英語リーディング力は「5段階」で伸びる!〜英語脳を作るための学習ロードマップ〜 | ニッポンを元気にする英語!

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日系企業で計4回10年超の海外生活を経験(注:その後外資系企業を経て独立起業)する中で、世界における日本のプレゼンスが年々落ちてきていることに強い危機感を覚えています。英語学習に資する情報発信を通し、少しでも日本人の実用英語力の底上げに貢献できれば幸いです。

「英単語も覚えた。英文法も勉強した。
それなのに英語長文になると急に読めなくなる…」

 

これは、多くの日本人英語学習者が経験する現象です。

 

実はそこには、日本の英語教育で見落とされがちな“ある重要な訓練”が存在します。

 

それが、

 

「英文構造を前からリアルタイムで理解する訓練」

 

です。

 

今回は、英語リーディング力がどのような段階を経て発展していくのか、そして「英語脳メソッド」がその中でどのような役割を果たすのかについて整理してみたいと思います。

 


英語リーディング力の5段階

第1段階

語彙・英文法の基礎知識習得

まず最初に必要なのは、英語という言語を構成する「材料」を知ることです。

 

具体的には、

 

・英単語
・熟語
・品詞
・時制
・不定詞
・動名詞
・関係詞
・仮定法

 

などの基礎知識です。

 

しかし、ここで非常に重要なのは、

 

「知識を覚えたこと」と「英文を読めること」は別である

 

という点です。

 

例えば、料理本を読んだからといって、すぐに料理ができるわけではありません。

 

英語も同じです。

 

単語や文法を覚えただけでは、まだ「英文をリアルタイムで処理する力」は身についていないのです。

 


第2段階

単文レベルの英文構造理解訓練

ここが極めて重要な段階です。

 

そして、まさに「英語脳メソッド」の核心部分でもあります。

 

例えば、次の英文を見てみましょう。

 

When water freezes in the cracks of rocks, it expands.

 

この英文を読んだとき、

 

・どこまでが修飾語なのか
・主語は何か
・動詞は何か
・文の骨格は何か

 

を、前からリアルタイムで把握できるでしょうか?

 

多くの学習者は、

 

「文法知識の暗記」

 

は行っています。

 

しかし、

 

「その知識を使って実際に英文構造を解析する訓練」

 

が圧倒的に不足しています。

 

この段階で鍛えるべきなのは、

 

・返り読みをしない力
・英語を前から処理する力
・英文の骨格を瞬時に見抜く力
・S/V/O/C/Mを認識する力

 

です。

 

つまり、

 

「知識」を「処理能力」に変換する段階

 

と言えます。

 


第3段階

高難易度英文の構造解釈訓練

単文が読めるようになると、次はより複雑な英文へ進みます。

 

例えば、

 

・関係詞の多重構造
・分詞構文
・倒置
・挿入
・抽象的な学術英文

 

などです。

 

ここで重要なのは、単なる和訳ではありません。

 

必要なのは、

 

「英文の骨格を崩さずに読み続ける力」

 

です。

 

英文が長く複雑になっても、

 

「今どこを読んでいるのか」
「主節はどこか」
「修飾語はどこまでか」

 

を見失わないことが重要になります。

 

この段階で、英語脳の精度が一気に高まっていきます。

 


第4段階

中文単位の読解訓練

ここで初めて、

 

「文と文の関係」

 

を読む力が必要になります。

 

例えば、

 

however
therefore
in contrast
for example

 

などの論理マーカーを使いながら、

 

・筆者の主張
・具体例
・対比
・因果関係

 

を理解していきます。

 

実は、

 

「1文なら読めるのに、段落になると読めない」

 

という人は非常に多いです。

 

その原因の多くは、

 

「論理構造」を追えていないこと

 

にあります。

 


第5段階

長文単位の読解訓練

最後は、文章全体の設計図を理解する段階です。

 

ここでは、

 

・パラグラフ構造
・筆者の主張
・要約力
・情報整理力
・予測読み

 

などが必要になります。

 

そして、ここで初めて、

 

「速読」

 

が成立します。

 

本当の意味で速く読める人は、

 

「単語を速く見ている」のではなく、

 

「構造処理が高速化されている」

 

のです。

 


英語脳メソッドはどこを担うのか?

英語脳メソッドの本質は、

 

「英文を前から、構造に従って、リアルタイムで処理する能力」

 

を鍛えることにあります。

 

特に重要なのが、

 

第2段階
「単文レベルの構造理解訓練」

 

と、

 

第3段階
「高難易度英文の構造解釈訓練」

 

です。

 

多くの学習者は、

 

単語帳を何冊もやり、
文法問題集も何周もします。

 

しかし、

 

「英文構造をリアルタイムで解析する訓練」

 

を十分に行っていません。

 

その結果、

 

知識はあるのに読めない

 

という状態に陥ってしまうのです。

 


英語脳とは何か?

英語脳とは、

 

英語を日本語に変換してから理解するのではなく、

 

英語の語順のまま、
前から意味と構造を理解していく能力

 

です。

 

つまり、

 

「英語を英語のまま理解できる状態」

 

と言っても良いでしょう。

 


まとめ

英語リーディング力は、突然伸びるものではありません。

 

適切な順番で、適切な訓練を積み上げることで、

 

初めて、

 

「英語を前から理解できる状態」

 

へ到達します。

 

そして、その中核にあるのが、

 

「英文構造をリアルタイムで理解する力」

 

なのです。

 

英語学習に伸び悩んでいる方は、

 

「知識不足」

 

だけではなく、

 

「構造処理訓練不足」

 

という視点から、自分の学習法を見直してみると、大きな突破口が見つかるかもしれません。