http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070502-00000279-mailo-l16


大規模な修復工事が進められている国の重要文化財「勝興寺」(富山県高岡市伏木古国府)に、総額約3000万円をかけた豪華な案内所兼トイレが完成した。
 同寺は04年に本堂を中心とする第1期工事が完了し観光客が増えたものの、境内には小さな公衆トイレしかなく、きれいで広いトイレの設置が待ち望まれていた。
 そこで「勝興寺文化財保存活用事業団」が主体となり、高岡市などの助成を受け、今年2月から建設を進めていた。
 完成した施設は、平屋建て約70平方メートル。寺社建築では非常に難しいとされる「春日造り」という構造を用いた。外側はヒノキ造り、屋根は銅板によるこけらぶき。部材の一部には工事のため伐採した桜やケヤキなど、境内の樹木も使用されている。
 さらに内部は高岡の地場産業のアルミを使用して「未来」をイメージさせ、鉄や陶器の作家によるインテリアを配すことで、過去と未来が共存するコンセプトを実現させた。
 ゴールデンウイークに間に合わせるため、わずか2カ月余りで完成させたといい、お披露目式で橘慶一郎市長は「これで観光客に喜んでもらえる」と話した。【青山郁子】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070502-00000005-mailo-hok

 東京都港区の複合商業施設内で日本オーチス・エレベータ製のエレベーターの金属製ロープ表面が破断していた問題で、道は道有施設の緊急点検を実施するよう各施設の管理者に指示した。点検結果は5月下旬までにまとめる。
 道総務課によると、道有施設に設置された同社製のエレベーターは道庁や道営住宅などに55台。このうち事故機と同じ形式のロープ式は40台だが、同じ型番のものはなかった。年1回の同社の定期点検では、これまでのところ異常はない。
 また道建築指導課によると、民間施設などに設置された同社製のエレベーターについては調査中という。【内藤陽】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070430-00000006-san-bus_all


大手ゼネコンの竹中工務店は、社寺仏閣など日本の伝統建築の設計、施工の専門家で構成する専門部署を立ち上げた。伝統建築に精通したエキスパートを集め、組織としての対応力を強化するのが目的。専任者を配置するとともに、営業、生産、技術開発の本社部門と本支店設計部門でそれぞれ伝統建築の担当者を任命する。受注から設計、生産までの連携を強め、受注拡大につなげる考えだ。

 専門部署は「伝統建築グループ」。設計本部内に新設し、専任社員3人を含む12人で構成する。

 同社は、平城京朱雀門(奈良市)、成相寺五重塔(京都府宮津市)の復元や、鶴岡八幡宮舞殿(神奈川県鎌倉市)の制震改修を手掛けるなど、江戸時代初期の創業以来、社寺などの伝統建築の設計施工や改修で業界トップクラスの実績を持つ。木造建築の構造特性を高い精度で把握する解析技術や、伝統建築物への免震・制震技術の導入などに対する評価も高い。

 これまでは、社内に分散していた専門家がプロジェクトごとに集まる形式だったが、専門部署を設置して本社部門と各地域の本支店に在籍する技術者を集め、組織体制を強化する。また、伝統建築分野における技術・ノウハウの継承や人材育成を図る狙いもある。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070429-00000017-sph-soci


世界的建築家の黒川紀章氏(73)が参院選に向けて動き出した。東京都知事選では惨敗を喫するも、知性派文化人の衣を脱ぎ捨てた意表をつく言動で新たなキャラクターを確立。園遊会からテレビのバラエティー番組までジャンルを問わず、四方八方から引っ張りだこだ。その余勢をかって挑む参院選。共生新党の組織体制も徐々に固まってきた。本紙では「共生新党 組織(案)」と題する文書を入手。そこには、例によって各界VIPとともに渦中の「あの人」の名前も書かれていた-。

都知事選落選後もメディアからの取材や出演依頼が殺到し超多忙な日々を送る黒川氏。テレビ界では、そのあまりに斬新なキャラクターから「革命児」として扱われているという。もちろん世界的建築家としての顔も健在。この26日には春の園遊会に出席し天皇、皇后両陛下と歓談するなどセレブ方面でも大物ぶりをキープしている。

 そんな黒川氏が次のターゲットに見据えるのが7月の参院選。共生新党の党首として比例代表選から立候補する。「競馬を見ていると、優勝するためにわざと後ろのほうを走り、コーナーあたりから突然外側を駆け抜けて、ゴールで勝つ馬がいる。ああいう勝負しかない。ハイセイコーのように…」(ちなみにハイセイコーは先行馬)

 比例代表では10人の候補を擁立する予定で黒川氏は「最低(名簿の)5位までは当選する」と強気にもくろんでいる。その野望を実現するための夢プランが「共生新党 組織(案)」と題された文書だ。「-組織(案)」には黒川氏好みの豪華な顔ぶれがそろった。

 「顧問」には歴代首相経験者の名がズラリ。さらに「副党首」には女優で妻の若尾文子さんの名も。「幹事長」はラジオ番組で本人の困惑を無視して強行指名した演出家のテリー伊藤氏だ。

 黒川氏には、都知事選の直前に任意団体「緑と和」を発足させた時、発起人名簿に有名人の名前を並べ、抗議を受けるなど物議を醸した過去がある。さすがに黒川氏も今回は慎重な姿勢で、文書の「案」のところを指さして、あくまで“ラブコール”であることを強調した。

 今回の目玉は経済分野担当。電車内で女子高生に痴漢行為をしたとして現在公判中の元早大大学院教授、植草一秀氏に白羽の矢を立てた。文化人としての活動を通して旧知の「仲間」だという植草氏を「優秀なエコノミスト。事件に巻き込まれてしまったが、僕はそういう人を助ける。どこまで助けることができるかは僕のテーマ」とし、公判の推移を見ながらオファーを出す構えだ。

 5月1日から同月中旬まで世界各地を歴訪する黒川氏だが、「ヨーロッパから帰ったら沖縄に飛びます」と、早くも南の楽園から選挙戦を開始する予定だ。

 「自分では名馬だと思っているが、まだ調教されていない。種馬になるにはまだ早いし…もうちょっと現役でやりたい」と話す黒川氏は、すでに首班指名の想定まで行っている。参院選では一体どんなサプライズを見せてくれるのか。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070428-00000208-mailo-l38


◇「歩くのが楽しいまちに」
 司馬遼太郎の小説をテーマにした「坂の上の雲ミュージアム」=松山市一番町3=が28日開館するのを前に、設計者の建築家・安藤忠雄さんが27日、同市湊町7の市総合コミュニティセンターで講演。市民ら約800人が聴き入った。
 中村時広市長が「古里がこんなにも魅力的だということを知っていただきたい」などとあいさつした後、安藤さんが「『まちづくり元年』ミュージアムからまちづくりへ」と題し講演。神戸市や海外の例を引き「これからは長寿社会。歩くのが楽しいまちづくりが大事」などと話していた。
 28日は落成式があり、午後1時から一般公開。29日からは午前9時40分~午後6時半開館。休館は月曜日(祝日・振り替え休日・毎月第1月曜日の場合は火曜日)と年末年始。問い合わせは同館(089・915・2600)。【土本匡孝】