疲れがとれない、眠りが浅い…すべての男性に起こりうる
「男性○○障害」というワードが今、
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疲れがとれない、眠りが浅い…すべての男性に起こりうる
「男性○○障害」というワードが今、
ひそかに中高年男性の間で注目を集めている。
○○障害といえば、女性の生理がなくなる
前後約10年間に起こるものだというのが一般的だろう。
その症状はのぼせ・ほてり・発汗の「ホットフラッシュ」を始め、
頭痛や肩こりなど、数百種類に上ると言われている。
男性の場合は何が起こるのか。
その症状は必ずしも単なる“老化”からくるものではない──
「男性の精巣で作られるテストステロン(男性ホルモン)は
20代から30代にかけてピークを迎えます。
しかしその後は加齢や老化に伴って分泌される量が自然に減っていきます。
テストステロンの分泌量が一定量以下に
減少することで起こる身体的、
精神的な変化のうち、様々な不利な症状をきたす状況を
男性○○障害、LOH(ロー)症候群と言います」
・筋肉と血液の量が減っていく。
これにより代謝量が減るため、
同じ量だけエネルギーを摂取していると
余ったエネルギーが体に蓄えられて、
いわゆるメタボの状態になる。
・EDや睡眠障害が起こる。
・脳の演算能力が落ちてくる。
認知に関する能力が落ちるので、物忘れなどが多くなる。
40代以上の男性であれば誰にでも起こりうることで、
これらの症状にストレスを感じることで、
さらに男性○○障害の悪いループに
入っていってしまうのだそうです。
「これらの変化によってストレスを感じると、
副腎というところから、
ステロイドホルモンという、
ストレスに対応するホルモンが出てきます。
すると、ストレス対応ホルモンが精巣からの
男性ホルモンの分泌をさらに
抑制してしまうという状態になるようです。
要は、
1個トリガーが外れてしまうと、
ストレスを中心に男性ホルモンの低下が
どんどん起こって、
”男性○○症状”が悪化していくという、
悪いサイクルに入ることになります」
このように、男性○○障害にはストレスが
大きく関わっているのだが、
それには中高年男性が普段の生活で感じる
ストレスも含まれる。
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発症するかどうかのカギは、
その人が生活の中で抱えているストレスにもあるようだ。
「例えば、家庭でも職場でも対人関係がうまくいっていて、
ストレスをあまり感じない状況だと、
テストステロンの低下の具合が緩やかになります。
コロナ禍では自宅で待機する状況が増えて、
今まで会社員として働いていた中高年以降の男性が、
それまで慣れ親しんだ居場所を急になくすという
ことが起きたために。
そういう人は、会社という集団社会での
成功体験でストレスを
解消できる場所をまず奪われてしまう。
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しかも、実は家庭の中でも居場所がなかったことに気づいて
、強いストレスを感じて、
鬱のような状態になってしまうケースも多くあったようです。
鬱っぽくなると精神科に行かれる方が多いんですが、
今までに経験したこともないようなストレスを感じると、
ものすごく急激に男性ホルモンが落ちるので、
男性○○の症状である可能性もあるんです。
不眠などの場合、精神科で処方される眠れる薬を使うと
男性○○障害がかえって悪化してしまうこともあるそうだ。
だが、単なる老化と見分けがつきにくい
症状を○○ではないかと
疑ってかかること自体、なかなかハードルは高い。
「やっぱり年を取ったということで、『こんなもんだろう』
って納得してしまうことは多いと思います。
でも、“こんなもんじゃない”可能性もあるんです。
あるいは、これは本当に老化なんですか、
老化っていう言葉にマスキングされている
病的な状態なんじゃないですかっていう可能性です。
治療は血液検査で血中のテストステロン濃度を調べて、
低い場合にはテストステロンを補充する。
筋肉注射が主流だったが、最近の注射剤の供給状況から、
現在は皮膚から吸収するタイプの塗布薬を処方されている。
そして薬による治療と同様に大切なのが、生活習慣のアドバイスだと言う。
「やっぱりその薬で治療する前に、
生活習慣の中でストレスの原因となるようなものを
断つようなアドバイスも必要なんです。
ストレスによって男性ホルモンが
必要以上に下がりすぎた方に対しては、
男性ホルモンの血中濃度を1回良くしてあげた上で、
生活習慣を改善して自信がつくと
離脱できるっていう人が意外と多いとそうです。
すべて“老い”のせいにしてあきらめてしまうのは早いのかもしれない
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最近気になった記事でした。
最後まで読んでくれてありがとうございました。