楽しけれども神経摩滅…大塔川遡上の旅【6】~大塔線2号隧道と巨大魚道(和歌山県田辺市本宮町静川) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

【5】より続く。

 

 

すぐのところに次なるアレがあるので、安心して停めておけるつゞら谷橋南詰に車を置いたまま、徒歩で向かった。

 

 

で、前回の伏線のうち一つをさっそくに回収。これは歩きながらつゞら谷橋を振り返った一枚だが…おわかりだろうか?

そう、つゞら谷橋から先、ついに道はダートになった。

 

とにかくお腹の弱かった懐かしのノートさん、ダートは苦手にしていましてね。この日、果たしてどこまで舗装路が続いてくれるんだろうというチキンレース的展開だったんだが、あーここで尽きたかあ。

まあここはまだ超快適なフラットダートだし、しばらくすると舗装が復活なんてのもあるあるやしな…。とにかく今は目の前のことを楽しもう。

 

 

 

 

てなわけで、目の前のこと。

すなわち、次なる隧道!

 

 

 

 

例によって扁額も銘板もないが、

お名前は大塔線2号隧道。Q地図によれば、1号隧道と同じ1956(昭和31)年建造とのこと。

 

 

 

 

無骨極まりないコンクリポータル。

質実剛健、実用一辺倒って感じだ。

 

 

 

 

同じくQ地図によれば、延長は38.6mってことだが、

その短い延長の間、ずっと曲がってる。手前はコンクリ巻き立てだが、三分の二以上は素掘りのモルタル吹き付けなようだ。そういえば、隧道内は舗装が復活してるな。

 

 

 

 

ついつい撮りたくなる、こういうの。

 

好きなんだぁ~(笑)。

 

 

 

 

で、隧道を抜けて…振り返る前に、この景に目を奪われた。

美しい大塔川に設けられた、二段の大きな堰堤と、それらをパスする巨大な魚道!これ魚道よね?

 

 

 

 

上段の取り付きをズームで。

これ、いつごろできたもんなんだろう。林鉄時代より前なのか、後なのか。

 

 

 

 

引きで全景を。

規模デカ!ここまで立派な魚道、見たの初めてかも。

 

 

 

 

思わず忘れそうになった、2号隧道奥地側。

奥地側のみポータルがないのも、1号と同じ。

 

そうそう、隧道内こそ舗装が復活していたが、この写真を撮ってる足元あたりで終わってた。やっぱこっから奥はダート基調か~…。

 

 

 

 

再び通り抜けて、

車に戻った。

 

 

 

 

なんだかんだでここにノートさんを停めてたのは、たかだか13分ほど。

つまり、そこまでのんびりしてたってわけじゃ~なかったんだけどね…。

 

 

 

さて、9時19分、進軍再開。ここからはダートの試練がいつ本格化するか、のチキンレースだ。

 

【7】に続く。