サウナ狂20年の結論 | 不幸を書こうか幸福を書こうか、それが問題だ

産まれてから自分の身体についての悩みは山のようにあったけど、一番は浮腫かもしれない。


 普通にしてても、朝起きると目が腫れてお岩さんのようになる。


 今から20年くらい前に田舎者の私が初めてお風呂屋さんでサウナに入った。


 汗が出てスッキリした気がした。  


 気がしただけかもしれないけどそれ以来、浮腫みを解除する手段としてサウナという心強い解決策ができた。 


 実家の田舎と違い嫁いだ場所では同じ市内にスーパー銭湯がたくさんありスポーツジムにもサウナはあった。





気がつけばNOサウナNOライフになっていた。





 それこそ、飲水と水風呂があれば1日中サウナの出入りを繰り返しても平気で 

 体重を測ると軽く四キロくらいは抜けた。 


 その日は、浮腫みもすっきりする。 



 やめられない。 



 それを繰り返して20年。



 ここ数年でそんな私に変化が起こった。

 サウナではなく運動で汗をかく。 

 その時の、喉の渇きや顔のむくみの違いに、気がついてしまった。


 サウナに2時間入るなら30分のジョギング。 



 たまに、狂ったようにサウナに入っても運動した時のように水分は抜けず喉も渇かず時間が無駄に感じるようになってしまった。




 今でもサウナは好きだけど必須ではない。


 サウナが悪いわけではない。


 でも20年、仕事のように毎日入っていたサウナ好きだが飲めばもとに戻る、という事実を確信した。 


 飲んで寝れば朝には顔がパンパン。

それを、抜くためにサウナに入る。というか、入らねば人前にでられない。


 何故か、運動で汗をかいた時はサウナを必要に感じなく喉が渇くので水分を取るけど次の日に顔が浮腫んで目が開かない、ということは無くなった。


 何時間もサウナにかけていた自分は何だったのだろう、と思う。


 運動がサウナの代わりになったのではなく無理やり何かを解決するのでなく、もっと自然にそのままで欲望のままで良いんだとわかった。 





 自分を苦しめずに。それでいいと思う。



ドM傾向の私が初めて自分に優しくなれた。