【5】より続く。
すぐのところに次なるアレがあるので、安心して停めておけるつゞら谷橋南詰に車を置いたまま、徒歩で向かった。
で、前回の伏線のうち一つをさっそくに回収。これは歩きながらつゞら谷橋を振り返った一枚だが…おわかりだろうか?
そう、つゞら谷橋から先、ついに道はダートになった。
とにかくお腹の弱かった懐かしのノートさん、ダートは苦手にしていましてね。この日、果たしてどこまで舗装路が続いてくれるんだろうというチキンレース的展開だったんだが、あーここで尽きたかあ。
まあここはまだ超快適なフラットダートだし、しばらくすると舗装が復活なんてのもあるあるやしな…。とにかく今は目の前のことを楽しもう。
てなわけで、目の前のこと。
すなわち、次なる隧道!
例によって扁額も銘板もないが、
お名前は大塔線2号隧道。Q地図様によれば、1号隧道と同じ1956(昭和31)年建造とのこと。
無骨極まりないコンクリポータル。
質実剛健、実用一辺倒って感じだ。
同じくQ地図様によれば、延長は38.6mってことだが、
その短い延長の間、ずっと曲がってる。手前はコンクリ巻き立てだが、三分の二以上は素掘りのモルタル吹き付けなようだ。そういえば、隧道内は舗装が復活してるな。
ついつい撮りたくなる、こういうの。
好きなんだぁ~(笑)。
で、隧道を抜けて…振り返る前に、この景に目を奪われた。
美しい大塔川に設けられた、二段の大きな堰堤と、それらをパスする巨大な魚道!これ魚道よね?
上段の取り付きをズームで。
これ、いつごろできたもんなんだろう。林鉄時代より前なのか、後なのか。
引きで全景を。
規模デカ!ここまで立派な魚道、見たの初めてかも。
思わず忘れそうになった、2号隧道奥地側。
奥地側のみポータルがないのも、1号と同じ。
そうそう、隧道内こそ舗装が復活していたが、この写真を撮ってる足元あたりで終わってた。やっぱこっから奥はダート基調か~…。
再び通り抜けて、
車に戻った。
なんだかんだでここにノートさんを停めてたのは、たかだか13分ほど。
つまり、そこまでのんびりしてたってわけじゃ~なかったんだけどね…。
さて、9時19分、進軍再開。ここからはダートの試練がいつ本格化するか、のチキンレースだ。
【7】に続く。