母が癌の診断を受けるまでと
手術をした今日まで
お世話になっていた病院は4つ。
診断が、それぞれ違う。
1つ目は、いつもお世話になっている町の個人病院。
胃が変だと言えば胃薬
便が出ないと言えば下剤を出してくれる。
今まで、検査を勧められたことはない。
2つ目は、1つ目の病院がたまたま休みで紹介された別の個人病院。
すぐに検査を勧められ
癌だと診断される。
胃がん、肝臓がん、大腸の変形。
大腸の変形は、癌に移行するかも、と言われた。
そこで、癌専門の病院を紹介された。
3つ目は、町の総合病院
救急車で、搬送された。
癌専門の病院に行く前に緊急搬送されたことにより、
一時的にお世話になるが
ここでも検査をしてくれて
胃がん、肝臓がん、があり
手術の難しさ、
生存の可能性の低さ、
など言われ
手術中に死んでしまうこともあること
手術をしない、という選択肢もあることを言われた。
4つ目は、
実際に手術を行ってくれた
癌専門の病院。
手術は、死ぬ確率1%
手術しない選択肢はない、
と言われた。
大腸の変形は癌にはならない、と言われる。
母の病気ひとつをとっても、診断や対応が違う。
何が良いのか、何がベストなのか、
家族には悩ましい。
なにしろ、先生と話す時間が、少ない。
詳しくことは、いつもよくわからない。
日本は恵まれている。
国民健康保険も、医療保険もある。
わかっているが、
なんか、ズレてる。
なんで、そう感じるんだろう。
病院に頼らないとならない。
でも、不安がつきまとう。
政治と国民生活がかけ離れてしまっているように
患者に寄り添う医師に私が出会えていないだけだろうか。
ベストを探す、それがどの家族もしていることだろう。
それしかできない。