http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070413-00000001-hsk_rp-l13


港区麻布十番3に、「和」をテーマにしたコンセプトビルの建設プロジェクトが進行している。

 同プロジェクトは、不動産開発のリブコム(目黒区)が手がける「カップルで楽しめるビューティースポット」(同社担当者)を目指した商業ビルで、男性誌「LEON」元編集長の岸田一郎さんがプロデュース、建築家の岸和郎さんが設計を担当する。コンセプトは「崇高な下心」で、「異性に対してキレイになる戦略を実現する」(同)という思いから。

 建設予定地は麻布十番「カフェライフ」(港区麻布十番3)の西隣で、構造は地下1階と地上8階建て。延床面積=817平方メートル。

 オープンは2008年4月の予定。今年1月から飲食やサービスなどのテナントを募集・審査を行っており、和食店や、エステ、ネイルサロン、グルーミングサロン(ヘアカットやシェービング、フェイシャルケア、ヘッドスパといったメニューを持つサロン)などからの応募があるという。6月下旬には開業テナントを4~7店舗決定。各テナントの店舗デザイン、宣伝・PRを同社がサポートする。

 プロジェクトに対し担当者は、「岸田一郎氏の目利きの感性と、岸和郎氏の洗練された建築デザインを融合させ、麻布十番に新たなスポットが提供できれば」と話す。(写真=ビル外観イメージ)



麻布十番に「和」をテーマにしたコンセプトビルの建設プロジェクトが進行中。雑誌「LEON」元編集長の岸田一郎さんがプロデュース、建築家の岸和郎さんが設計を担当する。写真はビル外観イメージ

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070413-00000048-kyt-l26


 京都の居住文化を継承し、地元の建材や職人を使った「京都まちなかこだわり住宅」のモデルハウスがこのほど、京都市東山区内に完成した。市景観・まちづくりセンターなどが設計コンペを開き、昨秋から中京区の住宅販売会社が建設していた。地蔵盆にも活用できるよう土間を広くし、床の一部を漆塗りにした。15日午後1時半から見学会を開く。
 「現代京都都市型住居研究会」のメンバーで建築家の魚谷繁礼さん(29)=東山区=ら3人が共同設計し、昨年3月のコンペで優秀賞を受賞した。
 三条通北裏白川筋西入ルに完成したモデルハウスは、町家風の木造2階建てで床面積は約130平方メートル。敷地奥に庭を造り、近隣の家からも庭を眺めたり、井戸端会議ができるようにした。
 京北産のスギとヒノキを林業家から直接購入した。各建材をどこに使うかを綿密に打ち合わせて丸太を無駄なく使用し、費用を抑えた。壁には綾部市特産の黒谷和紙を、玄関先には京焼のタイルを張った。表具は東山区の工房が手がけた。
 同センターや建設した住宅販売会社は「京都まちなかこだわり住宅」の普及を目指しており、2軒目以降は一坪60万円台での販売も可能という。魚谷さんは「この庭のように隣近所と共有できる空間が広がれば、家の垣根が低くなり、地域の人々のつながりも強くなるはず」と期待する。
 問い合わせは市景観・まちづくりセンターTel:075(354)8701。


完成した「京都まちなかこだわり住宅」のモデルハウス(京都市東山区)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070413-00000095-mailo-l15


「田村水落設計」(富山市)が構造計算した三条市の分譲マンション2棟で新たに耐震強度の偽装が発覚した問題。同市は11日夜の住民説明会で建築主のアパグループに補強工事を求める方針を示し、アパ側も謝罪の上、自主的な工事を約束したが、住民からは安全性や風評被害に不安の声が上がっている。建築確認で偽装を見抜けなかった市のチェック体制も改めて問われそうだ。
 同市によると、同設計の水落光男・元1級建築士が偽装したとされるのは両マンションの一部の耐震壁の強度。構造計算プログラムでは、強度のランクが最低の「WD」と計算されていたが、手動で最高の「WA」に入力し直し、耐震強度を基準の1より上の1・04にしていた。だが、同市の再計算では2棟とも0・85だった。
 同市は建築確認の際、プログラムに入力する最初の数値と最後の計算結果を中心にチェックしていた。同市建築住宅課の担当者は「最初の数値を入れれば、後は自動的に計算される仕組みで、プログラムの途中を手動で書き換えるとは想定外だった」と釈明した。
 ただ、これまでの市側の調査では、水落元建築士が偽装した理由は明らかになっていない。水落元建築士は「偽装ではない」という立場を崩しておらず、会見した国定勇人市長は「建築コストを減らすことにつながったとは考えにくい。設計をやり直す時間を省きたかったのかもしれないが、真相は分からない」と話すにとどまった。
 一方、市が開いた住民説明会では、「誰が補強工事を行うのか」といった不安の声が相次いだという。アパ側は基本的には補強工事の費用を負担する方針だが、細かい内容については「住民と協議してから」としている。2棟のうち、建設中の1棟については補強工事で安全性を確保した上で改めて販売するという。市側は建築住宅課に相談窓口を設置し、住民の不安に対応する方針を明らかにした。【前谷宏】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070412-00000001-hsk_tj-l40


イムズ(福岡市中央区天神1)8階三菱地所アルティアムで4月21日より、イスや建築のデザイナー、ヘリット・トーマス・リートフェルト(1888年オランダ・ユトレヒト生まれ-1964年同没)がデザインしたイス、子ども向けの家具、世界遺産の建築などを紹介する「リートフェルトの色とかたち」が開催される。

 ヘリット・トーマス・リートフェルトは、ひじ掛けイス「レッド・アンド・ブルーチェア」(原型1918年)や世界遺産のシュロイダー邸(1924年)などを設計したことで知られ、オランダの近代デザイン運動「デ・スティル」の一員として紹介されてきたデザイナー。

 同展は、名作イス、模型・写真パネル・映像での世界遺産のシュロイダー邸の紹介、子ども用に作られた手押し車、イス、乳母車を当時と同じサイズ・デザインで、展示用に再制作したものを展示する。そのほか、「レッド・アンド・ブルーチェア」の模型を作るコーナーや、実際にイスの座り心地を体験できるコーナーなども展開予定。

 入場料は、一般=400円(前売り300円)、学生=300円(同200円)。開催時間は10時~20時。6月10日まで(休館日は5月15日)。問い合わせは、三菱地所アルティアム(TEL 092-733-2050)


イムズでイス、子ども向けの家具、世界遺産の建築などを紹介する「リートフェルトの色とかたち」が開催


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070412-00000026-maip-soci


耐震データ偽造で建て直しを迫られた、愛知県半田市の「センターワンホテル半田」(中川三郎社長)で12日、新ホテルの完成式が行われた。16日から、1年5カ月ぶりに営業を再開する。
 同ホテルは02年7月に鉄筋コンクリート10階建て、126室で開業したが、05年11月に姉歯秀次元一級建築士らによる耐震データ偽造事件が発覚。同ホテルも姉歯事務所が構造設計に関わっていたことから、同12月に自主休業した。06年1月末で11人の従業員全員を解雇し、同6月から建て直し工事をしていた。
 完成式には中川社長や従業員、工事関係者ら約200人が出席。レセプションで再建を祝った。
 新ホテルは鉄筋コンクリート10階建て、150室。客室はツインや障害者用など増やしてグレードアップした。従業員は解雇された4人が復帰するなど計12人に。中川社長はレセプションで「この1年5カ月は厳しく長かった。事件は風化しているように思われるが、真相はこれからも追及していきたい」と涙声であいさつした。また、再建までの間パートで働き、復帰した従業員、竹内彩さん(20)は「力を合わせて、前よりもっといいホテルにしたい」とうれしそうに話した。【林幹洋】




耐震偽装による使用不能、取り壊しを経て、ホテルを再建したセンターワンホテル半田の中川三郎社長=愛知県半田市で12日午前9時48分、小林努撮影