専門病院の受診か回復施設の入所かの選択で、迷った私はコートさんからのメールを何度も読み返していました。
その中に「離脱症状があれば病院、なければ施設」という一文に照らし合わせて考えてみると
・離脱症状は見られないが、身体の衰弱がひどい(嘔吐・下痢により食事が摂れていない)
・本人は入院する覚悟で戻ってきた(多分・・)
なので、まずは一旦病院で解毒と3ヶ月間の断酒かなぁと思っていたところにコートさんが思いがけない言葉を。
「入院ってすぐできるのかな」
おー!!![]()
これはチャンスだ!と思った私は、事前に連絡すれば即入院が可能であることを伝えました。
「じゃぁ、(病院に)電話して」
・・・出ました、ケイトさんの他力本願。面倒臭いことは私に放り投げる。(なにせ私たちはこの時お互いに共依存だったので)
いやいや、入院するのは私ではないし、あなたは電話できないほどに体力がないわけではない。
これまでの私なら入院して欲しい一心で引き受けてしまっていたと思いますが、バウンダリー(境界線)を学んだ今は断る選択をしていました。
でも、いざ電話しても自分の状況を適切に伝えられないケイトさん・・・
たまらず「ねぇ、俺に代わって説明してくれない?」と依頼されたので「いいよ」と電話を代わり、明後日の入院が決まりました。本当は病院側からは明日でもよいと言われたのですが、ケイトさんが明後日にしたいと言い、一日延ばしになったのです。
翌日、ケイトさんは自分で入院の支度を整えていました。私は少しケイトさんと離れてる方がいいのかもと思い、ハローワークへ。私が帰宅したのは15時頃でした。
帰ると・・・、自転車がありません
。あぁ、やっぱり・・・
という思い。
と同時に今回もバックレるのでは? もしや泥酔して帰ってくるのでは!?
と一気に不安が押し寄せます。ケイトさんの財布には4・5万入っていたから(多分義母からもらってる)、パチンコで全部使ってしまうのか!?
様々な思いに支配されてしまった私は、たまらずコートさんに初めて電話をしました。
コートさんはCRAFTを基に対応の仕方を教えてくれました。
それは「事実と感情を分けて考える」ということでした。
・今日は今日であって、明日になったわけじゃない。入院は明日。今は今日。
・そしてケイトさんは出かけているだけで、飲酒しているかどうかはわからないこと。(無駄に不安にならない)
・仮に飲酒していてもコートさんの自由(責任)であって、明日入院できなくても私のせいじゃない。
コートさんと話せたことで少し落ち着きを取り戻した私は、コートさんのアドバイスに従って「私は悪くない。私のせいじゃない。」と声に出して自分に言い聞かせました。
間もなくケイトさんはお菓子とアイスをたんまり買って帰ってきました![]()
荷物にはパチンコ屋のティッシュも入っていたけど聞きませんでした。(聞きたかったけど、ぐっと我慢)
お酒の臭いはしなかった・・ような。一瞬、缶チューハイ飲んだのかな?と思いましたが、目は座ってなかったから飲んだにしても1本でやめたのでしょう。
二人で鍋を食べてお風呂に入って。相変わらず会話はほとんどありませんが、数ヶ月ぶりに穏やかな時間に私の心も緩んでいるのがわかりました。
ケイトさんは酔っていなければ私は安全でいられるからです。その余裕がCRFTやバウンダリーを意識して活用することを手助けしてくれていました。
入院の不安でいっぱいなのだろうな、自分のことでいっぱいなのだと弱々しいケイトさんを見ているだけの私。
ケイトさんは眠り薬を飲んでいましたが、寝付けないようでした。ケイトさんが心の中を占めている不安と闘っているのを感じ、私もなかなか眠りにつけない入院前夜でした。
同じようなことで悩んでいる方へ
依存症や悪習慣を匿名で相談・克服したい方向けSNS『クイットメイト』というアプリがあります。
やめたいのにやめられない苦しみは、決してあなただけではありません。
私自身も共依存カテゴリでお世話になっていて、仲間がいる心強さを実感しています。
もし興味があれば、ぜひ選択肢のひとつとして考えてみてくださいね。