ヨーロッパ4か国周遊の旅(117)  <6日目:ベルリン散策⑯ ドイツ連邦政府機関の建物群> | Qの乗りつぶしニッポン

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日本国内のJR、私鉄の乗りつぶしを中心にぷらっと旅に出かけています。ここ数年は鉄路のない自治体へ路線バス等を利用して市区町村の塗りつぶしする機会が増えてきております。

ホテルに戻ったが、まだ眠くないのでベルリンの夜を散策することにした。といっても、所謂“夜の街”ではない。

 

ホテルから南にすぐのシュプレー川に架かるマルシャル橋[Marschallbrücke]。そこから見た政府機関のビルの1つ、『ヤコブ・カイザー・ハウス[Jakob-Kaiser-Haus]』。ここにはメディアセンター、プレスルームなどが入っている。

 

ヤコブ・カイザー・ハウスの奥に国会議事堂。写真中央部に横長に緑に光る部分があるが、これはドイツ連邦共和国の憲法である「基本法」をガラス板に施した展示物、[Grundgesetz 49]。“憲法”ではなく「基本法」となっているのは、制定された1949年当時は東ドイツがあり、後にドイツ再統一した際に改めて新憲法を発布するという認識の下で制定されたものだから。

 

シュプレー川を挟んだ目の前にはホテルの裏から見えた『マリー・エリザベス・リューダース・ハウス[Marie-Elisabeth-Lüders-Haus]』がある。

 

川沿いの道を歩くと、何やら人だかりが。

 

どうやら政府機関の建物を利用してプロジェクションマッピングを行っている模様。

 

マリー・エリザベス・リューダース・ハウスに光が投影されている。

 

あまり人は多くないが、数人の見物客がいる。

 

こちらも政府機関ビルの1つ、『パウル・レーベ・ハウス[Paul-Löbe-Haus]』に投影されている「DEM DEUTSCHEN VOLKE(ドイツの人々のために)」は国会議事堂正面に刻まれている碑文。

 

国会議事堂の裏側。

 

『国会議事堂[Reichstagsgebäude]』。ドイツ帝国、ヴァイマル共和国時代の下院議会だった建物。第二次世界大戦前に不審火で崩落、また戦時中の攻撃により破損し、東西ドイツ時には修復されることなく放置されていた。

 

ドイツ再統一後に連邦議会として使用するため修復された際、屋根中央上部にガラスのドームが設置され、議場を上から見たり、ベルリン市内を眺めたり、ベルリンの観光名所の1つとなっている。

 

国会議事堂のドームは22時まで見学できるようだ。

 

<つづく>