チャールズダーウィン研究所が永久閉鎖!? | ガイドブックに載ってないマチュピチュ、ウユニ、ガラパゴス101の楽しみ方

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地球の裏側の南米が少しでも近くなりますように!

HOLA!あんりです。

とても悲しく
ショッキングなニュースが
入って来ました!

日本語では全く
ニュースになっていないようですが
本当だとしたらかなり驚きなので
お伝えしますね。

**************

"Science in the Galapagos Island is
 facing a huge battle to survive "


世界遺産第一号に登録されている
エクアドルが誇る人類の宝
ガラパゴス諸島カメ

メインのサンタクルス島にある
世界的に有名な研究所かつ
人気の観光スポットとなっているのが
チャールズダーウィン研究所です。

中学校の英語の教科書で
ガラパゴスとダーウィン、そして
この研究所についての文章が
ありました(覚えている方いるでしょうか)。


ガラパゴス諸島において
最も古く大規模な化学研究や
生態系の保護を担ってきた
このチャールズダーウィン研究所

(The Charles Darwin Reserach Station 
 =以降CDRSとします)

なんと!なんと!
今年2014年年末までに
永久的にクローズしてしまう
危機に瀕しているんだそうですカメカメカメ



Photo from CDRS official site : http://www.darwinfoundation.org/en/


ダーウィンが『種の起源』を出版してから
100周年の1959年に設立された
チャールズダーウィン財団

その化学研究の中枢として
1964年に発足したのがCDRSで
エクアドル&海外の自然科学者たちが
ガラパゴスの生態系の調査と保護のために
研究を続けています。


ダーウィンフィンチ、ガラパゴスペンギン、
そしてガラパゴスゾウガメなどの
絶滅危惧種を守り抜くための活動や
ガラパゴス諸島そのものの保護が
主な役割ですが

研究や保全には莫大な費用がかかり
寄付金を受けてはいるものの
資金ショートが原因で
研究所をクローズせざるを得ない
状況に追い込まれているんです。

CRDSは少なくとも年末までに10万ドル、
つまり1億2千万円以上を集金しなければ
財団は破産するんだそうです。



チャールズダーウィン財団が設立されて
今までの56年間でガラパゴスの人口は
2000人→30000人にまで増加。

観光客の数は20万人を超え
年々増加し続けており
宿泊施設や交通が増えることで
ガラパゴスの自然はダメージを受けています。

もしCRDSが閉鎖されてしまったら
ガラパゴスと生態系の保護が
将来的に直面するであろう問題やリスクは
誰が考えても明白なのです。

そして財団が破産して
研究所が閉鎖となると
70名のスタッフ(80%がエクアドル人)が
失業します。


チャールズダーウィン研究所を
閉鎖させないためにできることは

・お金を寄付する($50~)→こちらをクリック
・財団のメンバーシップに加入する→こちらをクリック


そして、
このニュースをより多くの人に広めて
危機的状況を救うこと
です。



一番してはいけないことは
無関心になること。

地球の裏側の遠い場所のことだからと
無視してスルーしていては
私たちが守るべき自然や
絶滅に瀕している生物を
救うことはできません。



が、あと1ヶ月しかないのに
こんなニュースが出てくるなんて
おかしくはないか?

こんなに観光客が増えているのに
資金不足ってことはないだろう?

という疑いの声も上がっています・・・ゴースト

真偽はいかに!?
年末には明らかになりそうですが
本当だとしたら、あなたにできることは
なんでしょう?

閉鎖されずに自然が守られることを
願いたいですね。

HASTA PRONTO!