到達困難?新城跨道橋アタック記【4】(滋賀県甲賀市水口町水口) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

【3】より続く。

 

 

屈辱の敗退から7か月後となる、2023年12月24日、クリスマス・イヴ(笑)。満を持して、リベンジアタックを敢行した。

 

今回のアタックは、珍しくわたくしからお声かけして二名のお仲間とともに敢行した(同好が同行…プププ)。この物件は成功するにしても失敗するにしても、仲間がいた方が面白いかな、と思って。「到達できない橋」ということで、幸いお二方とも興味を持ってくださった。

 

しかしながら「都合」により、お名前は控えさせていただく、まあ仮に、お名前とは全然関係ないA氏、B氏としておこうか。どんな「都合」かは、今回と次回の内容を見てお察しいただけますれば…。

 

 

 

さて、この新城跨道橋アタックは車の駐車場所に恵まれないため、別場所で一台に乗り合わせて臨んだ。

まずは事前に、現物を見ていただいて。

 

 

 

 

そして7か月ぶりに、

あのアプローチ地点へ。

 

前回きり拓かれて間もない感じだったのが、すでに道路ができて住宅の建築も始まっていた。でもアプローチには変化はなく、まずは安心。

 

 

 

 

竹藪パートに入る前に、

前回は気づかなったコーラの空き瓶があった。

 

 

 

 

さすがに冬、前回に比べても格段に歩きやすく、

さくさくとプチ切り通しを抜けた。

 

 

 

 

 

 

…こっからが問題…というか、とほほ…。

 

記事を書くにあたり改めて写真を見返したら…ウソでしょ?どんだけ写真撮ってないん?わたくし。アタック失敗を3回にも分けて執拗に報告し、そのリベンジとして満を持しての再アタック…という、まさに「さあ、ここ!」っていう局面なのに、

 

 

 

 

いや、あの…

いきなり橋に到達しちゃってるとか、最悪や~。ないわ~記事的に。タメもクソもないやん…。

 

実際のところ、橋のたもとの電柱の先は、見た目ほぼ前回と変わらぬ篠竹の激藪で、パッと見てあ~やっぱ全然ダメかー!とか言った記憶があるんだが、藪に強い(笑)同行のA氏が力づくでこれをなぎ倒して突破、橋へ先導してくださったのだった。

 

なんでこれらを一切撮ってない?まったく、何をやっとるんだねキミぃ!

 

 

ということで、はなはだ盛り上がりに欠ける展開で心苦しいが、晴れて新城跨道橋に到達!…うーん、感動が伝わらん…

 

 

 

 

橋面の高さからのサイドアングル。

道路から何度も見ていたとおりの、方杖ラーメン橋だ。

 

 

 

 

橋はしっかりとフェンスで封鎖されていたが、

そこはそれ。立入禁止とは書かれていなかったので、もちろん失礼しまして…。

 

 

 

 

よっしゃ!

ついに立った!「あの橋」の上に!なかなか感無量だ~。

 

 

 

 

振り返ってみれば、

橋の取り付きはこんな状態。やっぱりこれでも、5月よりは植生はすこ~しだけマシかもしれない。ね?立入禁止の表示、ないでしょ?(フラグ ついでに申せば、橋に関する情報(親柱や銘板)の類も一切なかった。

 

そして赤矢印で示したのが、例の電柱。やはりこんなにもすぐそばだったんだ、橋は。このわずか10mほどに跳ね返されたわけですな…。

 

 

 

 

わずかな地覆には点々と、

かつてはあったのであろう欄干柱を切断した痕跡。ここまでの写真でわかる通り、現在は取り付きの2mほどだけが残されている状態である。

 

安全に渡るための設備を撤去するなんてのは、ただごとではない。周辺状況を含めてこれらが示すのはただひとつ。この橋の実態としては完全に「廃橋」と表現して差し支えない、ということ(ただし、バイパス上に架空しているため管理上は「生きてる」橋だと思う)。

 

ちなみにQ地図によればこの新城跨道橋、管理者は甲賀市ではなく近畿地方整備局、所属路線もバイパス開削前から存在する里道的なものでなく、なんと国道1号線の橋、ということになっている。へぇ~~。

 

 

 

 

で…

どうする?どうすんのよ?

 

 

 

【5】に続く。