【5】より続く。
渡れずの橋を渡ったここは、Point of no return.
このまま進軍を続ける。
改めて地理院地図を確認。
ご覧のようにその先にも激しく枝分かれしながら続いているんである。
振り向いて、
新城跨道橋に最後の一瞥。この橋には、二度と来ることはないだろう。下をくぐることはあるだろうけど。
付近にあった「建」と刻まれた杭。
近畿地方建設局のものかな?
しばらく進むと、分岐が現れた。
地理院地図では三方向…見方によっては四方向に分岐しているその場所だと思うが、現場では直進と斜め左…すなわち写真の道しか気づかなったな。
とりあえず、斜め左へ。
実にしっかりした道。そういえばこの道沿いにはたくさんくくり罠が仕掛けてあったように思う。方向的にはこの先にはゴルフの打ちっぱなしがあるが、なんか関係あるのか?
ていうか、「打ちっぱなし」って関西弁か?
しばらくこの道を辿ったが、
特に面白みもなく、地図上でも行き止まり。ほどほどでやめて、適当なところから右側の斜面を降りて行った。
降りた先は、広い窪地。
そこから振り返って見上げた道筋。これが、先ほどの分岐を直進した道である。
窪地の様子はこんな感じ。
かつてはなにがあったのかな?やはり田畑だろうか。建物基礎のような人工物は、(見た範囲では)見られなかった。
その一画にあったのが、
この巨大なヌタ場。周囲の木に擦り付けられた泥も見える。けっこういるのかなあ、野生動物。
窪地の端から振り返り。
この時点で、橋を後にして10分少々ってところ。
窪地を後に、進軍再開。
このまま実線で描かれた道を辿って、現世へ脱出することを目指した。
というわけで、
折々にスマホで現在位置を確認しながら
方向を修正しつつ進んでいくのだが、
あるべき方向に道がなかったり、もはや完全にロスト。単に進める方向に進んでいるに過ぎない。いったいどうなってんだ?
どことわからぬところで見つけた、
アルミのやかん。突然現れた人の痕跡に、ちょっとほっこりした。
なんだけど、
いよいよ道がないだけでなく大きな段差で行く手を阻まれることが増え、進める方向がさらに限られてきた。
そして~、
ふたたびの激藪!いや参った。
そんなこんなで藪漕ぎをしながら行ける方に進んでいると…
【7】に続く。