母は7月の9日に胃がんと肝臓がんの摘出手術をした。
日曜日に面会をした時は
固形物はまだ食べられず
重湯とスープをほんの少し口にしていた。
いやいや食べていた。
ほんの数口、飲んで蓋を閉めた。
それから、まだ2日だから
大して状態は変わっていないだろうが
早朝、変な時間に母から電話があった。
ウェットティッシュを買って来て欲しい、という。
看護師さんがいろいろちゃんと拭いてくれない、という愚痴だったが
これは昔からの母特有のこだわりから来る愚痴だ。
そんなこと、そこまで、気にする?
ということをものすごく気にする。
普通のティッシュじゃだめなのか?
とか思ったりもしたが
こだわりが強すぎるので、言うだけ無駄なのは知っていたので、言わなかった。
体調はあまり変わらないはずだが
もう始まったのだ。
愚痴攻撃だ。
こだわる場所が少し、私とは違う。
一貫して気にしているのは眠りだ。
何十年も不眠を訴える。
眠れない愚痴攻撃だ。
電話の感じだと
やたらと元気に
愚痴をこぼしていた。
看護師の愚痴
父親の愚痴 不眠の愚痴
とにかく、そんなところ。
昔と同じだけれど少し気になる。
こんなに元気?
術後何日も経っていないし、
大して食べられない
寝られない
なのに、こんなに元気な声で話せるの?
せん妄のとき
やたらと元気に、何十年も昔のことを
ひっきりなしに喋っていたときを思い出す。
軽く嫌な予感がする。
これは、娘の根拠のない予感。
近いうちに行かないとならないな。