ヨーロッパ4か国周遊の旅(116)  <6日目:ベルリン散策⑮ シュニッツェルとヴァイスビア> | Qの乗りつぶしニッポン

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日本国内のJR、私鉄の乗りつぶしを中心にぷらっと旅に出かけています。ここ数年は鉄路のない自治体へ路線バス等を利用して市区町村の塗りつぶしする機会が増えてきております。

ハッケシャー・マルクト[Bahnhof Berlin Hackescher Markt]駅で下車。ここで夕食を食べる店を探す。

 

ハッケシャー・マルクト駅のホーム。ドーム型の屋根やレンガの壁を見て古そうに見えるが、実際に古い。1882年に開業したその当時のままの駅でもある。ハッケシャー・マルクトは1751年にベルリン市司令官のハッケ中佐[Hans Christoph Friedrich Graf von Hacke]が当時のプロイセン王であるフリードリッヒ2世の命令を受け、ベルリン市郊外の沼地を開拓・整地し、その後1840年に市場として名付けられた場所である。街の隆盛と共に、証券取引所が出来た際にはこの駅も証券取引所[Bahnhof Börse]駅となり、また東ドイツ時代にはマルクス=エンゲルス広場[Bahnhof Marx-Engels-Platz]駅へと変更された。ドイツ再統一後に再びハッケシャー・マルクト駅に戻り、今ではSバーン、Uバーン、トラム、バスなど公共交通機関が多数ある乗り換えに便利な駅でもある。 

 

ホームから駅出口への階段。シンプルだけど綺麗なタイル。

 

駅北側の出入口。2013年当時、JR有楽町駅と新橋駅間にあるレンガ造りの高架のすぐ目の前で仕事をしていたので、何となくだが親近感が湧いていた。で、この雰囲気が心地良かったので、夕食は先程の階段を降りる際にあった看板のレストラン、「Restauration 1840」というお店が、このレンガの高架下にちょうどあったのでそこでいただくことにした。

 

1日ぐるぐると適当に歩き回りすぎたので、まずはビール。ケーニッヒ・ルードヴィッヒのヴァイスビア[König Ludwig Weissbier Hell]。それほどお酒は好きではないものの、折角ドイツに来たならビールぐらいは飲んでおかないとと思い試してみたのだが、非常に飲みやすくて美味しかった。

 

メインはシュニッツェル[Wiener Schnitzel]。仔牛のカツレツ。これもドイツに来たら、絶対に食べたかったもの。付け添えにベーコンポテトサラダとクランベリーソース。甘酸っぱいソースとシュニッツェルの相性は最高。衣がそれほど厚くもないので胃もたれすることなくペロリと食べることが出来た。あと、ドイツのポテトサラダはどれも美味しい。やはり、ドイツに行ったのなら、マンゴーカレーではなく、ドイツ料理を食べるべきである。

 

ビールも入れて、28.8ユーロ(約3,750円)。大変美味しくいただき大満足。会計前に店員さんが「料理はどうでしたが?」と聞いてきたので、笑顔で満足げにお腹を軽く叩きながら、「Ich bin satt(お腹がいっぱいだよ)」と答えたら、すごく笑ってくれた。

 

いい気分になってホテルへ戻る。ハッケシャー・マルクト駅からSバーンに乗り、隣駅のフリードリッヒ通り駅で降りた。シュプレー川に跨る駅の通路から見た街の夜景が何となく福岡の中洲っぽく見える。

 

何か見た映画でこの通路を利用して追っ手を撒くシーンがあったような。

 

この隙間から下に降りたりして。

 

ちょっと暗いので、夜遅いとあまり歩きたくない通路だな。

 

フリードリッヒ通り駅から歩いてホテルの部屋に戻ってきた。月が明るい。

 

部屋に置いてあった炭酸水。硬め味で私の口には合わず。そういえば、帝国ホテル大阪に置いてあった大阪の天然炭酸水、あれ滑らかで美味しかったな。

 

日本では見られない形状の瓶のオランジーナ。ブラッドオレンジなのかな、とても美味しかった。

 

2回目の外出中に買ったアンペルマングッズ。パーカーはかなり大きなサイズで、店員さんに勧められた。この当時はブカブカだったが、今は少し緩いぐらい。Tシャツも大きめなので夏場着ているが、黒なので暑い。この他にもボールペンも買ったが、東京でも買えるらしく少しがっかりした。

 

<初>シュニッツェル、ヴァイスビア、ドイツ語で笑いを取る

 

<つづく>