おはようございます
内藤です

 

第108回のテーマは
「真価」

 

真価が問われる

人としての
その真価が問われる


色々な場面であると思います

 

災害時のような緊急事態もそう
仲間が困っているときもそう
道端に落ちているペットボトルを見つけたときもそう

 

その人の本質が顔を出す

 

まさに真価が問われる

 

そして
その真価の如何によってその人の今後が大きく左右される

 


先週からサンライズは新年度
新体制です

 

ジュニアがアツいんです

 

盛り上がっちゃってます!

 

新1年生が加わり
3年生が抜けたジュニア1

 

新4年生が加わり
6年生がいなくなったジュニア2

 

新中1が加わって
にわかに人が増えて活気付いているジュニア3

 

そして
新メンバーで始動したジュニアS

 

昨年度のジュニアSメンバーが大幅に加わり
ガラッと雰囲気が変わったアカデミー


真価が問われているんです

今まさに
毎日のレッスンで
子供たちの真価が試されている

 

本当に興味深い
実にスリリングでおもしろい

 

子供たちの心が
レッスンのその時々で
ゆらゆらと揺らぐ

 

あっちへ行ったり
こっちへ行ったり

 

その子の人となり
今後のテニス人生
どころか
その人生までもが決まろうとしていくわけです


ジュニア1になっても今まで通りのテンションで突っ走る新1年生
おとなしくなってしまう新1年生

 

新1年生が入ってきたことで
今のままではいけない、と顔つきが変わった新2年生

 

3年生が抜けたことで
今度は自分が引っ張っていくんだ、と責任感が出て頼もしくなる新3年生


4年生以上も色々とあるのですが


問題は新6年生

これまでジュニア2を牽引してきた6年生が抜けて
自分たちが一番上になったわけです

 

6年生が上手くて人数も多かったですからね

 

新6年生からすれば
ややもすると
目の上のたんこぶがいなくなった
という感じかもしれません


するとやはり影響が出るんです


意図するしないに関わらず
少し傲慢な態度が出てくる

 

もう上はいない
自分たちの時代だ
下の子は緊張しておとなしいし
その場を支配してやろう、と

悪い意味でね・・


真価が問われているということです

 

人は
上に立ったときほど
その真価が問われる

 

周りからの注意や圧力がない
誰も何も言ってこない

 

しかし、そんなときに
唯一、ただ一人
自分に注意を促す人物がいます

 

 

自分自身

 

自分で自分の行動を律することが出来るか

そこが問われる


その子たちの場合はね
幸運なことにまだ最後の砦
私たちコーチがいます

 

私も釘を刺しておきました

 

自分できちんとやりなよ
テニスはそこが大事なんだよ
人としての真価が問われるんだよ
って

 


そうですね

上に立ったときほど律するべきです

 

私もです


スタッフはもう誰も何も言ってくれません

 

前回「環境」のときに書きましたが
良くも悪くも私には何も言えない雰囲気が出来てしまっています

 

私が適当に手を抜いても
するべき仕事をしなくても
誰も注意をしてくれないでしょう

 

でも、やはり一人だけいます

 

私自身

 

真価が問われている

自分で律しなければなりません

 

朝は一番に出社しろよ
トイレ掃除はしたか
コーチ室を片付けろよ
コート回りにボールが落ちていないか


他のスタッフに言えば全部やってくれるでしょう

 

でも
そんな積み重ねが自分を傲慢に
周りの見えないダメな自分にしていく気がしてならないんです

 

誰も言うことを聞いてくれなくなりそうですしね
やることやっておかないと

 

 

よくね
言うこと聞かない部下がいる
なかなか成長してくれない

とか部下の文句と評価だけを口にする
使えない上司っているじゃないですか

 

もれなくです
そういう使えない上司って
もれなくトイレ掃除を自分でしないんです


施設内のゴミを自分で片付けない
片付けたとしても
スタッフミーティングとかで
最近掃除が行き届いていないよーとか
これみよがしに言ったりするんです

 

真価が問われているんです

 

自分が本物になるべきです

 

本物の下に付けた者は
自ずと本物になっていきます

 

上に立つ者は大変でしょう

 

真価を問うて
真価を発揮すべきです

 

大変ですが
その先には大きな成長があります

 

自分の成長
チームの成長
周りの人の成長

 

 

新6年生には頑張ってもらいたいものです

 

そのために
まず私たちが自分を律していくべきですね

 


今日は真価を問う
これは自分がしなくてもよいと思っていたこと
道端のゴミを拾うでもよいでしょう
一つ実践してみましょう!

 

おはようございます
内藤です

 

第107回のテーマは
「真面目」

 

今朝もね
原付で国立から来たんです

 

道中
やはり春ですね

 

ここのところ寒かったのですが
桜が色々な場所できれいに咲いています

 

桜以外にも側道の脇に花が咲いていたり
木々にも新芽が出始めています

 

春はいいですね
生命のエネルギーに満ちています

 

花や木々を見るだけで
やる気が出てきます

 


私の好きな言葉

 

「柳は緑 花は紅」

 

一休禅師の歌の一部です
歌の全文はこう

 

 

見るほどに
みなそのままの姿かな
柳は緑 花は紅

 


いい歌です

 

この歌もまた宋の詩人の影響を受けています

元の詩は

 

柳は緑
花は紅
真面目(しんめんもく)

 


そう、今日のテーマの「真面目」
「まじめ」とは読まず「しんめんもく」

 

真面目とは仏教用語で
人や物が持っている本来のありさまや姿のこと


あるがままの美しさ
そこに価値がある

 

つまりこの詩は
緑は緑で価値がある
紅は紅の美しさがある
柳の緑 花の紅
目に映ったものがそのままで美しい
他の何かと比べようもない

 


真面目

 

「まじめ」と読んでもよいでしょう

まじめとは本気で誠実
真心を込めて一所懸命であること

 

一つ所に命を懸けて
咲いている花や柳は
それだけで「まじめ」で美しい

 

柳や花は人からどう見られようとも関係なし
そんなことはお構いなしに
春が来たらただ
ひたすらに咲くだけです


人もそこから学ぶべきという教えです

 

周りからよく見られようと
格好をつけ
背伸びをして
大きく見せようとしたり
必要以上に着飾ってみたり

 

そんなことをしなくても
ただ一所懸命に生きているだけで
それだけで美しい

 

それが真の面目だということ


私たちもただ素直に
元々のあるべき姿に誇りを持って
まじめに日々を取り組んでいきたいものです

 


最後にもう一度この歌を記しておきます

 


見るほどに
みなそのままの姿かな
柳は緑 花は紅

 

 

おはようございます
内藤です

 

第104回のテーマは「差」

 

こんなに差が出るものとは・・・

 

「上」を整えようとしてきた者と
「下」を築こうとしてきた者とで・・

 


昨日の朝の初中級レッスン

男性が2名だけ


結構打てる人なので
ゲストプレイヤーを招いたんです

 

といっても
うちのジュニア選手

 

春休みで朝練に来ているので
残ってレッスンに入ってもらったんです

 

中学生の女の子と小学生の男子


球出し練もちょっと厳しめ
ラリーも長めの時間
みっちり練習をしました

 

なかなか盛り上がって
大人、子供両方にとって
よい雰囲気、よい練習になりました

 


でもね
残念なことにね

打ち負けてたんです

 

大人が・・・

子供に・・

 

初中級といってもね
結構打てます


ボレーがまだまだなので初中級というだけで
ストロークはフォームも良いし
いいボールを打ちます

 

対応力もあるので
スピン、スライスで上手くラリーも出来ます

 

そんな男性陣2人が
小学3年生のまだ小さい男の子に・・

 

中学生女子はね
もう体も大きいし
1年アカデミークラスでしている子なので
まあ、仕方ないにしても

 

男の子は今期からアカデミー
これまではジュニアSという少し厳しめのクラスでしていただけです


大の大人が普通に打ち合って打ち負け
スライスとスピンを駆使してミスを誘っていたものの
最終的に打ち抜かれ・・・

 


まあ、そうなんでしょう

 

1年前はその初中級男性の方が上手かった

 

この1年で
その子が抜き去って
さらに差を付けてしまったんです

 

こんなにも差が出るものとは思いませんでした


これが

「上」を整えようとしてきた者と
「下」を築こうとしてきた者

その「差」です

 


大人はね
「上」
「上半身」というか「上っ面」

ラケットの引き方とか動かし方
左手の使い方とか

やれスピンだスライスだ
ボールのスピードだ

とにかく「上」
「上半身」や「外面」を気にします

 


子供は違う


「下」です
「下半身」というか「基本」
プレーの「土台」を築こうとします

 

構え・フットワーク・バランス

フォームなんてほぼ気にしていません

 


その差が出たんでしょう

 

大人の人の練習の仕方は
本当に薄っぺらいですからね

 

フォームとボールを意識して
今の結果だけにとらわれる

 

根本的な原因の追究をすることもなく
今目に見えている部分を改善して納得する

 

未来を見据えた体質改善をしようとはしない

 


私がそれを提示しても拒否

 

それはそうでしょう

私が提示する体質改善は
テニスの素人の大人には納得出来ないことですからね


フォアでアウトする

 

私のアドバイスは
「挨拶を大きな声でしよう」です

 

いや、ほんとに


何でかって?

 

そんなん聞く必要あります?

 

上手くなりたいんでしょ?
じゃあしろよって話です

 

理由を聞いて納得してからじゃないと
とかね
そんなくだらないこと言う人は無理です

 

だってテニスのレベルの低い人に
この練習がどんな意味があるかなんて
理解出来ないでしょう

 

よく意味が分からないけど
やってみる

やっていくうちにレベルが上がって
あーそういうことだったのか
と、後に理解が訪れるのです

 

子供は純粋です
素直にやります


今の見た目
上っ面にとらわれることなく

未来を見据えた練習に励みます


そういうことです

 

 

1週間後に成果が出るのは「上」の練習です

 

でもね
1年後2年後にとんでもない成果を生むのは
「下」その「土台」の練習なのです

 


今日は土台作り
10年後の自分の人生のために
今日を笑顔で過ごすようにしましょう!

 

おはようございます
内藤です

 

第103回のテーマは
「型の力」

 

昨日の話
「気持ち」か「形」か


常識やマナーはやはり大切なのか

子供たちにどう伝えていけばよいのか

 

皆さんから色々と返信を頂きました

ありがとうございます

 

ざっくり結論から言うとね


そりゃどっちも大事でしょう
気持ちのこもっていない型も失礼
いくら気持ちがあろうとも
TPOをわきまえない型は、これもまた失礼

 

そうですね

皆さんからご意見やご指摘を頂き
私の中にあったモヤモヤが晴れた気がします

 

服装や言葉遣い
礼儀作法についても分かりやすい例えを提示頂き
スッと腑に落ちました


常識という形
の話にしてしまったので
少しややこしくなりましたが

 

言葉遣いや礼儀作法などはまさにそうですね

気持ちが込められていることは前提として


いや
そうでなくとも

例えそこに気持ちが込めらていなくとも


言葉遣いを整える
礼儀作法を整える


ということが
人間関係を円滑にする
潤滑油になることは多々あることです

 

 

接客をしていてもそう

私もまだまだ未熟ですが
言葉遣いには気を付けています
(レッスンの時は別ね)

 

するとね
やはり信頼が生まれる

 

その型を見ることで
この人と契約の話をして問題ないということになるのでしょう

 

自分がお店に行った時も
店員さんが言葉遣いやマナーを心得ている

そのような立ち居振る舞いをしていれば


気持ちの有無に関係なく
そこを洞察しようとはせずとも
その人を信頼する
その店を信頼する
その店の商品を信頼する
ということまでなります

 

 

やはり型は大事

 

型の持つ力とは大きい


特に日本人にとって
言葉遣いや礼儀作法
その型を心得ているか否かは人間関係を左右しますね

 

そこに気持ちを込めることも大切ですが

 

そうですね


その型自体が持つ意味
そこを理解することで
自然と気持ちも込められていく
その意味を子供たちに伝え教えていくことが大事なのかもしれません

 


例えば合掌


手を合わせてお辞儀をする
日本人の持つ美しい礼儀作法の型ですね

 

これの本来の意味


右手が仏様
左手が自分


それを合わせる

仏様も自分も一緒なんですよということ

 

普段私たちは、自分だ他人だとごちゃごちゃ言います
人間関係がガタガタになったりもします

 

そういう時に合掌です

 

人と話をするときに
右の手があなた
左の手が私

それを合わせる


あなたと私は敵ではないですよ
心を寄り添わせましょう
一緒に仲良くやっていきたいんですよ
ということなんです

 

仕事なら上司と部下
お父さんと子供もそう
夫と妻も

右の手と左の手を合わせて
お互い心を合わせていきましょう


そのように思いを込めて頭を下げる

 

合掌にはそのような意味があります

 

そういった意味を知ることで
その型に気持ちが込められていく
ということがあるでしょう

 

子供たちに型を教える時
その本来的な意味まで伝えられるように
我々大人がしっかり学んでおく必要がありますね

 


型の持つ力
それは偉大です

 

日本人として最低限の礼儀作法


その意味まで含めて
心得るようにしていきたいものです

 


今日は合掌
「いただきます」と手を合わせる
右の手は食べ物
生ある動物なり植物です
左の手は私
あなたの命と私の命
一緒にさせて頂きます
と手を合わせる
意味を知ると気持ちがこもる
気持ちがこもるとその型には大きな力が宿ります

 

おはようございます
内藤です

 

第102回のテーマは「気持ち」

 

今週から第1期
先週で昨年度が終了しました

 

学年が変わるということもあって
ジュニアの子の退会が結構ありました

 

中学進学や受験に備えて

寂しいですが仕方ありません

 

最後のレッスンのときには
親御様がクラブハウスまで来てくださり
お世話になりましたといって
菓子折りまで頂きました

 

本当にね
「こちらこそ」です


だってお客様ですから

 

お金を頂いて
わざわざ来てくれてたわけですから

 

こちらとしては当たり前のことをしたまで
むしろ至らないことがあったりもしたでしょう

 

それでも
何とかしてテニスを楽しんでもらおう
マナーよくしてもらおう
元気を出してもらおう
厳しさを知ってもらおう
と子供に何かを伝えようとしていた我々の姿勢に
受講料を超えて、感謝の念を持って頂けたのかなと思っています


まあ、あとは礼儀
というか常識というのか
そういう側面もあるかもしれません

 

子供が通っていたスクールなりに
辞める時は菓子折りを持って挨拶をする

 

社会人としての常識であり
そのようなことを子供に知ってもらう良い機会といえば
そうかもしれません

 

それはそれで大いに有意義なことです


やはり人間関係を円滑に進めていくうえでは
礼儀や常識は欠かせません

 


そんな中ね

 

ジュニア3
中学生の女の子
双子の女の子です

 

中学3年生になるので
受験に備えて退会したんです

 

1年半ほどでしたが
初心者の状態から
随分上手くなりました

 

フリーで受講して
ほとんど毎回、楽しそうに来てくれていました

2人とも本当にいい子なんです

 

先週の最後のレッスン

 

「今までありがとうございました」
「頑張ってください」

 

と挨拶をしてくれました

 

そして


「これどうぞ」
と言って手渡してくれた物が


アクエリアスです

そう、ジュースのね

 

2リットルのアクエリアスを2本
1人1本ずつ持って

わざわざ買って来てくれたのでしょう

 

嬉しい限り
微笑ましい限りです

 

中学生の女の子が
百円ちょっととはいえ
貴重なお小遣いを使って

何を買えばいいか色々と思案して
わざわざ持って来てくれたんです

 

その気持ち
純粋なその気持ちに心が温かくなりました

 

素晴らしいことですね

本当に嬉しかったです

 


でもね
ひょっとしたら教えてあげた方がよかったのかもしれません

 

もう中学生の3年生です

 

これはこれで嬉しい
本当にありがとう


でもね
普通は菓子折りくらい持ってくるんだよって

 

 

そんなことは当事者のこちらからは
言いにくいので
周りの誰かが言うなり
まあ、そのうちどこかで知ることにはなるでしょうけど


難しいところです

世間の常識というのは
知っておくのは大事なことです

 

でも、やはり
常識に捉われるあまり
その形式に捉われるあまり
どこか「気持ち」が欠落していくこともあります

 

事実
アクエリアスが嬉しかったんですから

 

一番嬉しかった
一番「気持ち」が伝わってきたのですから

 

菓子折りでも嬉しいですよ
気持ちも伝わります

 

でも何か


「お世話になりました」
「いえいえ、こちらこそ」
という
形式的な感じが顔を出してしまいますよね

 


常識を知って
形式を重んじるあまり
「気持ち」が疎かになるのではという危惧もあります

 

この子たちのこの純真さを
出来ることならそのままにしておきたい
と思いますよね

 


他にもね
挨拶なんかもそう

 

大きな声で挨拶をしてもらっているのですが

そのうちにね


「内藤コーチこんにちはー」


って大きな声ではあるものの

どこか「気持ち」が感じない

 

大きな声で言っておけばいいんでしょ
という
形式の方を重視してる感じ

 

大きな声は出せずとも
こちらの顔色をうかがい
申し訳なさそうに
聞こえるか聞こえないかほどの声で
会釈程度に「こんにちは」
と言っていた時の方が
「気持ち」がこもっていた


ということもあります

 


どうなのでしょうね

 

やはり挨拶は大きな声で元気よく
という「形」を問うべきなのか

 

声の大きさ云々はいいから
しっかり「気持ち」を持つんだよ
と言い続けるべきなのか

 

まあ、理想は
形も気持ちも両方備わっていることですけどね

 


気持ちが大事だ

 

でも現実問題
大人になったら気持ちより形
ということもあります

 

なかなか難しいですね

皆さんはどう思いますか?

 


今日は「気持ち」を込めよう
ちょっとした挨拶にも
「こんにちは」という5文字を言うのではなく
「こんにちは」という思いを伝えるようにしてみましょう!

 

おはようございます
内藤です

 

第100回のテーマは
「環境」


状況?
何が状況だ
俺が状況を作るのだ

環境がどうした?
環境とは自分で作り出すものではないか

 

ナポレオン・ボナパルト

 


非常に強いフレーズ
まさにナポレオンといったところ

 

私の好きな言葉の一つです

 

昨日からの繋がりで
今日は「環境」

 

昨日は習慣
行事を整えたければ
環境を変えましょう


という話をしました

 

あの話をするとね
勘違いする人がいるんです

 

そっか
やっぱり環境って大事なんだな


自分が今、力を発揮出来ていない
仕事が上手くいっていないのも
環境が悪いから

 

やはり私のいるべき場所はここではない
この環境では私は輝けない

 

そんな勘違い

 

環境が大切
というのを
環境のせい
とはき違える

 

自分が上手くいっていないのは環境のせい

そういうことではない

 

環境が悪いと感じるのであれば
環境をより良くしていけばいいんです

 

ナポレオンほど強く
自分の力で
とは出来なくても
少しずつ変化をつけていけるはずです

 


ここでは私は輝けない
ここは私とはフィットしない

もっと自分らしくいられる別の場所へ

 

そういう人ってね

10年後も
自分の輝ける場所探しに奮闘しているんです

 

そういうタイプって
自分探しも好きですよね

 

本当の私って?
今の仕事をしてる私・・
こんなの本当の私じゃない

 

永遠に探すんです
そして永遠に見つからずに
その死の間際に気付くんです

 

あー、そうか
私が生きたそのままが本当の私
ここじゃない
こんなものじゃない
と思っていたが
そのままが私の人生だったんだな
と・・

 

今いる場所で輝こうとしない者は
どこに行っても輝けないんです

 


今いる環境が悪い
だから輝けない

どうする?

 

今いる場所から逃げ出す
のではなく

今いる場所を
自分が輝けるような環境に変えていくんです

 

まずはそれが先決

 

それが叶わない
いくら努力をしても
方法を変えても打開出来ない

ついには精神的に追い込まれてしまう

 

そうなりそうなら
その場所を離れる
ということが必要でしょう

 

でもやはり
すぐに環境のせいにするのはいただけません

 


私の話をするとね

 

今のスクール
私はやりがいに満ちています

 

このメルマガもそうですが
色々と私の判断で動くことが出来ます

 

なぜか?

 

私自身が作り上げてきたからです

私が輝ける環境を

 

立ち上げの時から奔走しました
渾身の努力をしてレッスンをしました
休みなく働き
週に57本レッスンをしたこともあります

 

接客も勉強して
率先して接客をし

意地でも社内ルールを徹底してきました


1秒も遅刻をせず
施設内では決められたウェアだけを着用し
お客様とは一切の私的なやりとりをしない

 

スタッフの愚痴・文句を言うことなく
代行には率先して入る

レッスン以外の仕事も全て引き受け
問題が起きれば言い訳はせずに
全て自分で責任を取る

 


さあ、どうですか?
誰が私に何か言えますか?

 

私がこれをすると決めたら
大森校長でさえ何も言えないでしょう

 

他のスタッフもそうでしょう

 

内藤がそう言うなら仕方ない
内藤さんがそう言うからには何か意図があるのだろう

 

そうなるでしょうね

 

そういう環境を作って
その環境を持続し
そしてさらにより良くしようとしていますからね


慢心に見えるかもしれませんが
そうではない

 

私が環境を作っているだけのことです


環境を作る

 

時に厳しく
時間を要し
空回りすることもあるでしょう

 

でも
その小さな行動
一つ一つの積み重ねこそが
環境を作るということに他ならないんです

 


今日は強い自分!
ナポレオンのように全てを自分の力で!
全てを自分の責任で!
何が起きてもそれは自分が作り出したこと
強い自分で道を切り開こう!

 

 

おはようございます
内藤です

 

第94回のテーマは
「ビジョン」

 

月曜日ね
行ってきました

 

東京ディズニーシー

 

年に1、2度行くのですが
毎回楽しんでいます

 

夢の国ですからね

それはもうルンルンですよ


そしていつも感心させられるんです

 

ほんとすごいなー
何なんやろうなこの感じ


高揚感・透明感・明るさ・懐かしさ
色々なプラスの感情が湧いてくるんです

 

何かと仕掛けがあるのでしょうが
とにかく雰囲気ですよね

 

だってね

提供してる物自体は
何ら大したものでも
大したサービスでもないんですよ

 

必要以上に広大なスペースで
ファストパスを取りに回らされ
100分以上並んでそこそこのクオリティのアトラクションに乗り
レストランでそこそこの味の物を食べ
そこそこの物なのに結構な値段のするお土産を買う

 

・・・

 

毎回思うんです

 

何だろうか?
俺は一体何に踊らされてんだろうか?

 

でもね
ほんと毎回踊らされるんです

 

そして
あー楽しかった
またいつか来ようっと
って思わされるんです

 


なぜか?

 

先ほど言いましたが
「雰囲気」でしょう

 

ディズニーが提供しているのは
アトラクションでも
ショーでも
食事でも
お土産でもない

 

それはきっかけに過ぎない

 

本当に提供しているものは


「空間」
「体験」
「思い出」

 

そういう無形
目には見えないもの
だけど確かに存在するもの

 

来場者それぞれが描く
「ビジョン」


それを提供しているんです

 

7,500円ほどのチケットを購入して
食事やお土産に1、2万円使う

それだけの価値があるんです

それだけの価値をお客様自身が創造出来得る雰囲気がそこにあるんです

 


これはカフェやバーなんかもそうですね

 

コーヒーやカクテルの原価なんてたかがしれています

 

それなのに
そう分かっているのに
コーヒー1杯に500円
カクテル1杯に1,000円払ってしまうんです

 

雰囲気がいいからです

 

カフェやバーが提供しているのは
コーヒーでもカクテルでもなく


その「空間」

 

お客様もその空間の対価としてお金を支払っている

 


こんなオシャレなカフェでコーヒーを飲んでいる私って素敵

 

夜の東京
その片隅の小じゃれたバーに数人の客とマスター
誰も何も言うこともない
ただ氷の音と時計の針の音
その音色に合わせて静かに時が過ぎる・・
あー・・俺ってカッコいい・・・

 

そんなビジョン

お客様自身が描くビジョンに
お客様自身がお金を払っているんです

 

お店は
そんなビジョンを描き得る空間を提供しているに過ぎない

 


この2、30年でしょうか
価値観が変わってきたのでしょう

物の時代から空間・経験・ビジョンの時代に

 

車のCMなんかがその典型ですね

 

昔は
車の性能
加速性能、エンジン、車体、安全性
車自体をアピールするCMばかりでした

 

今は違いますね

車自体の良さをアピールするものもありますが
大半は体験

 

その車を持つことによってどういった体験が手に入るか

どんな素晴らしい体験が人生にもたらされるか

 

そんなビジョンをアピールしていますね

 

釣りに行ったり
家族団らんだったり
恋人と待ち合せたり

 

車によってもたらされる体験を
視聴者がビジョン出来るように作られていますね

 


ビジョンを与えること

これには素晴らしい価値がある

高額な対価を払ってでも手に入れたい価値があるのです


やや飛躍しますが
レッスンでもそうです

 

ジュニアのレッスンでね

コーチが与えるのは
打ち方や技術ではなく

 

ビジョンです

 

この練習の先に
この厳しい練習をきちんとした先に
どんないいことがあるのか

どんなプレーが可能になって
どんな試合結果が出せるようになるのか

 

そこを
選手自身が明確にビジョン出来るようにすること

 

そのための言葉をかける
時には情熱的に
時には冷静に

 

そのための雰囲気を作る
時には楽しく
時には厳しく

 


ビジョンには大きな価値がある

 

ビジョンには大きな可能性がある


そんなことを考えさせられたディズニーの旅でした

 


今日はビジョンを明確に
どんな自分でありたいか
どんな子に育ってほしいか
どんな職場にしたいのか
ビジョンを持つことが最初で最大の成功への鍵なのです!

 

おはようございます
内藤です

 

第93回のテーマは
「勝利至上主義」

 

今週のレッスンテーマ
「試合」です

 

スクールのレッスンはね
テーマもありますし
技術的なレベルアップを図る側面が強いので


「試合」
「試し」「合う」


という意識がよいでしょう

 

ただね
これは特にジュニアなんかはね

 

勝負


勝ち負けにこだわる

もっと
とことん
勝ちにこだわる

 

勝った方が偉い
勝った方が素晴らしい
勝った方が称賛される


というスポーツの本質

そこをしっかりと見据える


その真意を指導しなければならないと思うんです

 


特に今の世の中はね

勝つことだけが全てではない
ナンバー1よりオンリー1
負けたことからこそ得られることがある

等々

 

何ですかそれは?


一体日本人を
未来ある子供たちを
どれほどまでに軟弱にさせようと
不真面目にさせようとしているのでしょうか?

 

という風潮がありますよね


いや、分かりますよ

勝てば何してもいい
というのはもちろんダメです

 

ルールを守り
マナーを尊び
品格を重んじ
周りへの感謝を忘れない

 

それは大切です

 

でもだからと言ってね
負けてもOK
これはいただけない

 

勝たないとダメ
勝つためにする
それがスポーツです

 

トーナメントなんて最たるものです

 

同じエントリーフィを払ってですよ

1回戦で負けた者はそれで終了

優勝者は何試合も出来て
それでいて賞品や賞金までもらえる

 

なんという不平等ですか

そんなことが許されるのですか


そう、そんなことが許されるのがスポーツなんです

 

そして、それをアグリーした者たちがスポーツをしているんです

 

逆に言うと
スポーツをする以上は
その不平等を受け入れなければいけないんです

 

不平等といっても
チャンスは平等です

 

ただ、勝った者が得をする
勝った者が称賛される

 


何となく聞こえが悪いかもしれません

 

勝った者

 

言い換えましょう

 

頑張った者 です

努力した者 です

何度も何度もトライし続けた者 です


要するに
勝った者が偉い
というのは


頑張った者が偉い
ということです

 

私は今まで見たことも聞いたこともありません

 

スポーツで
何の競技でも
頑張っていない者がトップになったということを

 


「勝つ」

 

これは難しい
これは尊いのです

 

努力の先にしか存在し得ないのです


勝ちにこだわらない
というのは


努力をある程度で放棄する
不真面目に取り組む
と同意です

 

勝ちにこだわり続ける姿勢こそが
本当の意味での経験を生み
人間力を向上させ
自分への承認を満たし
相手へのリスペクトの源になるのです

 

そこに初めて
スポーツマンシップが宿るんです


子供に真正面から伝えないといけないんです

 

勝て!
勝つために努力をしなさい
惜しみなく励みなさい

 

その意気込みで取り組んだ者だけが


例え負けたとしても
そこから何かを得られる


胸を張ってオンリー1だ!と言えるのだと思います

 


今日はマンガ「はじめの一歩」
鴨川会長の言葉

 

努力した者が全て報われるとは限らん
しかし!
成功した者は
皆すべからく努力しておる!!


強い
とてつもなく強いフレーズです

本当の意味での
勝利至上主義とは
努力至上主義ということかもしれません

 

こんにちは
内藤です

 

えっ!?
と思ったかもしれませんが


今週の火曜日の分ですね

 

というより
雨で・・・
やることなくて・・・


そういうわけでrebornエキストラver.


第88回のテーマは「問題解決」

 

先日ね
お客様との話から
ちょっと昔のことを思い出したんです

 

私の大学時代の話

 

家庭教師のバイトをしていたんです
まあ、割がいいですからね

 

ほとんど勉強を教えずにね
お前の成績落ちたら、もっと厳しい家庭教師が来ると思うよ
と言って、自主的に勉強をさせて成績を上げる
という画期的な方法を採用していたんです

 

・・・

 

えっ?
何か問題でも?

 

まあ、若かったですからね


そんな中でね
中3の男の子がいたんです

 

受験生だから・・
ではなく


その子ね

不登校だったんです
中1の夏から2年間も

 

いじめられていたらしく

 

普通の感じの
おとなしい子でした

 

例によって
勉強をほぼすることなく
お互いに自由な時間を過ごしていたんです

 

 

1ヶ月ほど経ったとき
珍しく話しかけてきたんです

 

「なあ、先生」
「やっぱり学校行っといた方がいいんかな?」

 

その子にとっては
勇気を振り絞って聞いてきたのでしょう

 

私の答えですか

 

もう一度言います


若かったんですよ
何にも考えていないバカ学生だったんです

 

私は自分のテスト勉強をしながら

 

「えっ?知らんやんそんなん」
「このままやと小卒やけどなお前」
「逆にかっこええんちゃう田中角栄みたいで」

 

全く親身にならずにサラッと言い放ったんです


すると翌日
お母様から電話があって

 

「先生、ありがとうございます」
「先生に相談して行くことにしたって」

 

何と、2年ぶりに登校したんです


えーーーー!って感じでした

 

何も考えずに適当に答えただけです

でも、それがその子には響いたのでしょうか

 

まあ、確かにね
いろいろと親身になって言われる方が
それくらいの歳の子にはうっとうしいことってありますよね

 

ついつい反発してしまう的な・・

 

私みたいな
意味不明なバカ学生
自分とは全く違うカテゴリーの他人に
どっちでもいいけど、小卒はあかんやろ
と言われたことで
ハッとしたのかもしれません


学校に行き始めたらね

またいじめらたとのことで

 

「やっぱりいじめられるんやけど」

 

なんだかんだよく話すようになったんです

でも私は相変わらずだったので・・・

 

「そらそうやろ」
「てか、いじめてくれるだけありがたいと思えよ」
「俺やったら無視やからね」

 

最低です・・・


その子もね
打たれ強いのか何なのか
言ってくるんです

 

「何でいじめられるんやろ」
「見た目とかもあかんのかな」

 

最低野郎の私の返答

 

「おぉー、分かってるやんお前」
「だってちょっとキモイもん」
「何でそんなに髪の毛長いん」
「しかもサラサラ過ぎるやろ」

 


私の友人3人とその子を連れ出して
美容室に無理やり連れて行って茶髪にしたんです

 

「うおーかっけー!」
「これはいける!絶対いじめられへん」


翌日

 

「やっぱりいじめられた」
「むしろ今まで以上に・・」
「しかも先生に呼び出された」


「まあ、そうやろうな・・」
「つーか、いじめって何よ?」
「ボコボコにされてる形跡もないし、背中に犬のフンでも入れられてんのか」

 

「いや、そこまで酷いことはされない」

 

「はぁ!?」
「悪口言われるとかか?」
「なめてんのかお前」
「世の中のいじめられてる子に謝れ」

 

そんなことを言ったりしてました


結局ね
高校も合格して
きちんと卒業式も出て

その後は専門学校に行って

 

5年ほど前にお母様から連絡があって
無事社会人になることが出来ましたと

電話口で泣いていらっしゃいました

私に何度もお礼を言ってくれていました

 


これはたまたま
色々重なって問題解決
その子の未来が開けたのでしょう

 

私の対応が合っていたとは今でも思っていません


ほんとに若干面白がって
悪ふざけが過ぎたこともありました

 

でも
その子のことは好きでした

 

結局一度もね
いじめてくる子のことを悪く言わなかった

 

いじめる奴らもしょうもないなー
って言うと

 

「まあ、俺がこんなんやから」


って自分を責めてる、というよりは
他人の悪口は言わないという感じでした

 

ああーいい奴だなー
と思って
ちょっとはその子のためにと
動いていたのかもしれません

 


どんなことが問題解決になるか
その糸口は何か

特に人間関係では難しい
正解なんてないのかもしれません


それでもそこに問題があるとき
何も動かないよりは
間違っていても
動機が不純でも
何かしらアクションを起こすことが大切なのでしょうね

 


以上 内藤君の昔話でした
お子さんの家庭教師の依頼はいつでも言ってくださいね・・・

 

では、また来週
火曜日に会いましょう!

 

おはようございます
内藤です

 

第87回のテーマは「受信力」

 

今週はボレーボレー繋がりでもう一つ

 

今週のテーマのボレーの守備
本当の守備なんです

 

相手の攻撃
決めに来たショットを何とか返す

 

守備的な○○とかではなく
ただ返す

 

守備
守り備える というか
「受け」です

 

「受け切る」

 

受信です


上手く切り返したりなども必要ない
ただ受け切る


上手く相槌を打つということです

 

「ただ受ける」
のですが
それは、無視をしたり
意味不明な返答をすることではない

 

上手く相槌を打つ
聞き上手になるということ

ただ聞く
ということ


人対人
コミュニケーションの基本です

 

発信力のある人
話していて面白い人
心動かす魅力ある話し方をする人
大勢の前でも堂々と話せる人

 

話す力がある人は
もれなく聞く力が強いんです

聞き上手なんです


えっ?
それなら私も・・

とか言う人がいるのですが


そういう人に限って
人の話を聞いていない

 

「インフルエンザになったんですよー」

 

「えー!Aですか?」


「薬飲みました?」

 

「はい、1回だけのやつで・・」

 

「あー!ゾフルーザでしょー」
「あれは今年から使われ出して」
「予防効果もあって」

 

自分の話が始まるんです
こちらには話させてくれない

 

聞いちゃいない
聞こうとはしていないんです

 


別のパターンもあります
聞く力が弱くて話を引き出せないタイプ

 

「インフルになったんですよー」

 

「・・・」

 

「人生で初めて、ついになったんですけど」

 

「・・・」

 

「あっ、すいません・・」


上手く相槌を打てない
興味を持って目を輝かせて頷けない

それもまた聞く力が弱いんです


聞く力が弱いとどうなるか

 

話す力が磨かれない

 

受信力が低いと
発信力も上がらないんです

 

人の話を「うんうん」と物静かに聞いている人
ついその人と話をしていると
楽しくなったり
身の上話をしてしまったり
そういう人っていますよね


本当に聞く力のある人

そういう人ってね
話し方も魅力的なんです
聞き入ってしまうんです
納得させられてしまうんです

 

大勢の前でスピーチをしても
堂々としてる

ゆっくり
でもリズミカルに
間を取るところは間を取って
感情豊かに
聞く人の頭と心に直接語りかけてきます


普段から
ペチャクチャとおしゃべりな人
人の話を遮って自分の意見を言う人

そういう人に限って
いざ発表という場面になると
ビビッて何も出てこない

 

軽いんです

聞く力を養っていない者は


話す力
人の心を動かす力
端的に言うと人間力
これが身に付いていないんです


テニスにしろ
何にしろ同じ

 

受信を怠る者は
発信することなど出来ない

 

その道を極めたければ
まずは「受け」です

 

武道でもそうでしょう

 

柔道でまず教わるのは受け身です

受け身を怠る者が一流になれるでしょうか


何百回、何千回、何万回
投げられ続け
受け身を取り続けることで
投げのタイミング
その理想的なやり方を感覚的に掴んでいくのです

 

そして精神力も鍛えられるのです


テニスもまず受信
返球からです

 

そこを怠る
そこを勘違いしている人の何と多いことか

 

それはスクール
我々の責任でもあります

 

ついつい
お客さまを楽しませたいという安易な思いから
発信
こうやってボールを打つんですよー
こうすれば質の高いボールになりますよー
という発信から教えてしまうんです


はい、本当すみません
深く反省しております・・

 


まずは「受け」
この基本中の基本を徹底的に磨くようにしましょう!

 


今日は受信
何も言わず頷く
言いたいことも我慢
聞き上手になって
発信能力を蓄えましょう!