを張っていれば
逆(チャンス)の反応も早くなりますからね

 


以上3ヶ条

 

本当に危なそうな時は
背中を向けるようにしましょうね

 

それでも
ラケットは面を作って
あわよくば返球する形を作っておきましょう

 

最後の最後まで
僅かな希望を捨ててはいけません

 

まぐれで返るときもあります

 

結果的に返ったのは「まぐれ」でも
希望を捨てずにラケットを出した
意地でも何とかしようとした
その行為は決して「まぐれ」なんかではありません
実力です

 

最後まで諦めずにプレーをする
ということが
試合の最後の最後に
相手へのプレッシャーになってくるのです

 


今日は危険を察知
「かもしれない運転」を徹底して
起こりうるリスクを考えて行動しよう!

 

 

おはようございます
内藤です

 

第73回のテーマは
「バックハンドループ3ヶ条」

 

今週のテーマ
バックハンドループ


1週目と同様、ロングラリー用です

長めにしっかり打つバージョンですね

 

3ヶ条を書きたいところですが・・・


まあ、フォアと一緒ですよ

 

後ろ足、バックハンドは左足ね
左股関節にタメて

弾道に沿って体重移動して
長ーくインパクトする

 

うん、以上ですね

 

ではまた明日


・・・

 

本当にこれで終わってもいいのですが
まだ時間もあるので、少し細かいところまで書いてみます

 

 

では
バックハンドループ若干応用3ヶ条

 


1.肩を入れ過ぎない

 

以前にも書きましたが
「肩を入れる」好きですよね皆さん

 

そんなに肩を入れてもボールは飛びません

 

入れた肩をどう戻すか
どのタイミングでどうターンするか

 

相当鍛錬を積まないと上手くできません

 

フォアはまだ簡単です
左手と右手を入れ替えるように使えばいいだけです

 

バックハンドはなかなか・・

 

一般の方がバックハンドで肩を入れると
前傾が入って、しかも打つ時に上手くターン出来ずに
窮屈に肘を畳むスイングになりやすいです

 

肩を入れたはいいものの
そのまま横向きのまま打ってしまうんです

 

結果、ボールは飛ばない・・


そもそもターンのメインは股関節です

 

肩は結果的に入るだけです

 

しかもバックハンドなんて
テキトーにテイクバックしたら肩入りますからね

 

それで十分

 

意識的に肩を入れるのは
むしろ飛ばしたくない時

 

ショートクロスの時ですね

 

あとは
コースを隠したい時


しっかり飛ばそうと思って肩を入れれば入れるほど
クローズドスタンスになってボールは飛ばなくなります

 

ほどほどにするようにしましょう!

 


2.あれ?ラケットが・・遅れて・・

 

バックハンドが飛ばない
高弾道にならない


原因の一つが打ち急ぎ

 

両手バックハンドは
体のターンと腕・ラケットが同時に出てきやすい

 

「しなり」が生まれにくいです

 

なので飛ばないんです


フォアは簡単に高弾道でボォーンって飛ばせますよね

 

体がターンしてから
腕がしなって
ラケットが後から出てきますからね

 

フォアは逆にラケットヘッドを早く出す意識を持たないとダメです

 

バックハンドは
遅らせる

 

体が行ってから

さらに遅れて
ラケット
くらいの意識でちょうどボールを飛ばせるようになります

 


3.打点を落とし過ぎない

 

ループボールは基本的に
ボールが落ちてきたところを持ち上げるように
ですが

 

膝まで落としてしまうと
上げるのが大変になってしまいます

 

上述した「しなり」を生みにくいこと
右足に比べ左足のタメ・蹴る力が小さいこと
それらが原因で低い打点をグゥーっと持ち上げるのは難しくなります

 

力の入りやすい腰からおへそ辺りで打つのが無難でしょう

 


以上3ヶ条


両手バックハンド、特に女性の方は、勢いのあるループを打つのが難しいです

 

きちんと飛ばなかったときに
体をむやみに使おうとしたり
力任せにスイングしたり
ラケット面を開いたり
そういうことをせずに
体をじっくり、機能的に使ってボールを飛ばすように意識しましょう!

 


今日はいっこく堂
声を遅らせる練習をしてみよう!
意外とテニスのスイングに役立ちます!
どのショットもラケットは「あとから」くるものです!

 

 

おはようございます

内藤です

 

第153回のテーマは

「大事なW」

 

今期のテーマのトップスピン

 

に限らずですが・・

 

いつも思うんです

レッスンをしてて

 

このショットの意味

私のアドバイスの意図

 

そこを理解しているのかな

 

そこを理解するつもりでレッスンを受けているのかな

 

って

 

 

これは仕事なんかでもそう

 

その仕事の意味合い

 

仕事を任された時に

私自身が理解しているか

 

誰かに任せる時や指示する時に

そこを理解してもらえているか

 

 

英語で習いましたよね

 

5W1H

 

Who(誰が)

When(いつ)

Where(どこで)

What(何を)

Why(なぜ)

How(どのように)

 

疑問形のフレーズですね

 

英語でというより

国語の文章の書き方

 

ビジネスシーンでもよく出てきますね

 

相手への伝え方として

この5W1Hを明確にすべきということ

 

伝え方としてだけでなく

自分自身の行動においても

この5W1Hを明確に整理して行動することで

ミスなく効率よく動くことが出来る

 

 

仕事

そしてテニスに限らずスポーツのレベルアップ

 

もっと言うと日常

人生において非常に有意義な視点だと思います

 

 

5W1H

どれも大切ですが

 

とりわけ重要なもの

 

最も大事な

その本質を問う「問い」

 

どれでしょうか?

 

どの問いへの答えを

明確にすることが

そのことの本質をよく捉え

そのことを自分のものに出来るのでしょうか

 

 

「Why」です

 

WhatでもHowでもなく「Why」

 

「なぜ」という問い

 

「なぜ」それをするのか

 

そこが明確になっていない

そこを理解しようとしていない限り

 

その仕事

そのショット

その動き

 

その本質を理解することが出来ない

 

その本質が理解出来なければ

そのこと自体を習得することなど出来ません

 

 

「なぜ」するのか

 

本質であり出発点です

 

なぜするのか、があって

 

それを為すために

誰が

いつ

どこで

何を

どのように

するのかが決まっていくわけです

 

 

でもね

ほとんどの方がそこを意識しない

 

なぜこの仕事をするのか

なぜこの仕事を自分に指示してきたか

 

なぜトップスピンをするのか

なぜロブを上げるのか

 

仕事でも

レッスンでも

ほとんどの方が意識するのが

 

 

How

 

もしくは

What

 

 

How

どうやってするのか

 

どのようにこの資料を作るか

どういうエクセルの技術で仕上げるか

 

どのようにトップスピンを打つのか

体の使い方

ラケットワークはどうするのか

 

 

What

何をするのか

 

資料を作った後は何をすれば?

報告をしなければ・・

 

今日のレッスンのテーマは何だろう?

トップスピンロブか・・

 

 

そこにWhy

「なぜ」という視点がなければ

 

どんなに見栄えのいい資料を作っても

すぐに報告をしても

その仕事は上司や相手を満足させることは出来ない

 

完璧なフォームのトップスピンが打てても

トップスピンロブの存在を知っても

そのショットは試合で使いこなすことは出来ない

 

 

「なぜ」するのか

 

なぜこの資料が必要なのか

この企画におけるこの資料の位置付けは何だ?

なぜこの資料を自分に作るように指示してきたのか

いつもは上司が自分でしたり、同僚の田中に指示をするのに

自分に指示をしてきた意図は何かあるのか?

 

そう考えて

そこをクリアにして作った資料

そしてその報告

 

資料作りや報告の細かいところに表れます

 

何より自分のモチベーションにも繋がります

 

 

テニスもそう

 

なぜトップスピンをするのか

どういうメリット・デメリットがあるのか

なぜそれをロブにも使うのか

 

そこをクリアにすることで

 

というか

そこをクリアにすることでしか

そのショットなり動きを

完全にマスターすることなど出来ないのです

 

 

分からなければコーチに聞きましょう

 

Howばかり聞いてはいけません

 

Howの知識が多くても

Whyの視点がなければ何も活かされることはないのです

 

 

今日は「Why」

子供のように「なぜ」「どうして」

ありとあらゆるもの、出来事に対して

そういう視点を持ってみましょう!

 

 

おはようございます
内藤です

 

第69回のテーマは
「フォアループ対前衛3ヶ条」

 

いや、分かりますよ
それよりもあるだろって・・

 

あのことについて書きなさいよって・・

 

まあ、それは明日にでも


火曜日は定例の技術解説ということで

 

 

ニュースでも取り上げられまくってますもんね


嵐の活動休止

 

びっくりですよね

大野君が疲れちゃったんですかね・・

 

えっ?
何?

嵐でしょ?

 

それ以上のビッグニュースありました?

 

はい、すみません


大坂選手素晴らしいですね

2大会連続優勝
世界ランキング1位

 

テニスに関わる者として、その瞬間を目の当たりに出来たことを幸せに思います

 

で、これはまたの機会に

 


今週のレッスンテーマ
フォアループ


今週は前衛の上に逃げる
ハイボレーをさせて、あわよくばチャンスメイクをしようというボール

 

ロングラリーの時はボールの質を上げることが重要でしたが
前衛に対してはコントロール

 

少し苦しい姿勢でハイボレーをさせることが出来ればGOODです

 

逆に少しズレると
決められたりスマッシュされたりしますからね

 

前提となる注意点は
前衛に触らせること

 

抜こうとするとミスになります


結果的に抜ければラッキーって感じですね

 

では
フォアループ対前衛3ヶ条

 


1.腰を落とし過ぎない

 

ロングの時はしっかり右腰を落としましたが
腰を落とす理由は
下半身の力をボールに伝えるため
要するにボールの質を上げるためです

 

前衛相手のときは質よりコントロール

 

時間や体力をロスする動きは極力避けましょう

 

下半身をしっかり使って打つ必要はありません


何ならラケットワークのみ
今のラケットは性能がいいのでそれでも成り立ちます

 

ただ、腰高になるのは当然NGです


ある程度は下半身は固めておきたいですね

 


2.顔を残す

 

これはインパクト


インパクトで顔が打点を見るところで残っているように

 

打球の行方をすぐに追おうとしないことです

 

前衛の上に打つときは
どうしても上を抜きたくなります

 

取らせよう、と思っていても
本能的に触らせないようにしてしまいます

 

それがスイングに出るんです

顔が上がってしまうんです

 

ひどい時はインパクト前に顎が上がります

 

そうすると
体が開いてラケット面も少し開く


自分のイメージよりボールが右上に飛んで行ってしまいます

 

フェデラーのように顔を残してインパクトしましょう

 


3.少し速いボールにする

 

あくまで少しですが
緩いボールにし過ぎないように

 

ふんわりし過ぎていると
前衛に動かれて
打たれやすくなるのと

 

緩いボール、遅すぎるスイングはコントロールしづらいです

 

自転車なんかもそうですね

 

超ゆっくり自転車をこいで
真っ直ぐ走れますか?

 

フラフラしますよね

 

ある程度スピードを出した方が安定します

 

スイングも同じ

 

思いっきり振る必要はありませんが
ある程度のスイングスピード、スライスで言うとタッチの強さは
確保した方がコントロールが安定します

 

ロングの時と違って
しっかり打点を落として
タメを作って
グイーンとスイングするより

サクッと打つくらいの方がよいでしょう

 


以上3ヶ条

 

腰を落とし過ぎず
顔を残して
スイッと打つ

 

どれも塩梅が重要です


10でも0でもない
5~7くらいで打つのが難しいところです

 


ボレーで一番難しいのはハイボレーです

 

どうしても脇が開いて面が安定しません

スマッシュとの判断ミスでエラーもしやすいです

 

相手の身長もあるので
状況に応じたコントロールが出来るように練習をしてみましょう!

 


今日はいい塩梅で!
騒ぎ過ぎず黙り過ぎず
アツくならずに冷め過ぎず
いい感じの自分で過ごすようにしましょう!

 

 

おはようございます
内藤です

 

第65回のテーマは
「フォアループボール3ヶ条」

 

あ、その前に・・


無事帰って参りました

オーストラリアから

 

いやーよかった
楽しかった


それで凄かった

錦織対カルロビッチ

 

全豪旅行記は書き出すと1冊の本になりそうなので
またの機会にしますね

 

昨日の錦織戦もハラハラしましたよね

今大会だけでもう5敗くらいしてるような・・

 

それでも粘り強く勝ち切ってくる
さすがとしか言いようがないです

 

 

あ、それでね
今回のテーマ

 

今週から第6期のスタート

期のテーマが「守備」

 

守備と言っても
エース級のボールを何とか返す
みたいなことではなく

 

前に踏み込んで行けない時に
相手に攻撃させないボールをフィードする


あわよくばチャンスメイク出来るようなボール
守備的なショットを練習します

 

今週はフォアのループボール
ロングラリーで高く・深く打つボールです

 

上手くいけば相手のポジションを下げさせ
向こうの返球に対し攻撃を仕掛ける糸口になります

 

ではいきましょう

 

フォアループボール3ヶ条

 


1.右股関節を曲げてテイクバック

 

ループボールは下から上です


下にセット
テイクバックで低く準備しましょう

 

ポイントは右股関節

 

屈伸したときに曲がるところ
膝と、そう股関節

 

打点に入ったら
右股関節をグゥっと曲げてテイクバック

してみてください


右足がガッチリ決まって
タメを感じることが出来るでしょう

 

ストロークのパワーは下半身で作ります

 

この右股関節のタメがないと
単なるポワーンという山なりボールになるので頑張って準備しましょう

 


2.打つ弾道に沿って伸び上がる

 

ループボールの弾道をしっかりイメージしましょう


状況にもよりますが
まあ、だいたい30度~40度くらい

 

右股関節を曲げた低い姿勢から
そのイメージした弾道に沿って
少し伸び上がりながら体重移動します

 

手や腕でボールの軌道を作ろうとしてはいけません

 

無理矢理スピンのスイングにもしようしないようにしましょう

 

手打ちの軽いボールになってしまいます

 

あくまでスイングは体で


体重移動を意識しましょう

 

ボディターンも基本的にはしない方が無難です

 

男子のプロなど
体力がある選手は
オープンスタンスで体を先に回して
腕をしならせてビヨーンって勢いのあるループボールを打ちますが
我々には無理です

 

厳密に言うと
1発は凄いのがいきますが
その後のプレーに悪影響が出ます

 

体の開きが出て
オーバーしやすいバランスになってしまいます

 

無理せず質の高いボールを打てる技術を採用しましょう

 


3.インパクトを長く

 

ループボールはバウンド後にどれくらい伸びるかが勝負です

 

伸びのあるボールを打つためには
ボールを長い時間捕まえなければいけません

 

インパクトをグニョ~っと
ガットとボールが2秒間くらいくっ付いてるイメージです

 

ちなみにテニスのインパクトの時間って知ってます?

 

知っている方は残念です
知ると上達しにくいんです

 

でも言いますけどね

 

ジュニアは純粋だから知らない方がいいのですが
まあ、大人の皆さんは大丈夫でしょう・・・

 

 

平均すると0.004秒


1000分の4秒です

超絶短いんです

 

いくら捕まえようとしようが
弾いて打とうが
ほとんど変わりません

 

何とか長くインパクトしても
0.006秒ほどでしょうか

 

一瞬です

 

だから知らない方がいいんです

 

これを知ってしまうと
もはや長くインパクトをするイメージが持てない
粘り気のあるスイングが出来なくなってしまうんです

 

純粋なジュニアはね・・

 

皆さんは大丈夫です・・

 

言い聞かせてください

インパクトって実は0.8秒くらいらしいって
へぇー、意外と長いんだって

 

そう言い聞かせると自然と粘りのあるスイング
伸びのあるボールが打てるようになります

 


以上3ヶ条

 

守備のショットほど技術を要します

 

それはそうです
攻撃は前に入っているので勝手に勢いが出ますからね

攻撃に必要なのは勇気と経験です


守備的なショットが勝負を左右することも多いです

 

強い選手は
「積極的に守る」ことが出来ます

 

慌てて攻めず
ビビって守らず
じっくりラリーをして徐々にチャンスメイクをしていけるのです

 


前期の攻撃
今期の守備
バランスよく身に付けたいものです

 


今日はゆっくり屈伸をしてみよう
体に意識を持っていって、じっくり屈伸をするだけで
ストロークの質が良くなったりします!

 

 

おはようございます
内藤です

 

第112回のテーマは「天才の証明」

 

ビッグニュースでしたね

 

世紀の
歴史的な
人類にとって畏怖すべき
神の領域に足を踏み入れかねない
そんなビッグニュース


ブラックホールの撮影に成功


アインシュタインの一般相対性理論によって
その存在は仮説として知られていましたが
やはり本当に存在したのですね

 

絶対に存在するはずだけど
光をも飲み込む物体であることから
その撮影は不可能
とまで言われていましたからね

 

とんでもないことです

 


それにしても
アインシュタインです

 

100年前ですよ

そんな前にこんなこと思い付きますかね

 

天才
とか通り越して化け物です

 

たぶん宇宙人だったんだと思います・・・

 

一般相対性理論の他にも
様々な方程式を発表していますね

 

有名どころで言うと
特殊相対性理論の帰結として導き出された
E=mc2乗
などがありますね

 

これも何回読んでも
いまいち理解出来ないです


本当にどんな頭脳をしていたのでしょうか

 

アインシュタインの脳って
何十分割かにされて
それぞれを世界各地の科学者が保管しているそうです

 

死してなおその脳は
科学者たちの興味の的になっているのです

 


アインシュタインの有名な言葉にこんなものがあります

 

想像力は、知識に勝る
知識には限界があるが
想像力は、世界を包み込む

 


今回のブラックホール

100年前の相対性理論での仮説、その予言が証明されました

 

このブラックホールもそうですが
アインシュタインの仮説って
えっ?何でその式のその話からそこに行き着くの?
というものばかりです

 

当然私の頭が足りていないのが
原因なのでしょうが

 

アインシュタインならではの
「想像力」
があったのでしょう

 

まさに
想像力は世界を包み込む

 

この言葉もまた
100年の時を経て証明されたということでしょう

 


ちなみにこの言葉の前半部分
「想像力は知識に勝る」

 

これを
想像力の方が知識よりも大切
と解釈する人がいたり
そのような記述も見られますが

原文からはそのような比較の意図は感じ取れません

 

それはそうです
原理的に当然

 

想像力は知識の産物


膨大な知識の源泉なくして
類まれな想像力は生まれないです

 

アインシュタインのこの言葉は

知識だけではダメ
知識+想像力
この「+想像力」が人を新しい世界へと導くと言っているのです

 


ブラックホール

 

神秘です
ロマンがあります

 

言わずもがな宇宙は無限
いまだに謎だらけ


その全貌が明らかになることなど訪れるのでしょうか

 

でも一つ

 

一つの謎
ブラックホールが解明されつつあります


一人の人間の想像力をきっかけに


人間の想像力もまた宇宙と同様
無限の可能性があるのかもしれません

 

まあ、そのための知識を蓄えなければ
話にならないのですけどね

 


今日は勉強!
数学でも歴史でも量子力学でも何でもOK
まずは知識を得る、蓄える

例えばテニスのプレー
こういうボールを打てばロブが来るかな
これも想像力
数学や漢字の知識から
思いもがけず
そのような想像力に繋がっていくということもあるのです

 

おはようございます
内藤です

 

第111回のテーマは「評価」

 

結果が届きました
ドキドキしながら開封
判定をチェック

 

A A A A

 

オールA!!!

 

やはりそうでしょう
まあ当然の結果です


あっ、健康診断ね
毎年会社で受けているんです

 

必要以上の血液を採取され
バリウムという化学物質を飲まされ
おまけ程度の診察を受けるという例のやつです

 

今年もね
健康診断10日前からの
駆け込み健康生活によって
私の健康診断結果はオールAを獲得できました

 

でも油断大敵です

 

ほんとそう
案外BとかC判定がある方が
気を付けるってもんですよね

 

オールAだと
油断して、いきなり大病になるとかも考えられます

 

A判定に驕ることなく
日々健康に気を遣います

 


ところで、このA判定

これは揺るぎないジャッジです

 

数値が決まっていますから

 

血液検査だと
何とかの値が50~200まではA
それ以上500まではB 等々

 

数字なので判断基準が明確
いわば絶対評価です

 

それはそうです

 

これが相対評価だったらちょっと嫌ですよね

 

うわー血液ドロドロ
やばい数値やな
でも受検者30人中では上から3番目だから
Aか・・

 

うわー心電図も意味不明
もはや不整脈
でも上から2番目だから
Aやな


恐ろしいです

健康診断の意味などありません


基本的に判断や評価
それは絶対的であるべきです

 

年齢や性別
国や地域
時代背景
そういうものを考慮に入れることはあっても

他人との比較
何人中何番目などという
相対評価にはやはり問題が内在していると思います


学校の成績なんてほんとそう

 

その学校のその学年の
上から何番目かなんて
何という稚拙な判断基準でしょうか

 

なぜ学校が相対評価を採用しているか

 

先生たち評価する側
評価者が楽だからです


何の主観的な価値基準もなく
集団内での順位を決めればいいだけですからね

 

評価される側にとっても
評価者によって大きな偏りが生じにくいので
変なクレームも出づらくなります

 

一応ね
相対評価の方が
集団内の競争意識が活性化して
集団自体も個人もレベルアップしやすいとか言われています


でもね
人の評価
これはなかなか難しいですが
するのなら絶対評価とすべきでしょう

 

しかし・・
絶対評価が浸透しない一番の理由

 

評価者の能力が圧倒的でないとダメだから

 

これです

 

確かに
健康診断のように数値化出来るものはよいですが
学校や仕事での評価は
数字以外も重要な要素です

 

その場合
絶対的な価値基準
それを持ち得る評価者が必要です

 

評価者の能力に問題があると
評価者の主観や価値観に左右された低レベルなジャッジになりかねません

 

それはそうですよね

 

君の評価はCだ

って言ってきた上司がね
ろくに仕事もしないセクハラ上司とかだったら
誰も納得しない

というか、その評価に意味はない

 

そう考えると
誰もが納得のいく絶対評価など
存在しないのかもしれません

 

ある一つの評価を除いては


誰でも一つだけ
一人だけ納得のいく評価者がいますよね

 

そう

 

自分

 

自分が下した自分の評価

これは何の紛れもなく正当

 

誰に何の言い訳や言い逃れをしようもないし
する必要もない

 

最終的には
自分の評価は自分でして
それで納得がいけばよいのかもしれません

 

ただそれには日頃からね

その判断基準が甘かろうと厳しかろうと
しっかり自分を評価する
自分自身を客観的にも見つめる

そのような態度が不可欠になるでしょうね

 


今日は他人と比べない
自分も他人と比べない
子供も他の子と比べない
そんなことに本質的な意味などない
自分の中に絶対的な価値基準を持つようにしましょう!

 

 

おはようございます
内藤です

 

第110回のテーマは「しつけ」

 

昨日ね
ジュニアの子を注意したんです

 

試合で負けてラケットをコートに叩きつけたんです

 

1度ならず2度までも・・

 

これはさすがに注意をしないといけません

 

「大事な道具でそんなことをしてはダメだ」

 

なーんてことを言う私ではありません


いやね
プロでもいるじゃないですか
ラケット叩き付ける不届き者

 

どうかと思うんです

 

テニスは孤独な戦い
カッとなったのを発散することも場合によっては理解出来る

とか擁護する人もいますね

 

私もそう思います

 

イラッとしたら爆発させることで
その後、落ち着きを取り戻せることもあるでしょう

 

そこはいいんです

方法の問題です

 

ラケット叩き付ける必要なんてないですよね

 

大声で叫んだり
もし、何かに当たりたいのなら
自分の顔面を思いっきり殴ればいいんです

 

ついラケットを使うとしても
自分のスネ辺りを思いっきり叩きつければいいんです

 

ポールまでダッシュして
ポールを思いっきり殴ってもいいでしょう

 

自分の足が折れたり
手が骨折するかもしれませんが
別に問題ないでしょう

 

でもそこまではしない

そこまでの心意気はない
単なるパフォーマンスですからね

 


というかね
この問題の本質というか
本当の問題点はそこではない

 

ラケットを叩きつけた時に
傷んでいるのは
ラケットだけではなく


コートです

 

ここを見逃してはいけません

 

私がジュニアの子に注意したのはそこです

 

「おいおい、人様の家で何してんの?」
「ここはうちの物ね、サンライズのおうち」
「人の家でラケットを叩きつけるとかダメでしょう」

 

そうですね

 

友達が家に遊びに来て
ゲームで負けてイラッとしたから
ラケットで周りの物を破壊する

 

おかしい奴です

 

しかもそんなときにね


ラケットでそんなことをして
大事な道具だよ

 

いやいやいや

 

そういうことじゃなくて
それ以前の問題


人の家で何してんのよ
ってことですよね


親御様でもそういう方がいるので
びっくりするんです

 

子供がラケットを叩きつけた時に

 

「そんなことしちゃだめ」
「道具は大事に扱いなさい」

 

 

えっ?
それだけ?

 

それは分かりますよ

でも他にありますよね
まず先にありますよね

 

「コートになんてことをしてるの」
「人の物にそんなことをしてはいけません」
「コーチに謝りなさい」

 

そう諭して
親御様自らもコーチに頭を下げる
その姿を子供に見せる


それが筋でしょう

やはり今の世の中はしつけがなされていないのでしょうか


人様に迷惑をかけてはいけない


これ以上のことがあるでしょうか

 

それよりも上に
その子がどうあるべきか
その子にどうして欲しいか

そちらがきてしまうのでしょうね

 

憂うべきことです

私たち指導者も気を付けなければなりません

 

その子のパフォーマンスの向上の為に
なんてことは二の次でいいんです

 

周りに迷惑をかけない
周りへの感謝を忘れない

それこそが
その子のマナーの向上や
人間力の成長に繋がっていくのだと思います

 


今日は周りのみんなを気持ち良く!
明るく挨拶!
ササッと掃除!
いつも笑顔で姿勢よく!
周りを気持ち良くさせることが
自分に品を持たせる
気高くいられる
本当の道理かもしれません!